2024年05月04日

★代表質問/これからの図書館について/令和6年3月議会

代表質問/これからの図書館について

図書館とは
今議会において、図書館設置条例の条例改正の議案が出されていますが、それに関連して行政における図書館事業の本来的な意義についてから、様々お聞きしてまいります。

そもそもなぜ公立図書館はあるのでしょうか。

図書館では、市民である限り、所蔵されている本や資料を無償で閲覧、借りることができます。なぜ無償で借りることができるかといえば、経済的な理由によって知識情報の取得に制約があってはならないという意味だと個人的には解釈しています。

思えば私たちは小中学校を通じて大学に至るまで、その学習環境においては、常に図書室という図書館機能があり、特にお金のない小中学校時では、図書室の本をわくわくしながら選び借りた思い出があります。

しかし長じて、社会人となり、自分のお金が使えるようになって以降は、特に私に限って言えば、図書館に行ったことはただの一度もなく、議員になってから、図書館では本が無償で借りられることに改めて驚いたものです。

無論図書館の意義は、無償で貸し出すことだけを意味するものではありません。

それでは、図書館とはそもそもどんな背景で造られたか。そしてまた、今日的にはどんな意義があるのかお伺いいたします。

今回提案されている議案では、現行の市内6か所の図書館が、駅前図書館と現在進行中の南部図書館の二つに整理される議案が出されています。

行政改革の一環としての統廃合
私は公共施設の再編、統合の観点で言えば、清瀬市公共施設等総合管理計画にも示されているとおり、学校への集約拠点化に向けて、学校再編の状況を踏まえながら、小学校への統合、施設複合化や、予約、貸出し機能の設置の一環ともいえ、しかるべしと思っています。

とはいえ、地域拠点としての学校施設への集約化は、まだ始まっていない現状で、図書館施設が先行実施されるのは少々無理があるのではとも思っております。

上程されている内容では、来春、令和7年から1年弱、南部図書館ができるまでは駅前図書館1館体制、再来年、令和8年の初頭の南部図書館完成後からは2館体制になるとのことです。

図書館閉鎖の代替としての配送サービス
図書館の施設としての数が減少することに対する代替策としては、配送サービスをご検討とのことですが、これは現在ご利用いただいている方に対するフォローとともに、議案第17号資料にも書かれている図書館の現状のうち、地域間格差、つまり住んでいる場所によっては図書館が利用しにくいということから、地域の図書館をなくしてしまうと、ますます地域間格差が出てしまうということに対する代替策であろうかと思います。

私は代替案としては、もちろん宅配もあっていいと思いますが、やはり本来の学校施設への集約化の流れで言えば、学校図書館の地域コミュニティ施設として開放するという方向で、地域間格差を解消してほしいと思います。

いずれにしても、人の集まるところに人は行くという人間の行動様式、また人は人と会うことで元気になるということからも、在宅で事足りるサービスではなく、人と会うこと、出かけることを本市は推奨していくべきです。

とはいえ経済的理由、ないし身体的理由で出歩けないという場合もあります。その意味では、宅配というサービスそのものを否定するつもりはありませんが、そうした制約のある方、またそれ以外の方にはある一定の費用負担を生じさせるべきと思います。ご所見をお伺いいたします。
【答弁/南澤志公教育部長】
図書館の社会的意義の変遷
図書館法においては、図書館は、図書、記録、その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施設であり、そのサービスは市民の希望に沿い、学校教育を援助し、家庭教育の向上に資することになるよう留意して行うと示されています。

また、教育基本法の理念である教育の機会均等に基づき、公立図書館は入館料、その他、図書館資料の利用に対するいかなる対価も徴収してはならないとされ、全ての国民が貧富等により利用に制約を受けることのないようにされているものと認識しており、このような図書館の意義や在り方は変わらないものと考えております。

