2012年04月13日

★市内大学の学生に団地の空き部屋を

市内大学の学生に団地の空き部屋を

清瀬市は若い世代が決定的に不足している

東日本大震災を経て、いざと言う時に隣近所での互助活動の大切さが浮き彫りになってきました。マグニチュード7クラスの震災がいつ起きてもおかしくないと言われる現在、改めて、向こう三軒両隣における日頃の付き合いや自治会活動などを活発化させる必要が求められています。

しかしながら、高齢化率の高い清瀬市では、そうしたくともできない現状があるのも事実です。特に市内の都営住宅では、高齢化率が高く、隣近所との付き合いや自治会の重要性は百も承知ながら、参加できないでいる方が大勢いらっしゃる、例えば自治会の役員が輪番で回ってきても、肉体的にお手伝いできず、自治会も行き詰まっているのが現状です。

私の住む築50年になろうとする都営野塩団地でも、全20棟のうち約1/3にあたる7棟が建て代わり、残り2/3は諸事情から建替え計画は頓挫中です。JKKは、古い棟において転居や死亡などで空き家となった部屋には新たに転入させていませんので、現在3〜4割は空き家となっています。そのため野塩団地の居住者は、ますます高齢者ばかりになっていく悪循環となっています。

そこで私が今回地域振興策としてご提案するのは、「若い力で地域の活性化―市内の大学に通う大学生に団地の空き部屋を提供せよ」というものです。

清瀬には3,600人の大学生が通っている

市内には看護大学・社会事業大学・明治薬科大学と3つの大学があり、合計で3600名余の学生が通学しています。せっかくこれだけの若い人が毎日清瀬に来ているのですから、彼らの若い力を地域振興にお借りしたい。しかしただでお借りするのは忍びないので、市内の住居を提供し、例えば野塩団地の空き家に期間限定で住んで頂き、その代わりに自治会などの地域活動にもご協力を頂くようにするのです。

埼玉県春日部市では、官学連携団地活性化事業として、URが管理する古く高齢化した団地において、春日部市内の2校と近隣の1校の学生を対象に、団地内での清掃活動などの地域貢献活動の実施と2人以上での共同住居(ルームシェア)、そして住民登録を行うことを条件に、家賃と大学までの通学費を1/2補助する事業を行なっています。

これを参考に、清瀬市でも東京都やURに対し、市内の団地の空き部屋を借り上げ、団地の定期清掃や季節行事などの自治会活動や地域活動に参加することを条件に、提供する制度を始めてはいかがでしょうか。

先ほど申し上げましたように、野塩団地では頓挫中とはいえ建替えを前提にしているために、新しい入居募集はしないという事情があります。しかし、4年ないし薬科大であれば6年で卒業する学生であれば短期居住となりますし、将来的な建替えに関わる立ち退きのトラブルも回避できます。しかも借り手が民間ではなく行政が借り受ける形にすれば、あながち難しいことでもないように思います。

また、今後公営住宅の建替え等で空き家の入居計画をたてる際、住居のある一定割合を学生向けの短期契約の部屋とすれば、団地やその一帯地域の活性化にもつながっていくと思うのです。学生であれば、ルームシェアによって複数入居も可能ですから、比較的少ない戸数でも多くの学生を入居させられます。

要は、地域振興に若い人達のチカラをお借りするための方法・仕組みとして、公営住宅に入居してもらうということです。
【答弁/山下都市整備部長】市内大学の学生に団地の空き部屋を提供できないかとのご質問でございますが、ご紹介いただきました、春日部市の官学連携団地活性化推進事業の取り組みにつきましては、URが管理する団地の急激な定住人口の減少を抑えるため、大学が直接借り受ける制度として今年度からスタートしたと聞いております。

この取組みを当市の地域振興策にというご提案でございますが、市内に通う学生の多くが、住まいに困窮している状況であれば、斡旋等のお手伝いを検討したいと思いますが、家賃補助等を伴う住宅政策は、賃貸住宅にお住まいの方々との行政サービスに格差を生むことになり、市民の合意は得られないのではないかと思っております。

また、東京都に確認をいたしましたところ、都営住宅については、このような事例がないとのことで、今後も難しいのではとの回答をいただいております。

いずれにいたしましても、市内3大学に在籍する約3600人の学生さんが、地域貢献活動をしていただく機会を市内で増やすことができれば、当市の地域振興、地域活性化に繋がるご提案であると思います。

【解説】清瀬に通う大学生が3,600人もいるというのは驚きです。これも清瀬の大きな資産です。なんとか市内に住んでもらう方法はないものでしょうか。いや、住んでもらわずとも、大学生活だけでなく地域活動にも、是非お力をお借りしたいと切に思います。

私の住んでいる野塩団地で、今年、いくつか試験的にやってみようと思います。


Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report