2012年10月17日

★自治会活動を全面的にサポートするため市民協働係の充実を

市民協働

市の施策を円滑にしていくためには自治会との協働が不可欠

市の様々な施策を円滑にしていくためには自治会との協働が不可欠です。また言うまでもなく自治会の重要性は今回の震災を経てますます高まっています。しかし、市民の高齢化により自治会の活動はより難しくなっているのも現実です。

前回私は、自治会と協働してのきめ細かい行政サービスをとして、高齢者ふれあいネットワーク、見守り隊の協働を提案致しました。つまり、行政の福祉事業に関してもっと自治会と連携して行うことで、より実効性のある市民サービスが行えるし、自治会にとっても住民へ自治会の有用性をアピールできると申し上げました。

今回のご提案は、行政の行うひとつひとつの事業との連携ではなく、行政全体と自治会との連携を強く、そしてまた行政が自治会を強くしていくための積極的なアプローチをお願いするものです。

行政にとって市民お一人お一人との繋がりは避けては通れませんが、個別案件でなければ地域住民としての括りで関われればそれに越したこともありません。自治会機能の高いところは住民にとっても行政にとっても助かります。しかし、高ければ高いほど運営上の困難は多くなります。高機能な自治会を育てていくために、行政にサポート頂きたいのです。

自治会の運営は想像以上に大変

自治会運営には様々な困難が伴います。日々の運営上のことも去ることながら、自治会は年間を通して催しの連続です。入学祝い、夏祭り、敬老大会、文化祭、防災訓練、年末の防火パトロール等々、例えばこうしたイベントの開催や自治会報の作成など、専門性が必要とされる事業へ何らかの援助が頂けないかということです。援助というとすぐに金銭的なものに捉われがちですが、金銭援助は必ずしも継続性がなく、自主努力を損なう可能性もあります。そこで、例えば行政の持っている機器や備品の貸し出し、専門性のある職員の派遣、専門的なノウハウの指導等、必ずしも金銭的でない援助も大変に重要と思います。

私の住まう野塩団地自治会でも、この夏の祭りで、ある歌手の方を呼ぶことになりました。しかし団地自治会で所有している音響機材では、せっかくのその方の歌声を生かすことができないと悩んでいました。そこである職員の方から、市の催しの際にお願いしている音響業者さんをご紹介頂き、自治会で持っている機材の最高の生かし方をご指導頂きました。本来は市で所有している機材をお借りできれば一番だったのですが、現状、市にそうした精密機器をお借りできる仕組みがなく、お願いするには至りませんでした。むろん、市民一般に貸し出すことには、機器の保全の意味からも難しいとは思いますが、市で把握し協力実績のある自治会などの団体に対しては、ある一定の条件をつけて貸し出す仕組みがあっても良いのではないでしょうか。

行政のもつノウハウや資材で自治会をサポート

こうした自治会運営に関わるひとつひとつの悩みを解決できる物資やノウハウを持っているのは、他ならぬ行政です。現状、市では企画課市民協働係が自治会との窓口を担当されていると思いますが、今のところどこに何世帯くらいの自治会があるのかの掌握、今年は誰が会長なのか役員体制の把握、その上で社会福祉協議会や市民活動センター、または消防署などからのお知らせ発送のための情報提供に限られていると思います。そうした関わり方から一歩拡大し、より積極的に自治会運営のサポートを担う部署へ強化をお願い致します。

自治会運営上、サポートできる部分は先に申し上げた催しの時だけには限りませんし、自治会によってその抱えている問題点は千差万別だとは思います。であればこそ、市民協働係りの中に自治会相談窓口や相談員を設け、会計上のこと帳簿のつけ方、回覧文書の作り方、行政相談の方法、迷惑住民の対処法等々、その解決のために相談にのって頂ければと思います。