地域図書館の体制の見直しと宅配サービスについて
次に、いただいたご質問の、地域図書館の体制の見直しと宅配サービスについては関連がありますので、併せてお答えさせていただきたいと思います。

近年、図書館の利用状況は、貸出し者数、貸出し点数とも減少傾向にあり、この1年間に図書館の資料を一度でも借りてくださった市民は1万人を下回る人口の約13%にすぎません。また、社会に大きな影響を与えたコロナ禍において、本市は一時的ではあったものの、図書館を閉める選択をせざるを得なかった期間があったほか、利用者の感染リスク回避によっても利用は減少しました。

これらのことについて本市は、市民の皆様から託していただいた税を原資とする公共サービスの在り方を改めて考える機会として、また、図書館が社会的な意義を果たしていく上で立ち返るべき教訓として捉え、より多くの市民の皆様に活用される図書館、また、サービスを持続的、安定的にご提供できる図書館を目指すことが必要だと考えています。

一方、市民の生活のスタイルの変化や様々な分野での技術革新などにより、図書館に対する市民のニーズは変化しています。

市政世論調査や行政評価アンケートでは、図書館に対して資料の充実を望む、従来からのご要望に加え、電子書籍の充実、スマートフォンやホームページを活用した予約サービスの充実、貸出し図書の宅配サービスなどの回答が上位にあり、来館しなくとも本が借りられる環境整備が求められていると分析をしております。

このことを裏づけるかのように、インターネットによる予約サービスについては、10年ほど前と比べ倍増しています。読みたい本をあらかじめ予約し、ピンポイントで図書館にお越しになり借りて帰るという図書館の利用の仕方が増えていると言えます。

このような状況を踏まえ、本市はより多くの市民に図書館の資料を活用していただける仕組みとして、市民なら無償でご利用いただける本の宅配サービスを導入したいと考えています。このサービスを通じて、パンデミックのような状況が再び起きたとしても、市民にサービスを提供し続けられること。また、図書館に行くための時間の確保ができない方や、交通アクセス、年齢的な問題などから図書館に行くことが難しい方々にとって、図書館がより活用しやすくなる環境づくりを進めてまいります。

本定例会に上程させていただきました、図書館設置条例の一部改正による図書館の2館体制は、さきに申し上げた取組の実施に必要な環境を整えるためご提案させていただいているものでございます。

とは申し上げましても、議員からお話がございました、学校施設に地域レベルの公共施設の機能を集約し、コミュニティの拠点としていく考え方は、本市の公共施設再編計画に掲げる基本的な考え方でございます。

その実現には様々な課題がありますが、長期的な視点で考えていきながら、現在取組を進めております新校の整備など、実施可能な機会を捉えて公共施設マネジメントを適切に進めてまいりたいと考えております。
今日実は図書館事業と学校がメインだったんですよ。これ絶対ボリュームがあるので後回しにしたら、あと30秒です。またこれは予算特別委員会で、ちょっと別枠でやらせていただきます。  

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report | 学校・教育・子育て

★代表質問/清瀬の未来創造・清瀬駅周辺整備について/令和6年3月議会

代表質問/清瀬駅周辺整備

清瀬駅の北口再々開発と南口再開発のロードマップについて
昨年の代表質問では、市長の表明された清瀬駅北口の再々整備、南口の再整備について大きな期待とともに様々お伺いをいたしました。

そこで、今年度1年間にわたり行われた基礎調査ならびに清瀬駅周辺の自治会や事業者、ワークショップの内容について、また今後のロードマップについてお伺いをいたします。
【答弁/澁谷桂司市長】
清瀬駅周辺の未来構想ビジョンの策定に向け、今(令和5)年度は基礎調査を行ってまいりました。調査では、清瀬駅周辺の人口や世帯の状況、建物や道路の状況など、現況の整理のほか、清瀬駅周辺にお住まいの方や駅周辺を訪れたことがある方に対しまして、駅周辺での行動や駅周辺に対する意識、今後のまちづくりについてのアンケート調査を行ったところでございます。

