2011年11月15日
■飼い主のいない猫対策セミナーに参加しました。

11/12(土)、清瀬市の体験主張大会終了後、「飼い主のいない猫対策セミナー」に行って来ました。このセミナーは以前より、代表の松田さんにご案内頂き、楽しみにしていたセミナーです。

2011/11/12 08:19:57
【清瀬情報】本日11/12(土) 飼い主のいない猫対策セミナーが行われます。飼い主のいない猫でお困りの方、興味のある方、ぜひお越しください。13:30より 清瀬健康センターにて。無料。
【清瀬情報】本日11/12(土) 飼い主のいない猫対策セミナーが行われます。飼い主のいない猫でお困りの方、興味のある方、ぜひお越しください。13:30より 清瀬健康センターにて。無料。
何しろ私は野塩団地の狭いうさぎ小屋で四人兄弟の六人家族で住んでいましたので、とても動物を飼うどころではなく、小学生の頃迷いこんできた文鳥をほんの何ヶ月か飼っただけで、まして犬や猫とは全く疎遠でこの年まできました。しかし議員になって、飼い主のいない猫に対してこのような活動があることを知り、本当に頭の下がる思いでした。
そもそも猫はペットとして飼われているもので、野生としては存在しない生き物だそうです。にもかかわらず、そこここに野良猫(こうした呼称から今は飼い主のいない猫と変わりました)は存在し、糞尿、多産、発情期の鳴き声などの苦情をもたらしています。そうした苦情の声が高まるにつけ、もとは人間が飼っていた猫を自分たちの都合で捨てておいて、何を勝手なことを言うのだと立ち上がられたのが、飼い主のいない猫を考える会の方々です。
具体的には、
●きちんとした餌やりとトイレの設置
→よく街かどで猫に餌をあげておられる方を目にしますが、猫が可哀想とただ餌を置いておくだけでは、餌場は汚れ、猫による害は拡大してしまいます。そこで、決めた時間に決めた場所決めた猫に餌やりをし、その後は餌場とその付近を清掃、しかもその習慣付けの中でその地域の猫は決まってくるそうです。
●去勢手術の実施
→猫を増やさないために捕獲し去勢します。去勢した猫には印をつけるそうです。驚くべきことに、その費用はボランティアで賄(まかな)っているそうです。自治体によっては助成しているところもありますが、清瀬では公的助成はありませんので、すべて寄付によっているそうです。
●捨て猫禁止の周知
→捨て猫は犯罪です。もちろん殺傷も同じです。このことを周知することが飼い主のいない猫をなくすための一助となります。
このセミナーに参加し、こうした事柄を学びました。このテーマは、地域の問題であり、もちろん行政も積極的に関わっていくべき課題です。その意味では、私達が動物たちとの関わりを深く考え、楽しく共存していける方法を知っていかなくてはならないと思います。
結局、私達の問題です。最近では、散歩道に放置される犬の糞などもよく散見します。希薄になった公共心、弱者をいたわる惻隠の情など、本来日本人が誇れる精神性をもう一度呼び戻す必要を感じます。そのためには、人知れずこうした活動に勤(いそ)しんでおられる方々がいることをもっと知って頂きたいと思いました。
※写真下は、この会の方々が活動時に付けておられる腕章です。これを付けている方を見かけられましたら、迷惑餌やりではなく、我が地域の代表として飼い主のいないと猫対策を計画に則ってやっておられる方ですので、ご承知おきください(とは言え、必ずしもその地域の方ではなく、遠くから来て下さっている方もおられるそうです)。
飼い主のいない猫を考える会
Posted by takosuzuki
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