2013年09月16日
★子どもたちの手による公園施設の拡充を

現在、清瀬市では市内に大小合わせて数多くの公園が点在しています。その多くが予算不足により、例えば遊具施設の拡充や外装の塗り替えなどのメンテナンスが不充分であったりという現状です。私が市民の皆様から伺う主な声は、
■滑り台やぶらんこなどの遊具が不充分である。
■遊具やベンチなど公園施設を子どもが楽しくなりまた地域が明るくなるようなカラフルな色に塗り替えてほしい。
■公園が雑草やゴミ、またはいたずら書きなどで汚い。キレイにしてほしい。等々です。
もちろん、こうした声はもっともであり、すぐにでも対処して頂きたいご意見です。ただし予算という制約がある以上、どうにもならないということも事実であります。
これらを解消するために、公園を利用する市民に公演の環境整備をボランティアでお願いしてはとご提案致します。
公園の利用者筆頭は子どもたちです。続いてその公園の近所の住民の方々。そして是非公園をキレイにしたいという有志を募っても良いと思います。そうした方々にお手伝い頂き、古タイヤなどの廃品を使って遊具を作ったり、遊具の塗装をしてもらう、または公園の掃除や雑草取り、そしていたずら書きを消す作業などをして頂くのです。
また、子どもたちにもこうした作業をお願いすることで、子どもたちが自分で物を作る、直すのことの喜び、公共物を大切にする気持ちを育くむなど、地域学習にもつながってくると思います。そして地域環境の整備を介して、大人と子どもが一体となる世代間交流、隣人間の交流も図れ、近年問題となっている人付き合い隣人付き合いの希薄さという問題解決も図れるのではないかと思います。
ご所見をお伺い致します。
【答弁/黒田和雄都市整備部長】
今、約120か所ございます市内の公園を初め、ポケットパーク、広場等の維持管理につきましては、一部を除き清瀬市シルバー人材センターへの委託や、担当所管課の職員により行われております。この環境整備の維持管理に、ボランティアとして子どもたちやその親たちを活用してみてはどうかというお話ですが、そのような市民協働による管理につきましては、ボランティアの真剣な行動の影響などから見ている人に思いが伝わるのか、公園内のいたずら書きがなくなったり、犯罪の減少につながったりという効果もあるようでございます。本市としてもぜひ実現していきたいと考えておりますが、現実問題として、自治会の高齢化、自治会自体が存在しないところもあったりと、課題もまた多くございます。さらに、宅地開発により本市が譲り受けた公園自体、数年を経過しますとその付近の子どもたちも成長し、ほとんど使用されなくなっているものもあり、これらある一定の役割を終えた公園を今後どのようにしていくかという課題もございます。
いずれにいたしましても、このままでいきますと、地域の景観や防犯上の課題も出てまいります。ご提案のボランティアの活用と合わせて、地域の学校や子育てサークル、自治会を巻き込んだワークショップや公園アドプト制度(※)の活用などができないか、今後の研究課題とさせていただきます。
※公園アドプト制度とは、参加する市民に、公園の維持活動を行ってもらう制度。身近な公園の清掃や除草などをボランティア活動として実施することで、美化意識の向上や公園への愛護心、また、地域コミュニティの形成などの効果が期待される(八王子市のHPより)
今議会では、公園の話題が多かったですね。どれも私も含めてやっぱり皆さん市民の声を担ってご質問されているんだと思いますけれども、今回、野塩団地のタコ公園、ご紹介いただいてありがとうございます。タコ滑り台も実は築50年の遊具でして、当初はきれいな滑り台だったのですが、50年を経て穴があいたり、落書きをされたりなど、それはもうひどい状態になってしまったんです。

きれいになった野塩団地のタコ滑り台
それまでは、自治会や地域の方々で色を塗ったり、穴のあいたところを塞いだりしてきましたが、今回初めての完全リニューアルでした。ぜひ見に来てください。JKK(※住宅供給公社)が全部穴を塞いで、やすりでこすり全部きれいにしてから塗装をし直して頂きました。一つ、公園の中で象徴的なものがきれいになるというのは、やはりいいことで、先ほど来、出ています野塩団地はもうすごく年寄りが多いところですが、そういうところでも華やかな、もともとはアイボリーのタコだったんですけれども、今はもうゆでダコみたいに真っ赤になっちゃって、鉢巻きも書いてくださって。誰がいつのころか、野塩団地のおじさんが書いたんですよ、あれ。目を書いて、鉢巻きをつけたんですけれども。そういうふうに公園の遊具がきれいになるというのは、地域を明るくするものだと思います。
Posted by takosuzuki
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