自治会をサポートする専門部署の強化、または創設

自治会を強化することは、自助・公助を強くすることであり、ひいては市政運営を助け行政を強くすることになります。

その意味では、現在の市民協働係を強化するよりも、市民協働課のようにひとつのセクションとして独立しても良いくらいだと思います。ご見解をお伺い致します。

【答弁/番場企画部長】
昨年の東日本大震災以降、自治会活動や地域コミュニティの重要性が再認識され、注目を集めております。
このような背景のもと、自治会や地域コミュニティを担当する企画課市民協働係の役割も、以前に増して、ますます重要となってきております。

自治会への支援として、今回、鈴木議員より、「行政の持っている機器や備品の貸し出し、専門性のある職員の派遣、専門的なノウハウの指導等について」、また、「会計上の帳簿のつけ方、回覧文書の作り方、行政相談の方法、迷惑住民の対処法等の解決のための相談窓口や相談員の設置について」ご提案をいただきました。

現在も、備品につきましては、清瀬市の貸出備品貸付要綱により、紅白幕や日章旗、市旗、テント、机や椅子などは、貸出しをしております。また、出前講座として、各課の職員が、様々なテーマについて、自治会や各グループへご説明に伺うことなどもしております。相談につきましても、市民協働係や秘書広報課などで、日常、お受けしている現状がございます。

しかし、そうしたことが市民の皆さんに、きちんと伝わっていないため、現在、市役所でできることがあっても、利用していただけなければ意味がありませんので、今後も、そうしたことの周知に努めるとともに、自治会の課題など、何かあれば、まずは市民協働係にご相談いただければ、各担当部署との調整なども行っておりますので、市民協働係にご相談いただきたいと思います。

市民協働係の組織としての強化につきましては、かつて、平成14年度の組織改正で、「市民協働課」が新たに設置され、市民活動センターの開設やまちづくり基本条例の制定などを担当し、それぞれ、ひとつの形を作ることができました。

その後、平成20年度の組織改正のなかで、当時、市民協働課の職員が3名と言う体制では、事業実施時の機動力なども必ずしも十分でなかったこと、また、折からの「行財政改革」の更なる推進の状況下にあって、効率的な組織を構築するため、企画課と統合した経過がございます。

市民協働係は、現在、自治会や地域コミュニティのほか、市民活動の支援や市民まつり、平和事業、多文化共生など、幅広い分野の仕事を所管しておりますが、市民協働という係名のごとく、それぞれの事業は市民の皆さんとの協働で、成り立っております。

今後も、市民協働係の役割はさらに重要となり、その強化も必須であると考えておりますが、行革推進の観点も重要でございますので、当面、行政組織としての強化ではなく、例えば、市民活動センターの機能強化を図り、自治会や地域コミュニティ形成の支援などについても、市民の皆さんとの共同推進のスタンスの中で、市民活動センターが担っていくことなどを目指し、その部分で市民協働係の強化を図ってまいりたいと考えております。

【再質問】
野塩団地以外の自治会との協働はあるか

私は前回の6月議会で、野塩団地のようにサポート事業を自治会と協働したらどうですかと申し上げましたが、野塩団地以外で自治会と協働した例はありますか。

【小山利臣健康福祉部長】
今までも各自治会から出前講座等もお呼ばれされながら、介護保険の関係の説明とか、見守りに対するお願いなんかもしてきているんですけれども、今11月に私どもも松戸市の自治会、非常に先駆的な自治会活動されているんで、そういうところを会長等を講師としてお呼びしまして、そういう清瀬市内の自治会の方々にも呼びかけてやろうというか、今企画をしている最中でございます。

【再質問】
やはりこれは自治会にとってもメリットあることなんですね。住民の身の回りの安否確認というのは、なかなか自治会では難しく、そして切実な不安材料です。例えば野塩団地で言っても、高齢の独居世帯での一番の関心事は、自分がもし1人でいるときに具合が悪くなったらどうしようということです。そうした意味では見守りサービスのような清瀬市の事業を自治会としもやってくれたら、とても安心です。

