2014年04月09日

★市制施行50周年―。2020年をオリンピック同様に盛り上げよう!!

市政50周年

まずは、市制施行50周年へ向けてその年をどう慶祝し、またシティセールスへ、そして住んでよかったと誇りの持てる我がまちへどうつくり上げていけるかについてプレゼンテーションをさせていただきます。

東京オリンピックの開催される2020年は、清瀬市にとっては市政施行50周年の年―。

市制施行50周年は、西暦2020年、言うまでもなく東京オリンピックの開催される年であります。

思えば、戦後我が国は昭和39年の東京オリンピックを目標に高度成長を遂げました。その後、1990年代のバブルの崩壊から今日まで、失われた20年と言われる出口の見えない長引く不況に苦しめられてきたことはご承知のとおりであります。

このことは、単に経済だけの話ではなく、我が国を覆う暗く重い暗雲は、私たち国民にも何をやってもうまくいかないという自信の喪失、そして日本人としての誇りの喪失、国に対する畏敬の喪失へとつながっている感じがします。

しかし、ここ近年ようやく我が祖国日本にも好転の兆しが見えてきました。

それは、例えばスポーツの世界で顕著です。大リーグで前人未到の活躍をするイチロー選手やダルビッシュ投手、岩隈投手、上原投手、WBCでの連覇、そして2011年の女子サッカー、なでしこジャパンの優勝は日本中を沸き立てました。

そうした変遷を経ての本年、2020東京オリンピック招致の決定であります。いやが応にも私たちは2020年へ向け、国を挙げて盛り上がっていくことは必定であります。

さて、こうしたプロジェクトが、国政または市制運営にとって少なからず好材料となることは論をまちません。本年のスポーツ祭東京2013も、都のプロジェクトながら、本市においても職員の皆さんのご努力により、市民感情を明るくさせ、大成功をおさめることができました。

市制50周年の2020年、私たちはどう迎えるべきか??

それでは、市制50周年の2020年、私たちはどう迎えるべきでしょうか。

50周年プロジェクトとして、区切りのいい年、例えば5年前となる2015年あたりからスタートします。まずは、2020年が市制50周年であることを市民の皆様に知っていただくキャンペーンから始めましょう。そうなのか、東京オリンピックのある2020年は市制50周年なのか、そしてまた庁舎も新しくなるのかということを知ってもらい、期待感を高めていくのです。その上で、どんなことをやるのか、全庁を挙げて横断的なプロジェクトを組んでください。

行政で行う事業、例えばメイン行事となる記念式典です。これはもちろん、東京オリンピックの終わった夏以降となることでしょう。東京オリンピックが終わり、祭りの後の喪失感を味わわせない、そしてまた、もっと盛り上がりたいという感情にうまく乗っていくことが大事です。

今の予定では、東京オリンピックは8月9日で終わります。その後、その余韻のさめぬ中をパラリンピックが始まり、清瀬市ではひまわりフェスティバルが始まります。そして、10月の市民まつりを中心に、庁舎の完成式典など一連の行事の中で、50周年記念式典ももしかしたらその新しい庁舎で行われるのかもしれません。また、本市が毎年行っているこうしたイベントは、50周年記念の冠事業として付加価値をつけていくことも大事です。

このように、イベントは時期を考えながら断続的に計画をしていただきたいと思います。

また、市民を巻き込んで行う事業、例えばその年へ向けたプレイベントの中で、キャッチコピーの公募や50周年ロゴマークの公募、こうした公募には選考委員として市民のほか、澄川先生など市内在住の著名な方々にもお願いをしたらいいと思います。また、市の歌をつくるなどもいいのではないでしょうか。歌詞を市民公募し、曲はプロのミュージシャンにお願いするのです。

50周年のその年をどう盛り上げるかは最も大事なことですが、それはまだまだ時間がありますので、庁内の若い職員の方々の声や市民の皆様の声をしっかりお聞きしながら立案していただきたいと思います。

50周年までのキャンペーン期間がもっとも大事

それよりも50周年までのキャンペーン期間はもっと大事です。

国は東京オリンピック一色です。その中で、清瀬市も50周年であることをかき消されないよう、また相乗効果を上げていけるキャンペーンをしていただきたい。

そのためには、やはり一にも二にも、どうメディアを使えるかです。中でもインターネットを使ったキャンペーンは、ぜひこれまで清瀬市の既存の手法、概念を捨て去った全く新たな考え方や手法でお願いをしたい。

