2012年11月01日
■特色のある教育(長岡市)、駅前庁舎による賑わいのある街創出(長岡市)、視察に伺いました。
佐藤忠弘校長。昨年に続き二度目の訪問。“桜梅桃梨の教育を”と仰られていました。
10月15日(月)〜16日(火)と総務文教委員会の視察で、新潟県長岡市に行ってきました。
今回の視察は、私のたっての希望で長岡市にして頂きました。実は私は昨年の11月にここ長岡市を会派で視察しています(※)。その時、防災機能を備えた校舎として伺った長岡市立東中学校が施設としてももちろん素晴らしかったのですが、教育という視点からも是非話を伺いたいと思ったのでした。また、その時駅前再開発という視点も考慮した新庁舎の建設も大詰めで、建った暁には是非ここも見せて頂きたいと思っていたのです。
まず初日は、長岡市立東中学校です。今回も防災機能を備えた校舎を見せて頂きましたが、重点はその教育方針。東中では3学期ではなく2学期制にしています。2学期制にすることにより、例えば始業式・終業式や試験の回数も一学期分減り、そのことにより授業時間を確保することができる、また教員の採点やまた成績表の作成などの作業時間も減らすことができる、何より生徒の成長を一スパン半年という長い目でより細かくじっくりと見ていくこともできるのです。
そして東中のもうことつの特徴は、クラス教室を中心として授業こどに教員が入れ替わるのではなく、大学のように授業によって教室が替わるというシステムを取り入れていることです。
英語ゾーンの教室。ハロウィンの飾りがいっぱい
社会科ゾーンの教室。ここは模擬法廷
説明にあたって下さった佐藤忠弘校長に校内をご案内頂きましたが、休み時間になり生徒の皆さんにお会いすると、どの生徒さんも元気に挨拶をしてくださり、本当に感激しました。また、合唱コンクールが近いそうで、校内のあちこちで練習をしておられたのですが、これまたどのクラスもまるで本番のような真剣さで一生懸命歌っている姿に、私達議員もしばし足を停めて聴き惚れ、感動に胸を熱くしました。
中庭を挟んでの練習。こんなところでも!!
また校舎の防災機能についても、昨年同様、元消防署長の恩田さんにご案内頂きました。今回初めて見せて頂いた他の議員も、校舎の様々な機能に驚いていました。
恩田さん。東中視察では校長先生同様、お馴染みの方です
続いて翌日は長岡市駅前にこの春新装オープンした“アオーレ長岡”の視察です。ここは新庁舎でありながらも、市民憩いのエリアとしてのコンセプトで作られました。そもそも大型デパートの撤退により過疎化した駅前地域に、商業施設だけでなく、あえて庁舎機能も移転させて、街づくりという観点で活性化をしようとの試みです。
しかもそのエリアにただ庁舎をポンと置くのではなく、庁舎の中でも市民窓口の多い部署と飲食店やライブスポットなどを混在させたものを駅前の一等地に。やや離れた所に、子育て課や産業振興課と中越地震のメモリアル施設、そして市民大学講座の施設などを持ってくるなど、市民が回遊し一極集中しないような工夫も施されていました。
大型ビジョンには“清瀬市議会”のクレジットが
また広報戦力も市民中心というコンセプトがよく分かるこんなものもありました(下写真)。これはネットで流行った“美人時計”ならぬ、“市民時計”です。○○時○○分のプレートをそれぞれ違った市民が持ち、時刻に合わせて映像が切り替わるものです。
長岡市の家族が時刻を教えてくれる時計
またエリアの中心にある大型ビジョンでは、そこで行われた結婚式の様子が、まるでプロモーションビデオのように美しく流れていました。映像に出てくるのは、すべて長岡市民です。こうした映像を目にしていたら、市のイメージも変わってきますよね。しっかりとプロモーション戦略が練られているなと感心しました。
アオーレ長岡の中心スポット
今回の視察はとても参考になりましたし、是非我が清瀬市にも取り入れたいものがありました。収穫の多い視察でした。
Posted by takosuzuki
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