2012年04月13日

★「清瀬スイーツフェア」の開催を求む

清瀬スイーツフェアの開催を

清瀬にはお菓子屋さんが多い

これまで私は、毎定例議会ごとに地域振興を図っていく上での“清瀬ブランド”確立の提案をしてきました。今回は、「清瀬スイーツフェアの開催」についてプレゼンテーションさせて致します。

近年、全国的にB級グルメコンテストなど、その地域地域の特産品や名物料理などを一同に集めるイベントが目白押しです。そうした観点で、清瀬の名物料理は何だろうかと考えた時、特産品は人参としてあるけれども、名物料理はこれと言って見当たりませんでした。

それでは食べ物として清瀬の名産を探してみると、ふと気がついたのが、菓子店の多さです。街をちょっと歩けば、そこここに和菓子屋さんがある。しかも近年は、クッキーシューで有名な“ボンボンガトー”や、半熟チーズケーキ清瀬スフレで有名な“スイーツガーデン・ノイ”など近隣市にまで聞こえる有名店も出現しました。もちろん清瀬では老舗洋菓子店“シェルボン”、また和菓子も“新杵”や“ほのか”、おせんべいも“味億本舗(あじおくほんぽ)・玉川製菓”が有名です。

このように清瀬市内には、商工会に加盟している和菓子・洋菓子店舗がせんべい屋さん含め15店あり、それ以外にも私の存じあげる未加盟店舗を含めると恐らく20店舗前後はあるのだろうと思います。

なんでこんなに和菓子屋さんが多いのでしょうか。そう思い立ち、ある和菓子屋さんでそのことを尋ねましたら、清瀬は病院が多いから、そのお見舞いの手土産として和菓子屋さんが沢山出来たのではと教えてくれました。

なるほどと独りごちた私でしたが、これは清瀬のひとつの特性としてイベント化できるのではと、市内いくつかの和洋のスイーツ店を取材しながら、商工会の田中会長、コミプラの指定管理会社である金子専務にご相談し、実現への手応えを得た上で、今回「清瀬スイーツフェアの開催」のサポートを市にご提案するものです。

第一回めは動員実績のある農業まつりとの同時開催を

イベントとしての実施概要をご説明します。毎年一回のレギューラーイベントとして開催していくことが望ましいのですが、まず第一回目は清瀬のある程度集客の見込めるイベント、例えば農業まつりなどとの同時開催として開催します。昨年の農業まつりは、コミュニティプラザ・ひまわりで行われており、主に体育館とその前の駐車場を会場としていましたので、ひまわり本館のスペース、中庭やエントランスロビーなどで開催できると思います。

またイベント形態としては、それぞれの店舗に自慢の一品、一品でなくても構わないのですが、持ち寄って頂き、作りおきの物を店頭販売とします。できうれば、並んだ仮設店舗には、和菓子屋さんであれば長年店を守ってこられた名物夫婦に、そのお店で使っている実際の暖簾(のれん)と共にお立ち頂ければ、お店お店のカラーが出て素晴らしいと思います。

コヒーショップや野点コーナーも併設

また、スイーツだけでは物足りないので、会場の一角には、清瀬のコーヒーショップにもお店を出して頂くのも良いでしょう。清瀬には名物となる喫茶店もあります。秋津にあるロッジ風の喫茶店「」や中清戸の「るぽ」、「」などなど。またスターバックスやドトールコーヒーなどにお声をかけても良いのでは。それらコーヒーショップの出店では、カウンター形式か、または簡易テーブルを置き、煎れたてのコーヒーがスイーツとともに味わえるようにするのです。またお煎餅の出店もあることから、お茶を点ててくれるコーナーがあってもいいかもしれません。

そして大事な事は、特に昔ながらの和菓子屋さんにとっては後継者問題や店舗規模などの理由で出展によるメリットを感じないところもあると思いますので、なるたけ出展料は取らずあまり負担をかけない形態が望ましい。その意味では、行政としてはこのイベントに対し財政的なバックアップをして頂ければと思います。

スイーツの映画も同時開催し話題性を
エクレール

また、この「清瀬スイーツフェア」開催に合わせて、映画「エクレール・お菓子放浪記」の上映会も行なってはと思っています。この映画は、第二次世界大戦前後を描いた作品で、孤児の少年がお菓子へのあこがれを胸に抱きつつ、さまざまな人々との出会いと別れを繰り返しながら生き抜く姿を通して古き良き日本の姿を映し出したもので、昨年公開された文部科学省選定の感動作です。「お菓子はやさしさを運んでくる」「未来に残したい、子どもに伝えたい、お菓子が紡ぐ希望の物語」がキャッチコピーとなっています。

なによりこの映画は、震災前の石巻・仙台がそのロケ地となっており、偶然にも被災する前の美しい風景が記録された貴重な作品となっています。この映画の上映により被災地を忘れない、被災地支援の心を新たにすることに繋がっていくことと思います。