この6月から私ども野塩団地自治会も見守りサービスをスタートしましたが、幸いなことに通報があったのは、この猛暑の中も1件だけでした。どこそこさんのお宅が新聞がたまっていて、前を通ると臭いと。通気口のところにハエがたかっているというんで、私も行ってきまして、確かにそのとおりですごい臭いにおいが換気扇から出ているんですね。新聞も2、3日たまっていて。チャイムを鳴らしても出てこない。近隣の方に聞いてみたけれども、昨日今日は見かけないという。地域包括の方にご連絡をしたところ、すぐに来ていただいて、結果的にはその方が外出されていたということで一安心でした。

行政の持つ情報を自治会に提供したら

また今回、市の職員の方から団地の納涼祭に音響スタッフの方をご紹介頂きました。それとは別に夏祭りを盛り上げるために、ゆりーと君に来てもらいました。この夏、ゆりーと君が自治会の催しに出動した回数って何回かありますか。

【岸典親国体準備担当部長】
自治会としては初めて参加させていただきました。

【再質問】
行政としても国体はアピールしていかなければいけませんし、自治会もゆりーと君に来てもらって盛り上がる。結果的に、両方にとってよかったことなのですが、意外とこういうような協力関係はなされていないということですね。それは、そういうネタを自治会に提供する、国体をアピールしたい、ついてはこういうゆりーと君みたいなキャラクターもいますし、盛り上がりますよとご提案いただくと、自治会の方も喜ぶと思います。

実は、今回の夏祭り、もう一つ大きな収穫がありまた。自治会は高齢者ばかりでやはり実働のマンパワーが少ないのです。特に、やぐらを立てたり、また模擬店の販売する人も足りなかったんですが、今回、見守りサポートでお世話になった所管課の方から日本社会事業大学をご紹介頂き、ボランティア学生の方を5人派遣して頂いたのです。本当は野塩団地といえば明治薬科大学がお隣なので、そこから来ていただいたらよかったんですが、何かどうもお隣さんとの相性が良くなく余り仲よくできていないんで、市長、ぜひ仲を持っていただけるとうれしいんですが。ともあれ日本社会事業大学という野塩とは端と端の竹丘から5人も、朝8時から夜10時まで、もちろん無償でお手伝い頂きました。本当に助かりました。

こうしたことも、恐らく行政がかかわっていなければ、もちろん思いついたとしても手はずがなかったことなんだろうと思います。こうした提供も市民協働係への一つの期待です。

自治会にキャロット便周知のお願いを

それから、今回商工会からお願いをされまして、キャロット便、お買い物代行のお知らせを野塩団地の会報に載せさせていただきました。また、商工会でつくっていらっしゃるチラシも野塩団地全戸配布をいたしました。この件に関して何か反応はありましたか。

【五十嵐弘一市民生活部長】
先日はどうもいろいろとキャロット便、10月から始まるということで、鈴木議員のほうにお願いいたしまして、本当にありがとうございました。

野塩団地、それからあと中里とか、今、商店がなかなか個人商店等がなくなって、買い物困難地域がふえておりますので、順次、いろんな自治会等にも回らせていただいておりますんで、野塩自治会のほうから登録があったということは、まだ私申しわけないんですけれども、聞いておりませんけれども、必要な方はたくさんいると思いますので、登録していただければと思っておりますので、協力のほうよろしくお願いいたします。

【再質問】
野塩団地は谷の下にありますね。谷の上にいなげや、大きなスーパーがあるんですが、上り切ったところで、もう具合が悪くなってしまうことがあります。また、いなげやに買い物に行っても、いっぱい荷物を抱えて帰れないので、有料で届けてくれるんです。それが今回のきゃろっと便では、買い物代行200円で済むわけです。しかも行かなくていいんですからね、これは本当に高齢者にとってはありがたいことだと思います。

あまりこれが利用されると私は、高齢者の方が外出しなり健康に良くないのではと心配しているのですが、まずはこの制度は活用していただきたいと思っています。団地自治会としてもアピールをしていきますし、ぜひ自治会を介してこれをアピールしていただきたいと要望をいたします。

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report