2014年04月09日

★都立清瀬小児病院跡地に「多摩六都アニメ館」の設立を

多摩六都アニメ館

前回は、都立清瀬小児病院跡地は都有地であり本市独自では整備できないという前提で、移転してくるであろう浄水場も生かした児童公園をご提案申し上げました。

今回は、より一歩踏み込んだご提案です。それは、多摩六都広域行政圏でつくる仮称多摩六都アニメ博物館です。

小児病院跡地は慰霊の意味でも子どものための施設を

前回の提案の趣旨の一つ、都立清瀬小児病院で亡くなった子どもたちを追悼するということでは今回もやはり同じで、子どもたちに喜んでもらえるような企画となっています。今回の提案の事業主体となる清瀬市を含む5市は、何と奇遇なことにアニメと大変にゆかりがあるという共通点があります。

この5市は何ともアニメに縁が多い

例えば、東村山市は宮崎駿監督の「となりのトトロ」の舞台となった八国山や隣接する保生園、現新山手病院があり、秋津の淵の森公園をつくる際には、宮崎駿監督もその土地購入に大変なご尽力をされたと伺っています。東久留米市はご存じ、手塚治虫さんのご自宅があり、虫プロはお隣の新座市にあります。また、アニメ映画「河童のクゥ」は舞台が東久留米市であり、最後のほうで清瀬市も登場します。西東京市は、「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」をつくっている日本を代表するアニメ制作会社シンエイ動画があります。アニメ映画「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃」では、西東京市全域がその舞台となりました。小平市では、ピーエーワークスというアニメ制作会社の演出スタジオがあり、数々のアニメ作品をつくっています。

アニメ作品
これらの作品の作者はみんな五市に縁する方々

そしていよいよ我が清瀬市です。先日、企画課の若手職員によりますブログきよせ日記にも取り上げられていましたし、渋谷のぶゆき議員もたびたびご紹介いただいております、TYOアニメーションズというアニメ制作会社があり、やはり数々のすばらしい作品を手がけておられます。また何といっても、巨匠・宮崎駿監督がたびたび我が柳瀬川回廊を散策されながら、作品の構想を練っておられることは何度も申し上げてきました。そしてまた、結核という病は「となりのトトロ」でも描かれており、まして結核と闘い亡くなっていった子どもの追悼という意義にはご賛同いただけるやもしれません。

今やアニメは日本を代表する文化として、世界的に熱烈なファンをつくり出しています。今年のひまわりフェスティバルで話題となったコスプレも、もとはアニメの主人公を崇拝しての表現形態でありました。

こうしたアニメの殿堂を清瀬市の地につくることは、もちろん地域の活性化にもつながりますし、市長のお話にある隣接する結核研究所への結核研修に、世界から3か月もの研修に来られる方々にとっても、お土産話として訪問してもらうことで世界的な発信にもなっていきます。

市単独では無理、ならば五市と都で設立を

何しろ都立清瀬小児病院跡地の再開発は、清瀬市単独ではどうなるものでもありません。しかし、5市でなら何とかなるのかもしれないのではないか。また、こうした事業なら都にも予算的にご協力いただくことも可能かもしれません。また、博物館であれば博物館法に係る国の補助を利用できるやもしれません。

いずれにしろ、ここは清瀬市内にある土地です。アカマツ林の存続のみを訴え、あとはただ都の考え、都の意向を見守っているだけでは、満足のいく結果にはなりにくい。やはりここは、主体的にこうしたものをつくりたいと強く都に働きかけ、清瀬市にとってよりよい再整備をかち取っていただきたいと思います。
【今村企画部長】
都立清瀬小児病院跡地の再整備問題についてお答えいたします。

今回、都立清瀬小児病院跡地に多摩六都広域行政圏で、多摩六都アニメ博物館を整備してはどうかとのご提案をいただきました。

現在、多摩北部都市広域行政圏協議会で、この都立清瀬小児病院跡地に関して何か議論がなされているということはありませんが、第二次多摩六都緑化計画の中で、大規模施設の緑の保全、活用として、所有者の理解のもとに公開や保全、活用の協力を求めていくとしており、その中に都立清瀬小児病院の緑も例示しております。