通常、映画とは映画館で上映するものですが、市や商工会などで上映実行委員会を組織し、その実行委員会が興行主となる場合、映画館以外でも上映できるようです。コミプラでスイーツフェアを行うとすれば、音楽室・視聴覚室などでの上映会の同時開催を提案致します。

是非とも、清瀬の商工会が音頭をとってのこの「清瀬スイーツフェア」の開催へ、物心両面でのサポートを頂けますよう、担当課のご所見をお伺い致します。

【回答/五十嵐市民生活部長】
現在、まちおこしのために各地で地元農産物等を使ったイベント等が行われており、地元農家と地元の菓子店が連携して、カボチャやサツマイモを使ったケーキなどが開発され、スイーツフェアを開催する中で、販売されていると聞いております。

本市におきましては、にんじんのブランドとして「ベータキャロット」が商品化されており市場でも高い評価を受けているところでございます。

そのにんじんにより製造された、にんじんジャムを使った「にんじんゼリー」、「にんじんカステラ」等のお菓子もあります。

今後、清瀬市には、にんじんの外にも多数のスイーツとして利用できると思われるカボチャ、トウモロコシ、エダマメ、などの季節の野菜が豊富にございますので、このような野菜の利用も期待していきたいと思います。

さて、市内には評判の高い和菓子店、洋菓子店があり、沢山のお菓子がございます。清瀬のスイーツの中には、全国菓子博食糧庁長官賞を受賞した「けやき通り」というお菓子などもあります。

議員ごご提案の農業まつりには商工会のブースもあり、にんじんジャム等の地元特産物の販売もしておりますので、市内の菓子店からスイーツの出店をすることも可能ではないかと思われます。

また、24年度よりコミュニティプラザひまわりにおいて、「きよせひまわり市」開催に向け、商工会、農業委員会を中心とした実行委員会を立ち上げてまいりますので、実行委員会でも「清瀬スイーツフェア」について取り上げて行きたいと考えております。

今後、「農業まつり」や「きよせひまわり市」で清瀬スイーツの販売により菓子店の相乗効果により新たな「清瀬スイーツ」の商品化等も生まれるのではないかと期待するところです。そうなりますと、各種イベントに、さらに、多くの来場者に来ていただくことも期待でき、まつりを盛り上げ、産業振興にも繋がると思われます。

また、「清瀬スイーツフェア」に合わせて、映画「エクレール・お菓子放浪記」の上映会を開催してはとのご提案ですが、現在、各地で被災地支援の一環として映画「エクレール・お菓子放浪記」の上映会が開催されていると聞いております。

都内では、豊島区において、豊島区上映実行委員会により、豊島公会堂で、平成23年8月に開催されております。

また、練馬区では3月17日に、練馬文化センターで開催予定とのことです。

農業まつりでコミュニティプラザひまわりの音楽室・視聴覚室などを使った上映会の開催とのご提案ですが、どのような方法があるかなど関係団体に話していきたいと思います。

【再質問・要望】
いかなることであれ当事者たちが本気になってこれを何とかしていかなければ物事は変わっていかないというのは、私の先輩議員の西畑議員の持論です。私もそう思っていまして、こういう問題についても一つには地域振興を本当に何とかしていかなければいけない、または産業振興を何とかしていかなければいけないという当事者である商工会の方々がまず問題意識を持つべきなんだろうと思います。その方々が本気になって、こういうことをしていくと地域が変わり、地域振興にもなっていくと思います。

その意味では、私も市民の代表としてこういう提案をさせていただいていますけれども、こういった声が商店から、また商工会から上がってきて、そしてそれを行政がサポートしていく、そういうふうなことができれば一番望ましいわけです。

そしてまた、行政ではこうしたスイーツフェアのような華やかなイベントをやれといってもなかなか難しい。もちはもち屋でお菓子屋さんはお菓子屋さんでやっていただくのが一番いいですし、商工会にあっても、これはぜひ女性部とか青年部とか、そういったところでお推めいただけるといいんだと思います。

ニンジンのセールスポイント

また、清瀬の特産ニンジンについての取り組みは本当にすばらしいですね。ですが、せっかく焼酎にしたりジャムにしたりしていまして、きのう斉藤正彦議員のお話にもありましたが、なかなか売り上げが伸びていかない、そしてまた農業の振興になっていかないという現状もあるそうです。