また、商店街や地元自治会、また、円卓会議の皆様に清瀬駅周辺の魅力や改善してほしいことなどのヒアリングを行ったところでございます。

さらに、市民ワークショップを3回開催させていただき、現在の清瀬駅周辺の魅力や課題、20年後に期待する町並み、そのために必要な取組をテーマに、市民の皆様からアイデアやご意見をいただいたところでございます。

今後はこの調査を基に、令和6年度、令和7年度の2年間をかけまして、市民の皆様や議員の皆様とともに、清瀬駅周辺の未来構想ビジョンを策定してまいりたいと考えております。

清瀬駅北口は東久留米駅北口エミオを参考に
清瀬駅ももうこれ去年市長が言っていただいて、山田太郎、マック、あそこら辺はもう2階にしたいとおっしゃっていてすごいなと思って、何かそういうところあったなと思って私考えたら、東久留米市がそうですね。東口、北口のあそこのエミオは2階建てになっていてすごくおしゃれな、こういうルーバーがある外観で、とてもきれいでおしゃれで、ああなっていけばいいなと思うし、そういう意味では、駅舎改修になってきますから、駅前再々開発と駅舎改修はセットだと、駅の西武鉄道の見解もありますし、また、市長ご自身もそうおっしゃっていたので、そういう意味ではこれまで我々がなじんでる清瀬駅というのは全く違った様相になってくるということが、近未来に予想されるということで、これも期待をしてまいります。

東久留米駅北口Emio
東久留米駅北口のEmio
  

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report | シティデザイン・その他

★代表質問/健康推進施策について/令和6年3月議会

代表質問/健康推進施策について

胃カメラによる胃がん検診はいつから実施か
健康推進施策として、胃がん検診についてお伺いいたします。がん検診の受診率の向上や、内視鏡による胃がん検診などは、科学的根拠に基づく質の高い検診を実施するため、清瀬市がん検診受診率向上委員会を設置し、目標や方策について検討を進めるとありますが、特に消化器の内視鏡検査は市民待望の検査と言えます。

具体的に実施が予定される時期や詳細についてお伺いをいたします。
【答弁/澁谷桂司市長】
がんは近年医学の進歩により、早期発見をすることで治療の可能性も格段に向上してきているというところでございます。

本市では、これまでも国のガイドラインに沿ったがん検診を実施してまいりましたが、清瀬市、ここ数年間、がんに関わる医療費は増加傾向にあるというのが実態でございます。そこで本市では、がん検診の効果的な実施方法などを検討するため、来年度、令和6年度に清瀬市がん検診受診率向上委員会を設置させていただくことといたしました。

この委員会には、清瀬市医師会及び医療機関の専門医の先生の皆様にご参加をいただき、具体的な対象者や検査内容などをご検討いただく予定であります。

ご質問いただいております、内視鏡による胃がん検診につきましては、市内医療機関のご協力をいただきながら、令和7年度より実施をさせていただきたいと考えているところでございます。
胃カメラによる検診は厚労省の認可待ち
健康施策、胃カメラは、本当に待望の検診です。特に、胃を患っていらっしゃる方はたくさんいて、集団検診ですから、病巣を発見し、それを治療につなげていくことで生命を、危険を下げていくという仕組みなので、国のエビデンスが必要。国からのお金を頂いて検診をしている以上は。

ピロリ菌の除菌は保険診療対象
しっかりとした国の厚生労働省の指針があって、そのガイドラインによりエビデンスのある検診方法でないと、この検診はしっかりと死亡者を減らしますよというエビデンスがないとなかなかそれを採用できないということで、本来で言えば、ヘリコバクター・ピロリ菌の有無は胃がんに直結すると分かっているわけで、ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌そのものは健康保険の対象になっている。これ内視鏡による除菌じゃないと駄目だそうですが、除菌費用は健康保険の対象になっているので、本来であれば、その有無、ピロリ菌を持っているか持ってないかの検診は本当は集団検診でできたら、いわゆるABC検査ができたらいいと思いますが、これは国の指針を待たなければいけないんで、待っていてください。