ただ、今回のような施設の整備ということになりますと、多摩六都には既に多摩六都科学館があること、また、各市新たな公共施設の整備については、これからの人口減少社会を見据えた中で、公共施設のあり方の検討が大きな行政課題となっている状況であることなどを考えますと、各市の共通理解を得ることは非常に難しいのではないかと思っております。

都立清瀬小児病院跡地につきましては、これまでの繰り返しとなりますが、現在、都の病院経営本部が所有しており、市民の皆さんから提出された請願を初め、清瀬市の意向を十分理解していただく中で、都庁内でその活用について検討している段階でございますので、引き続き東京都との連絡調整を密にしながら状況把握に努めたいと考えております。

なお、今月下旬に、東京都病院経営本部の方とお会いする機会が予定されておりますので、何か状況に変化があるようでしたらご報告させていただきたいと思います。
せっかくのアニメ関連地域、活用できないか

何しろお金がかかることなので、それいい案ですねとの答弁はなかなかいただけないんですが、これだけアニメ素材が集まっている土地というのは珍しいです。しかも、亡くなられた方が多い。要するに現在活躍している漫画家の方だと、いろいろ面倒なことが多いそうです。賛同してくれたり、くれなかったり、その方々のご意向や著作権の問題もあります。でも手塚治虫さんにしても、「クレヨンしんちゃん」の作者も亡くなられてしまいしまた。「ドラえもん」の藤子不二雄さんも亡くなられています。そういった意味では、ある種どこかの部分で交渉することはできるのではないでしょうか。

何度も何度もこういうところでネタにして申しわけないんですが、宮崎駿監督は引退され、今後の生き方としては、博物館事業に残りの人生をささげたいとおっしゃっておられます。三鷹のジブリの森美術館に専念したいという一つの希望を持っていらっしゃるんです。

我々議員もそうだと思うんですが、3カ月に一度来る議会での質問を考えることは、非常に大変です。私なんか、もう夜も寝られない、今度何をネタにしようかなと思っているので。やはり監督もそうなんですよ。次回作をどういう内容にしようか、今度どういうふうにしたらと、本当に大変だと思いますよ。

そういった意味では、新たに発表しなくてもいいという解き放たれた瞬間に、やはり彼の人生というのは、残りの人生は今後の子どもたちのために、後に何を残していくか、自分の作品が後世にどういうふうによい影響を与えていけるのかというところに主眼が置かれることなんだろうと思うんです。

そういった意味では、こうした施設が宮崎監督のお住まいの近くでもあり、またこういういろいろなネタが集まっているこの地域であるということは、非常にやはり地の利といいますか、あるし、そしてまた必然性、なるほど、清瀬市でそういうことを5市でやってもいいなということにもなり得るんだと思うんです。

実際問題、アニメ博物館といっていますが、そういうものを仮にどういうイメージでできるのかというのも、私もぴんときませんけれども、それこそスタジオジブリの監修をいただいたりしたらいいと思います。

小児病院跡地は浄水場にしたほうが良い

関連しまして、私はいろいろ取材していく中で、水道局にはぜひ来ていただいたほうがいいのではないかなと実は思っています。水道局は浄水場を作るにあたりいろいろな事例があるそうです。例えば、浄水場は地下に作り、地上はほかの用途、例えば公園にするとかということは間々あるそうです。それはもちろん、清瀬市が整備できるなら市立公園ということになるのでしょうけれども。ほかに家が建ったりしないようなことをしていくためには、しっかり水道局で買っていただいて、複合施設という方向で誘致していただいたほうがいいのかもしれません。

噴水のある公園を

余談ですが、中央公園とか都立清瀬小児病院跡地を見ていて、公園そのもの、中央公園もちょっとしょぼくなってしまいましたね。やはり何が足りないのかというと噴水ではないですか。水は人を癒やします。公園にはやはり噴水があったら良い。

だから、水道局が来てくれたら、噴水ができるのではないかなと。水道局の方に伺ったら、浄水場が来たら、もちろんきれいに浄化した水を噴水に使うことはできませんとおっしゃっていました。当たり前ですよね。せっかくきれいにして、これを飲んでもらおうとしているのに、噴水にはもちろんできないわけで。

だけれども、給水場とかまたは何らかの水を取り扱う限りにおいては、噴水ということもある種可能なのではないかと思います。

【関連】
清瀬小児病院跡地について(平成25年9月議会)

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report