2012年04月13日

★市内の学生に条件付の奨学金を

市内の学生に条件付きの奨学金を

清瀬で育った若いチカラを清瀬で伸ばす

これも高齢化に悩む清瀬市において、いかに若いチカラを取り込めるかという観点から着想しました。

先ほど申し上げましたように、日に何千人もの若い人たちが清瀬に来て頂いている反面、清瀬に育ち市内の小中に学んだ子ども達がやがて市外の高校大学に学び、そして社会人となり、市外に転出している現状もあります。

もちろん、転出には住宅不足や通勤難、もっと言えば郷土愛不足など様々な事情はありますが、せっかく清瀬で育んだ子ども達をみすみす市外へ転出させてしまうことに一抹の寂しさを覚えるものです。

そこで、この子らをずっと市内に引き止めておく手はないものかということで、ご提案するのが、市内在住の子ども達に社会人になった後も居住し続けることを条件とした給付型の奨学金制度の創設です。

例えば、大学入学時において、市内に住民票のある方であれば申告のあった月々の学費相当分を給付します。但し、大学卒業後も引き続き清瀬市に住民票を置き、60才ないし65才までは住民票を動かさない、つまり市民税を払い続けてもらうことを条件とします。

給付する額は、大学四年間の学費は、国立大学であれば入学金含めや250万円程度と言われていますので、この額を一応の基準額としてはいかかでしょうか。

清瀬に住むと学費は免除に

要するに、清瀬に育った子ども達が自分の将来を思い描く際に、いかなる職業につくにせよ、そのホームグランドを清瀬にすると決めることで、大学の学費は全額免除となる―、という制度です。

若き日の勉学は、自分が将来どんな職業につくのかを予め決めることによって、その大半は身についてきます。同時に、自分が将来どこに住むのか決めることによって、様々な知識は地についてく、これはある碩学の著した「人生地理学」の考え方のひとつです。

制度創設にあたっては、中途転出をした場合のペナルティの算定方法や、その財源等、様々な問題はありますが、財源について言えば、かつて清瀬市では雑木林保全のために「みどり債」を発行したこともある市です。

清瀬市にとって子ども達もその緑同様、価値があり、大切に育てていかなくてはならないことは論を待ちません。いっそ「清瀬萌芽(萌えいづる芽)債」と銘打ち、その市債を市民に購入して頂くことで、清瀬市民みんなで少なくなった子ども達を育てる仕組みを作ってはいかがでしょうか。

【答弁/海老沢教育部長】
市民が愛着を持って住み続けるために、次の世代を担う人を育て、多様なライフステージの人が定住し、様々な人々が互いに「共感」を得られるまちづくりを進めることは、清瀬市の基本構想におけるまちづくりの基本理念であります。

今回のご提案につきましては、清瀬で生まれ市内の小中学校に学んだ子供たちが、多少の困難があったとしても、郷土に愛着を持って市内に住み続けたい人たちへの応援であり、将来的の税収の確保に繋がるという点においても、良いご提案であると思います。

現在、本市においては、経済的理由で修学が困難な方に対して、修学に必要な学資金を貸付けて、有用な人材の育成を図ることを目的に、奨学資金貸付制度を実施しているところであります。

そうした中、他市では平成22年度の高校授業料無料化に合わせて、奨学金制度を廃止したところもありますが、本市においては、景気低迷による厳しい経済情勢が続いており、修学意欲の商い学生が安心して修学できるように、奨学資金貸付制度を維持継続しておりますので、ご理解いただきたいと思います。

【再質問・要望】
奨学金ですが、今の市の財政では、いい案ですねぜひやりましょうという訳には当然いかないのでしょう。

ご答弁頂きましたように、現在の奨学資金貸付制度は高校生を対象に行われているということですが、高校生ぐらいになると自分のうちの経済状態がどんなものかというのがだんだんわかってきますので、大学進学にあたりもしそういう制度があればやりたいと思うでしょう。

また、大学生ぐらいになると今度は経済的なことはもちろん、将来どこに住んだらいいかとか、自分の責任で考える力が出てきますので、高校生と言わず大学生向けのそうした奨学金もご検討いただければと要望いたします。
※読みやすいように議事録から要旨を変えず書き換えました。

【解説】冒頭に書いているように、せっかく先人達がここまで緑豊かな街にし、そして私達がもっと良い街にしようとしているここ清瀬で生まれ育った子ども達を、簡単に市外に転出させてしまうのは惜しい、という考え方です。

どこで育ったかということは、その人の人格形成において大きな意味をもつと私は思います。また、自らの出自を誇れる人は立派な人だとも思います。その意味で、小中の義務教育を清瀬で受けた子ども達の学費を、そうした条件で補助してあげることは、清瀬の将来にとって決して無駄なことだとは思いません。

今後、是非この案も実現されることを望んでいます。


Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report