2010年12月26日

●高齢者の孤独死 防げ

老人の孤独死防げ

都営住宅などの集合住宅では核家族化が進み、高齢者だけの世帯が増えています。その中で、連れ合いを亡くされて単身世帯となった高齢者が、近所付き合いも疎遠になり、いつしか孤独死をされていた、こういうケースが近年増えています。

私の住んでいる都営住宅は、そんなに大きな団地ではありませんし、ご近所同志の付き合いもありますから、孤独死をされ何日も経っていたというケースはほとんどありませんが、今後はこうしたケースも気をつけて行かなくてはなりません。

その意味では、下記の記事はとても良いニュースです。
都営住宅 高齢者の孤独死防げ/安否確認を電話案内で対応へ/都議会公明党の提案で実現
東京都は22日、都営住宅における一人暮らしの高齢者など居住者の安否に関わる緊急確認について、今月28日から夜間・休日の電話案内を拡充するなど迅速に対応していくことを明らかにした。

同電話案内は、JKK東京(東京都住宅供給公社)のお客さまセンター(電0570・03・0072)で、24時間365日実施しているもの。現在、漏水、断水などの緊急修繕や、事故、火災の問い合わせを主に対応していたが、居住者の安否確認も加える。また平日午前9時から午後6時以外の、夜間・休日の音声アナウンスを変更するとともに、問い合わせ番号を団地内に掲示し普及を図る。

これにより、安否を心配する家族や友人が連絡した場合、連絡者と、同公社が委託する工事店、警察が現地で立ち会い、居住者の安否確認ができる。

都営住宅は現在、約26万戸で、このうち65歳以上の単身世帯は全体の約24%を占める約6万2000人にも上り、単身高齢者世帯が増加している(2009年度末現在)。

都議会公明党の東村邦浩政調会長は7日、定例会代表質問で孤独死対策の強化を提案し、都側が電話案内を拡充するなどの意向を示していた。
(2010.12.23 公明新聞より)

つまり、JKKが問い合わせのあった高齢者の方の安否確認をしてくれるというサービスです。

地域のコミュニティがしっかりすれば良いというのは論を待ちませんが、なかなかそうはいかないのも現実です。とりあえずの策としては、最善ではないでしょうか。
(2010.12.26.sun)

Posted by takosuzuki │ ■活動日誌/BLOG