私は改めて思いますが、ニンジンというのは健康促進効果で売るのが一番いいのではないか。その意味ではジュースはいいと思うんです。私もやっていますが、健康促進でプチダイエット、半日断食とかあります。栄養過多が現代病の源泉であるとして、体を飢餓状態にしていくことによって、栄養を少なくしていくことで健康を促進していくというです。それを提唱しておられる代表的な方で石原結實先生という医学博士がいらっしゃいます。その方は断食道場では、1週間泊まっていただいて断食させるんです。断食させるんだけれども、一つだけ飲み食いさせるのはニンジンジュースなんです。ニンジンジュースだけ1週間飲ませて、帰るとすごい元気になってしまうという、そういうふうにニンジンの効果というのは凄い。焼酎にするとかジャムにするとかというのも大事なんでしょうけれども、健康促進というところに一つ絞ってセールスする。健康促進については必ずこれはますます需要が高まってくる。高齢化になればなるほど健康促進についての関心が高まるのは当然なので、そういう方面でターゲットと利用目的を絞った産業振興、ニンジンの利用になっていってもらえたらいいと思います。

スイーツフェアと「エクレール・お菓子放浪記」上映会と相乗効果を。

また映画ですが、必ずしもこれは同時開催でなくてもいいと思うんです。一つの話題性ですから、映画それ自体というのはいしだあゆみさんが出ていたり、著名な映画俳優が出ている映画なんです。

ですから、映画のチラシが仮にあるとして、その映画のチラシに清瀬スイーツフェア何月何日開催と入っている。逆でもいいんです、清瀬スイーツフェア開催というチラシに映画「エクレール・お菓子放浪記」上映会と入っている。必ずしも日にちは同じ、会場は同じでなくてもいいという、話題の相乗効果ですから。こういうふうにしていただけたらいいかと思います。

イベントは告知・開催・事後報告と3つの宣伝効果

また、そもそもイベント論なんですが、イベントというのは宣伝手法の一形態です。ですからイベントの告知、こういうふうなイベントを行いますよと告知することによって認知が高まる。また、イベントそのものを行うこと自体で高まる。そしてまた、イベントが終わった後に、こういうイベント行いましたということで高まる。イベントというのは本来、三つおいしいんです。

そうした観点からしっかりと宣伝をしていただく。そしてイベントそのものは成功させていく。清瀬市はイベント開催にあたり、いろいろな意味でノウハウが蓄積されていまして、イベントの開催そのものは何ら問題はないんですけれども、その前後、宣伝とそれから終わった後の開催報告が、私から見ると少し足りないかなというふうに思います。つまり、キャンペーンです。こういったことを踏まえてスイーツフェアも開催をされるといいと思います。

きよせ名物の夏祭りを

そしてまた、(コミニティプラザひまわりの指定管理会社の)金子専務に伺いましたところ、何でもこの夏は夏祭りを企画しておられたが、予算の関係で実現できなかったそうであります。お菓子やさんが多いという他に清瀬市の隠れた名物として、何でも人口当たりの飲み屋さんが多いということもあるそうです。そういった意味で、私は金子専務のお話を聞いたときに盆踊りをコミュニティプラザの運動場でやって、模擬店は全部清瀬市のママたちにやってもらったら、これはまた隠れた話題性になって、そんなこと大々的に言う必要ないんですが、例えば焼きそばの店舗であればスナック何とかのママだねとか、こういうようなことを行っていくと、またこれはこれで一つの隠れた話題性として面白いと思います。

今回、残念ながら夏祭りの企画は潰れたようでありますけれども、ぜひ来年は何らかの形でバックアップをいただいて、清瀬市伝統のお祭りが一つの夏祭りとして結実するような名物の、今夏祭り、盆踊りもどんどんやぐらが立てられなくなって、予算的にもまたマンパワー的にもなっているそうですので、コミュニティプラザで夏祭りをぽんと行うことは大変に結構なことだと思います。是非、来年へ向けご検討ください。
※読みやすいように議事録から要旨を変えず書き換えました。

【解説】清瀬の産業振興というと「にんじん」ばかりで、清瀬にはにんじんしかないのかとかねがね思っていました(私は兎年なので個人的にはにんじんは大好きですが)。その意味では、スイーツフェアはなかなかいいアイデアだと思うのですが、開催に向けてはいろいろ難問もあるようです。

まず、私は農業まつりとの抱き合わせを考えていましたが、市(または商工会)は今年から行う「ひまわり市」と抱き合わせたいようです。イベント屋から言わせれてもらえば、初めて行うイベントふたつを抱き合わせるのはちよっと危険です。どちらも動員が読めませんから。また、事後の検証もしにくいです。やはり実績のあるイベントとやるべきです。

いまひとつは、出展店舗を募るのが難しいそうです。今はどこもそうですが、清瀬の商工会もなかなか一枚岩ではなく、また高齢化もある。一店一店説明し参加をお願いしなければ、いくら出店料がタダでも面倒だという思いが先立ちます。そうした店舗を回り一店でも多くの出店があってこそイベントの成功となります。

何事であれ、またどこの世界であれ、一生懸命な人がいなければ、物事は進んで行かない、―やはり今回もこの壁にぶち当たりました。


Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report