2013年10月22日

■障害者支援システム(大津市)とヘルスアップ戦略(尼崎市)、視察しました。

大津市視察

去る10/10(木)〜11(金)と関西方面へ行政視察に伺いました。改選後初めての福祉保健常任委員会の視察です。

10/10(木)は、滋賀県大津市の市立やまびこ総合支援センターで行っている障害者の24時間ホームヘルプ事業についてです。このセンターは、知的障がい児(者)のための総合支援通所施設です。大津市が障害者施策について相当力を入れていることは、この総合支援センターを見れば一目瞭然です。またこうした施設があることは、障害をお持ちの方がいる家族にとって、本当に助かることなのでしょう。何かあった場合、昼間だけでなく24時間対応してくださるということも、本当に素晴らしいことです。その分、職員の方々のご苦労も相当なものでしょう。

大津市視察

職員の方から施設の概要説明を受けた後、施設内を見学されて頂きました。1Fは「やまびこ園・やまびこ教室」といい、児童発達支援事業を行っています。「発達上の支援を必要とする乳幼児の療育を目的として、親子または単独で通園を実施する施設」だそうです。2Fは、「知的障害児者地域生活支援センター・ひまわりはうす」で、生活支援センターとして、「相談支援事業」や「24時間対応ホームヘルプ事業」を行なっています。「障害のある方が地域で生活をするために、相談を受け、調整し、サービスを実施するための支援機関です。相談員、看護師、理学療法士、作業療法士、心理士などによる支援が受けられ」るそうです。また、自立訓練(生活訓練)事業、生活介護事業、日中一時支援事業、入浴サービス事業を行っています。3F・4Fは、「さくらはうす」といい、生活介護事業として、「重症心身障害や重度の知的障害の方の受け止めを行っています。常時介護を必要とする方に対し、日中において、施設で食事など身の周りの介護、創作的活動や生産活動の機会を提供しています。主にグループ、集団での活動が中心で、施設を利用される方の身体的・発達的特徴や必要とする援助などに応じてグループ編成」をしています。

尼崎市視察

続いて翌10/11(金)は、兵庫県尼崎市で行っている、ヘルスアップ尼崎戦略事業について視察させて頂きました。尼崎市では、「生活習慣予対策における保健指導の可能性」として、市民の健康推進に一歩も二歩も進んだ取り組みをしています。市民一人ひとりが健康なることは、当人にとっても良いことだけではなく、行政にとっても病院にかかる人が少なくなることで健康保健が少なくなるという費用負担が軽くなります。その意味で、行政にとって市民の健康推進は、最大の感心事のひとつと言ってもいいのです。

尼崎市視察

健康推進のために、まずはいかに市民の皆さんに健康診断を受けてもらうか、また子どものうちからいかに健康に関心をもってもらうか、これらのことを全庁を挙げて部署横断的に取り組み、そのためにキャンペーン予算もしっかり取って、「知ってもらう」努力をしています。この「検診べんりちょう」ひとつ見ても、お役所仕事でないセンスを感じます。私は広告屋ですから、いかに素晴らしい施策でも市民に関心を持ってもらわなければ、無と一緒と思っています。その意味で、こうしたところにも目配りできる行政マンは凄いなあと思います。

尼崎市視察

以前は総務文教常任委員会でしたが、今回、福祉保健常任委員となり、扱うテーマもちょっと重く専門性が求められてきた感があります。これからもしっかり勉強していかなくてはと思いました。

Posted by takosuzuki │ ■視察