具体的には、清瀬市50周年プロジェクトサイトを立ち上げる。そこはフェイスブックのような双方向性で匿名性ではないSNSのようなものがいいのではないでしょうか。そこで多くの市民の皆様の声を吸い上げていただきたいと思います。

あわせて、そうしたプロジェクトの中で、清瀬市のさまざまな特徴、例えば病院のまちであるとか、農のまち、緑のまち、せせらぎのまち、学生のまち等々、それらをプラスイメージ、清瀬市の持つポテンシャルとしてご紹介いただく算段をぜひお願いをいたします。

いずれにしても、東京オリンピック開催と時を同じくする市制50周年、そして庁舎完成は、清瀬市にとって、運命の女神がもたらしてくれた最大のチャンスであると思います。ぜひこの好機を逃すことなく、最大限のシティセールスに生かしていただきたいと思います。
【今村企画部長】
市制施行50周年をどう迎えるかということにつきましてお答えいたします。

2020年に東京オリンピックの開催が決まり、今後オリンピックの開催に向け、日本中が盛り上がっていくと思います。そして、2020年は清瀬市にとっても、市制施行50周年を迎えることになります。半世紀という大きな節目を迎えますので、これまでの周年事業以上に、意義深い事業を展開していく必要があるのだろうと思っております。

そのためには、形式的な行事というものではなく、50周年に向けた盛り上がりを創出する中で、市民の皆さんとともにつくり上げていくもの、市制の歴史と歩みを振り返り、祝う趣旨だけでなく、市民や企業などと行政が一体となり、新たな清瀬市の歩みの起点となるような事業展開が望まれるのではないかと考えております。

2020年は、清瀬市では市役所新庁舎の完成が計画されておりますし、国内では東京オリンピックの開催など多くのイベントが開催されるだろうと思いますので、これらを好機として捉え、事業を進めていければよいのではないかと思っております。

鈴木議員からもそうしたお考えのもと、プロジェクトの進め方、イベントの開催時期など事業全体の進め方、キャンペーンの周知の手法、シティセールスの好機として生かしていくことなど、さまざまな視点から具体的にご意見をいただきました。今後の展開を考えていく上で、とても参考になるご意見をいただいたと思っております。

東京オリンピックの年は、市制50周年の年というのではなく、市制50周年の年に東京オリンピックも開催されたと、多くの市民の皆さんの記憶に残るような意義深い周年事業を展開できればと考えております。
なるほど、いいことをおっしゃいますね、部長。市制50周年というのは、もう最初から決まっており、逆に東京オリンピックの方が後から決まった。だから、市制50周年の年に東京オリンピックが決まったと。これなんかは今からも使えそうですね、市制50周年の慶祝をまさに国が挙げてやってくれるというような。

バッジつくりませんか。せっかく東京オリンピック立候補都市のバッジが、今つけられなくなってしまったので、東京オリンピックは清瀬の年というバッジをぜひつくっていただけたらと思います。

メディアの使い方が重要

さっき申し上げましたけれども、何といったって、大事なのはメディアですよね。今回のスポーツ祭東京もそうですが、つまり十分に告知できない以上は知らないも同じことです。

何度も申し上げていますように私の住む野塩団地は今年建設50周年でして、自治会はもう何しろ盛り上げようと一生懸命なんですが、何しろ自治会というのはメディアがありません。あるのは広報誌だけです。幾ら50周年だ、50周年だと言っていても、知らない人は全然知らないという状況になっているんですね。市制50周年ともなると、やはりこれは大きな一つの盛り上げのきっかけにしていかなければいけませんし、その意味ではメディアです。

本当は、以前にも提案しましたが、FM西東京を清瀬市で買い取ってという案とか、またはジェイコムの1番組を清瀬市で買い取ってとかいうのがありますが、現実的には、やはりどうインターネットを使っていくかだと思います。

フェイスブックなど、ネットの有効活用を

さっきも言いました。SNS、フェイスブックを使ったものはいいと思います。フェイスブックそのものというのは、お金かからないで使えますし、何よりいいのは匿名性ではないことですね。基本的には実名性というか、きちんと自分の名前なり顔なりが残った人同士が発信していくというところがフェイスブックのいいところでありまして、いわゆる無責任な発言というのがなくなるんです。匿名だと、何でも好きなことが言えるという利点もあるんですが、実名だとなかなか責任持ったことしかもちろん言えませんから。そういう中で、例えばまだ早いかもしれませんが、5年前ぐらいから立ち上げて市制50周年に向けてどんなことを考えますかとか、そうした市民の声を聴くためのツールとしてはフェイスブックは大変に有効なツールです。