  

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report | 優しいまち-福祉

★代表質問/能登半島地震について/令和6年3月議会

代表質問/能登半島地震について

能登地震から清瀬市の防災について
明るい年の幕開けから一転、元旦の夕刻に能登半島地震が発生しました。まさに地震活動期に入ったと言われる日本では、いつどこが発災してもおかしくない状況になっております。

こうした大地震を我が事として、我が身に置き換えていくことが防災につながっていくことは間違いありません。

その意味で今回、市長が全国市長会や東京都からの要請を待たずに、都内のどこよりも早く応援職員を募り、派遣を決断したことを評価いたします。

今回都合4回、計8人、延べ1か月余にわたって被災地支援に行った状況について、派遣された職員の声を交え、市長の感想をお伺いするとともに、防災全般について清瀬市の取組についてお伺いいたします。
【答弁/澁谷桂司市長】
能登半島地震につきましては、半島という地理的な条件もございまして、報道を見る限りではなかなか支援の手が行き届いていない状況が、当初見られたということであります。

そうした中で、清瀬市としていち早く職員を派遣し、少しではありますが、支援物資もお届けをすることができたことは、私どもにとりましても非常によかったかなと思っているところでございます。

先ほどご紹介いただきましたとおり、この派遣につきましては、4陣に分けまして2人ずつ、計8人の職員に現地に行っていただいたところでございます。これはいずれも立候補制でございまして、自ら名のり出ていただいて現地に派遣をさせていただいているという状況でございます。

毎回出発式を執り行いまして、多くの職員が見守る中で出発をし、帰ってきたときは帰任式という形で職員の前で報告を行っていただくという形式を取らせていただいたところであります。

報告をいただく中で、様々なことがあったということは聞いておりますが、現地の厳しい状況をうかがい知ることができました。また、改めて災害への備えの重要性を強く感じたところであります。

第1陣、第2陣と時間が進むにつれ、同じ罹災証明の発行事務であっても、受付業務が混雑する時期、また、その後に資料を整える作業が必要な時期、また、実地調査に出る時期など、必要な対応が刻々と変わっていくということが職員も実感をすることができ、平常時から災害を想定した様々な業務マニュアルの作成など、きめ細やかな準備をする必要性があるということを、職員は強く感じて帰任したところでございます。

こうした派遣職員の貴重な体験を無駄にすることがないように、派遣職員の報告会を開催するなど、全ての職員が今回の派遣、また、災害のことを自分事として共有するということにより、災害対策に今まで以上に真摯に取り組んでいきたいと思っているところでございます。

また、今回の災害から見えてきた課題であります、家屋の耐震化につきましては、今年度予算案に上程をさせていただいております、木造家屋耐震改修助成額の拡充や、新たな事業といたしまして、未耐震の賃貸物件から耐震化された賃貸物件への引っ越し費用の助成を計上させていただいているほか、女性や要配慮者等の防災対策検討委員会を設置させていただき、避難所運営体制の強化、充実にも努めてまいりたいと思っているところでございます。
現在の日本は地震の活動期
何といっても日本は地震活動期ということで、日本における、特にここ近年における地震の発生というのは、いわゆる活動期と非活動期と順繰り順繰りで起こるというんですね。幕末から今日までの100何十年間の間で2回大きな活動期があったと。

1853年、嘉永6年、ペリーが来た年は、それから後3年間のうちに5回の大きな地震があったそうです。地震はいっぱいあるんだけど、この5回というのは1,000人以上が亡くなるような大きな地震という意味です。嘉永6年、1853年から3年間のうちに5回あった。

また間隔が空いて、間隔が空いてもその間には大きな地震、小さな地震があるが、その間は1,000人以上が亡くなるような地震はない。その後あるのは昭和18年、1943年、ここからは6年間に、またやはり5回あるんですよ、1,000人以上が亡くなるのが。

それでまた、1,000人以上が亡くなる大きな地震はなくて、大きな地震はあるけど1,000人亡くならなくて、その後にあったのが阪神淡路大震災であり、東日本大震災でありということだそうなんです。

その周期が今来ているんだよということを言っているので、その流れで言えば、今房総沖のスロースリップと言われるものは、活動期における、いわゆる前触れ現象のように捉える専門家もいると。一般的にはスロースリップは震度5弱の地震が起こるよと。

清瀬市では、もし房総沖が震源地となって大きな地震が起きるとすれば、清瀬市が震度5弱になるかどうかはともかくとして、大きな地震が起こる可能性があるので注意しましょうねということでございました。

被災地への応援職員の派遣について
今回被災地に行っていただいた方々、我が事としてと、私事としてということで市長のお話がありましたとおりに、やはり生身でいくと、この間、東日本大震災でも清瀬市の職員の方が大勢行かれた。そして、市民の方も清瀬市でバスをチャーターしていただいて、ボランティア参加をしていただいた。5回ありますが、今回能登半島については、人間の首のように細いところの交通が遮断されてしまったために、日本全国から大勢の人に来られると大変なことになってしまうので、ボランティアは当面控えてくださいねということを、発災直後は言っていたからね。いろいろ東日本大震災と比較して言われますけど、そういうことがあった。

その中で、職員の方が被災地に行って、罹災証明の準備を、前処理というか後処理というかされて。私もお聞きしましたら、当然のことながら、町民の方々ともじかにお話をされたし、被災者でもある職員の方々とも一緒だった。特に今回行かれた方々は特に衣食住が大変だったそうですね。寝たのは議場だったし、着替えなんかも一応持っていったが、ずっと着っ放しで、仕事はいろいろな、今日はこの施設で、明日は何とかということはないのでもう着っ放しだったし、当然お風呂はないと。食べたものも、いわゆる衣食住については自己完結だから、食べ物も持って行ったし、ごみも持って帰ってきたしと。

そういうまさにリアルな状況を見られた職員の方々は、ぜひやはりこれはまず職員間で共有をしながら、いざこういうことになったら大変なことになるよと。BCPの観点からも、行政はゴーオンですから続けなければいけないんで、これは地震があろうと何があろうと、マストゴーオンなんでね、これはもうやっていかなければいけない。その中ではこんな大前提大変なことがあるんだよということをぜひ共有をしていただきながら、また備えていただければと思います。

機能別分団の創設は素晴らしい
そういう意味では、今回の能登地震での教訓としては、やはり発災直後、今回は津波がなかったが、家がいっぱい倒れました。家屋が倒壊して、言ったら阪神淡路大震災のときと似ていて、家屋倒壊による被害者が多かった。

その中で助け出すことがなかなかできなかったという意味で、今回、市長が去年つくられた機能別分団というのはよく分からなかったが、ここに来てよく分かった。重機を持って助けに行くことができるということなんですよ。これがだからできるんですよ。

だから、いわゆる消防にだけそれを任せていたら、来られないわけだから、それがもし分団に、そういう一つは重機を扱える人がいて、なおかつ重機があれば助けに行ける。市内7分団あるわけですから、それぞれが行くことができると。

清瀬市機能別分担発足式
機能別分担発足式。清瀬市HPより転載


機能別分団の編成規模について
今回機能別分団は12人いるということですが、7分団あるので、どういう割り方されるのか。今後ちょっと機能別分団はどういう目標、人数配置、過不足、足りているのか。または目標何人にしてくるのか。これは誰、総務部長ですね、よろしくお願いします。
【答弁/粕谷靖宏総務部長】
機能別分団につきましては、消防団員として経験があり、地域の特性や状況等を把握しており、災害時にはその知見を生かすことができることを想定しております。