何より市の持っているインターネットメディアというものが、多くの市民の皆さんに閲覧して頂けるようになると、これはテレビの1番組を持ったと同じことになりますから、やはりインターネットをしっかり使っていただくことが大事だなと思います。


シティセールスの一環として“恋するフォーチュンクッキー”のような企画をしては

本当は、私はこっちの席で言うためにこっちに書いておいたんですが、神奈川県で、AKBの恋するフォーチュンクッキーという歌をシティセールスとしてカバーしています。今、これが全国的に流行っていて、日本全国の割といろいろな、最初は学生たちがそのAKBと同じような振りつけで踊るんですよ。1コマ、1コマをいろいろな人たちが構成して一曲になって、一曲が恐らく4分半ぐらいあるんでしょうね。それを1パーツ、例えば3秒とか5秒ぐらいずつで編集していく。つながって一つの作品になったときには、もう何十人もの人が一曲の中で踊りを踊っているんです。それが大学のあるサークルから始まったんでしょうけれども、今、割と会社とか、ちゃんとれっきとした会社とか、それから自治体もそれをやるようになった。

今回、非常に話題になったのは、神奈川県が黒岩知事を筆頭に踊っているんですよ、それがやはり市民受けをしまして、ユーチューブにアップしたらものすごいダウンロード数になっているということが話題になったわけです。



それをやったからどうだということはないんですが、ただ、一つの県のPR、シティセールスに大きく、何十万だったか、物すごい数のダウンロードをされているということで一つのシティセールスになっているということなんです。

そういうようなことを、もちろん市長以下皆さんでそれを踊ったら、それはそれでまた大変なことなんですが、副市長や教育長も踊られたら、すごく話題性にはもちろんなるんですが、そうではなくて、市民の皆さんを巻き込んだそういったことをやったりとか、恐らく2020年のころにはこういったネタはもちろん古いので、また違った一つのアピールの仕方というのはあるんだと思うんですが、私ここで大事だなと思うのはいろいろな人が関わっているというところなんです。

一人でも多くの市民に参画してもらうことを念頭に

アド街ック天国というテレビがありまして、そこでガールズコレクションという、1コマ、1秒間は30コマなんですけれども、恐らく5コマずつぐらいで切りかわってしまう、ほんの一瞬でかわってしまうんですが、だけれどもそれは、その紹介している地域のコミュニティの一つの市民の顔を全国放送で流すということで、一つの大きな話題性があるコーナーで、非常に息の長い番組になっているのは、やはりそれは地域性ということもあるし、市民の方をテレビに載せるということも大きな原因だろうと思うんです。



もし、本市でそういったインターネットメディアを持ったときに、こういうような多くの市民が登場できるようなものがあると、やはり市独自で盛り上げる一つの大きなきっかけになってくるでしょうし、またはもしこういう50周年プロジェクトが立ち上がって、一つのキャンペーンとして、例えば5年前、3年前に動き出したときに、実行委員の方々がマイクを持って街角に入っていって、市制50周年に向けてお祝いの一言をどうぞとか、または市に望むことは何かありますかとかというようなことを拾っていったものを、1人5秒ずつ、10秒ずつぐらいにそういうメディアに載せていくというのも、多くの市民にとっては一つの大きな楽しみになっていくのではないかなと思います。

いずれにしても、余り具体的にこういうことも考えられる、ああいうことも考えられると言ってしまうと、こういう企画は市民発ということが大事なので、私が余りこうこうと例示してしまうのもどうかと思うんですが。

市を舞台にしたアニメ映画を作っては

さっきのアニメの話と重なってしまいますが、市制50周年を記念したアニメ映画制作を、誘致という言葉が適当かどうかわかりませんが、渋谷のぶゆき議員も前に言われたことがたしかあったと思うんですが、そういうアニメ映画を素材として清瀬市の土地を紹介するようなことで、秩父でしたか、どこかやはり何とかというアニメ映画が舞台になって、聖地に今なっているんですよね、教育長のおうちのほうではなかったでしたか。ああいうようなことも、ぜひ企画としてあったらいいと思います。

いずれにしても、まだまだ先の話ですし、ぜひ盛り上げていただけるような企画をお願いしたいと思います。

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report | シティプロモーション