人員につきましては今後、条例定数の範囲で、市内に所在する3大学にお声かけをさせていただき、学生の募集も行ってまいりたいと予定しております。

また、重機につきましても、一例ですが、株式会社大林組などの災害協定先から調達を想定しているところでございます。

重機を扱う人だから、大学生で募集しても集まるもんなんですかね。ちょっとよく分からないけど、いざというときのための機能別分団の充実、ぜひまたお諮りいただきたいと思います。

避難所を過度に重視しない。様々な避難のカタチ
本当はちょっと質問したかったんですが、この後、もう一つ能登半島で、今回の地震で教訓になったのはやはり避難所ですよね。ニュース等で見るところによれば、体育館で雑魚寝状態でとかということが散見されると。またトイレも、もういつもいつも言われるが、大変な状況になっているということを考えれば、どんな状況になっているかちょっとお聞きしたいところでしたけど、今度また会派で市内の避難所備蓄状況調査みたいなところに行って見てきたいと思いますが、ぜひ私は避難所充実もそうだが、かねて言ってるのは、段ボールベッドやパーティションは、それはもう理想的な数は用意できないのはそれは分かり切っていると言っては駄目だけども、なかなかそれは一遍に用意するのは難しい。

そういう意味ではやはりテントを持ってる人はテントで避難していただければいいし、車で避難できる人は車で避難すればいいし、そういう意味での逃げ場、テントを作れる場所というところをしっかり用意しておいてあげたらと思ってます。その意味ではもちろん学校体育館、学校校庭ということもそうだし、かねて言ってるリハビリテーション学院跡地もテントを建てる分には非常にいいところなんで、さっき市長ができない理由を言うのは、何だっけ、おっしゃっていたので、ぜひこの件もしっかり、もう本当あそこは、もう南部地域児童公園についてもそうだし、避難所という観点で言っても、本当私はあそこはもう何とかしたいと思っています。よろしくお願いします。

きよバスEVタイプを発災時に利用
これも実はお聞きしたかったんですが、今回きよバスがEVになりました。1台造っていただいた。乗せていただいたらもう全部の座席にスマートフォンのUSBポートがついていて、これはもうまさに防災に資するんだろうなと思いました。

EVタイプのきよバス

市内に沢山ある避難所のうちに、どこにこのきよバスを配置するんだという問題はありますが、それはご研究いただいて、スマートフォンの充電ができるとか、きよバスの、あらかじめお聞きしたら、EV車は100ボルトの電源があるそうですね。庁内にもEV車が数台あって、庁内にあるEV車はそのままじかに家庭用電源に置き換えることはできないそうです。アダプターか何か介すればできるそうなんで、ぜひそういうところもご研究をいただいて、庁内で持っている資源は発災時にはもう全部提供するということに当然なってくるんでしょうから、ぜひそれもお考えいただきたいと思います。

いろいろな意味で一番は、市民それぞれが備えることが大事なので、今本市の広報はすごいですね。もうキャロットバズーカとか、いろいろなことをやっていただいていますが、こういう、これほど充実した広報の中で、動画あり、ツイッター改めXあり、いろいろなことを駆使しながら、市民に注意喚起をしていただくということも、何だったか、イナバッチだったか、何かキャラクターがありましたね、キャロットバズーカに。ああいう彼が言うのと、我々が言うのとではやはり角度が違うでしょうから、ぜひそれもご研究をいただきたいと思います。

清瀬市は豪雨対策こそ急務
それから、豪雨災害についても、私は清瀬市の発災リスクから言えば、北多摩台地、武蔵野台地の、いわゆる北多摩ですから、中央線から北部分のいわゆる雨が降ったら、清瀬市にほぼほぼ流れていくんですよ。それぞれ川がありますから、そこに流れてきますけど、中央線から清瀬市に向かって標高はだんだん下がってくるわけですね。だからこそ柳瀬川はあれだけ広い段差がある。野塩団地の段差、台田の段差、柿の下の段差があって、柳瀬川になる。アカバッケの段差、非常に所沢市から見ても、清瀬市から見ても物すごい段差がある下に柳瀬川というのがあるので、所沢側からも北多摩からも雨を集めてくるわけですよ。

だからこそ、豪雨のときにはこの清瀬市は危ないんだということを再認識いただいて、その上で豪雨災害に備えるには、やはり市内全域で備えるということがないので、柳瀬川近辺に住んでいる方、空堀川近辺に住んでいる方、もし万が一、川が氾濫したら、家が持っていかれちゃう可能性のある方。こういう人はしっかりリストアップをして、その人たちに通知をしていく。線状降水帯が出ました。そしてまた豪雨災害が出ています。雨が降ってきました。これは避難指示が出ます。

こういう段階で、もうピンポイントに、私前も提案しましたが、電話を1本1本家にかけてくださいと言いましたけど、それは当然無理なので、今は何かすごく便利なものがあって、オートコールで、一斉メールみたいな一斉電話ですね。それがAIとくっついて、自動的にあなた逃げてくださいとか言うでしょう、きっとね。全然向こうの人が私はもう80歳で逃げられないよとかと、相手の方が言った声をしっかり録音して文字化して、所管課にバックする仕組みがあるそうなんです。これは先進市でどこだったか、やっている市があるそうなんで、ぜひこれもご研究をいただいて、この仕組みが清瀬市こそ欲しいなと私は思いますので、ぜひお願いいたします。

清瀬市内にある気象衛生センター、管区気象台と連携した豪雨対策を
それから、気象衛星センター、豪雨といえば気象衛星センター、気象衛生センター、管区気象台がこのほどニュースで、スーパーコンピュータが更新をされて、今までの10倍と言ったか、何倍の処理速度のあるスーパーコンピュータに刷新されたということでございました。それによって線状降水帯の発生も早く分かるようになる。

管区気象台

こういうことも、じかに聞いてホットラインが適用して危ないですよと教えてくれるのかと思ったら、なかなかそうはいかないそうで、忙しいし、清瀬市にだけ教えたら何で所沢市に教えてくれないんだとか、東久留米市に教えてくれないんだと怒られてしまうから、そういうことは管区気象台はしないんですが、だけど、気象庁から降りてくる、または管区気象台から降りてくる、そうした情報を清瀬市として特に分析できるような、気象予報士みたいな技能を持った職員の方も採用されたらいいのかなと思いました。これもご研究ください。本当は質問したいんですけど、ごめんなさい、9分しかないので。  

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report | 防犯防災

2024年04月08日

●ゲートボール場の屋根修復して頂きました。【野塩団地】

ゲートボール場の屋根修復して頂きました。

野塩団地の西側脇にゲートボール場があります。都有地ではありますが、市が借り受けていてゲートボール場の他、朝はラジオ体操にも使われています。

敷地内に休憩所様の雨よけ日除けの屋根が設置されていて、これが老朽化し屋根もボロボロになっていました。むろんゲートボールにしろラジオ体操にしろ雨天は行いませんので、雨漏りしても差し支えませんし差し迫った問題はなかったのですが、先日の季節外れの台風のような大風を伴う大雨によって雨どいは外れ危険な状態になってご相談頂きました。

ゲートボール場の屋根修復

ゲートボール場の屋根修復

ご覧の通り、屋根部分は大変な状態です。これではちょっと危なくて近寄りにくい感じです。風のあるときは飛んできそうです。

ゲートボール場の屋根修復

ゲートボール場の屋根修復


ゲートボール場の屋根修復

ゲートボール場の屋根修復

駆体そのものは問題なかったので塗装の上、屋根はすべて葺き替えて頂きました。これで安心してご利用頂けます。高齢福祉課のお仕事でした。ありがとうございました。
  

Posted by takosuzuki │ ■実績/RECORD | ・野塩団地