2014年04月09日

★野塩団地南側を湧水公園に

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都営清瀬野塩団地は、今年築50年を迎えるに当たり、去る4月の自治会定期総会において、東京都都市整備局計画担当課の恵美奈課長をお迎えし、都に対し早期の建て替えを求めることで、満場一致にて決議をいたしました。そして、東京都の今年度予算にて基本設計の予算が盛り込まれ、大まかな野塩団地の将来図も見えてきたところであります。

それによりますと、現在団地中央にある通称タコ公園は取り潰されて、団地南側にある一号棟と駐車場を代替地として、そこに公園を建設する案が浮上しています。

団地の南側にはかつて湧き水の小川があった

ここは、その南側がいわゆるのり面、崖線部分に接する場所で、その崖線も雑木林となっている非常に緑豊かなところです。崖線と団地の境界は、現在は塀で仕切られていますが、団地ができたばかりの昭和40年代前半ごろは、崖線下から湧き水がこんこんとあふれ、その境界に沿って小さな小川をつくっていました。今回、公園として計画されているのはまさにその場所です。この計画を伺ったとき、私は真っ先に幼少のころ遊んだ、そのきれいな小川や細かい砂利を舞い上げて噴き出る澄んだ水を思い出しました。

野塩団地南側
野塩団地南側にある公園建設予定地

清らかなせせらぎの市である清瀬市ですが、残念なことに湧水の話はほとんど聞きません。お隣、東久留米市の落合川と南沢湧水群は、環境省が選定した平成の名水百選として東京で唯一入っており、それはそれは見事なところです。また、東京都でも平成22年5月に区市町村とともに策定した緑確保の総合的な方針の中で、都内には大小約40か所、総延長230キロメートルもの崖線があり、その40%が緑に覆われていると指摘しています。それを受け、東京都市整備局では崖線の緑の保全を重要事項として掲げています。

湧き水を活かした湧水自然公園として整備を

そこで、この野塩団地の建て替えに伴う公園整備について、野塩団地南側崖線の緑地ならびにその湧水を生かした湧水自然公園として整備いただくようにご提案申し上げます。

言うまでもなく、整備そのものは東京都の事業でありますので、都に対しご提案いただきたいと思いますが、この崖線緑地は、駐車場と接する部分については清瀬市の市有地でもあります。一部都有地や民地も混在していますが、こうした崖線緑地、ひいては湧水を含む自然環境保全へ向け、東京都と手を携え清瀬市も力を尽くしていただきたいと思うものです。
【黒田都市整備部長】
清瀬野塩二丁目団地の公園についてご答弁申し上げます。

初めに、清瀬野塩二丁目団地の建て替えの状況につきましてご説明させていただきます。この清瀬野塩二丁目団地の建て替えは、平成11年度より東側の第一期建て替え工事を実施し、4棟を整備しました。さらに、平成13年度より西側の第二期建て替え工事を初め、2棟の整備を行い、続いて平成17年度には1棟の整備を終え、今年度残る中央部分の後期建て替え計画の基本設計を発注しているところであると聞いております。

また、当該区域は建設当初、都市計画法上の一団地の住宅施設として都市計画決定されておりますが、国土交通省の都市計画運用指針により、建築物の老朽化等による建て替えの必要が生じている等の場合には、一団地の住宅を廃止して、地区計画へ移行することが望ましいとされていることから、今後東京都と地区計画を策定し、建て替え計画を進めていく予定になっております。この地区計画の中で、街区道路や公園など地区施設の規模や配置、建築物等の用途制限など、建築物等に関する事項を定めていく予定でございます。

ご指摘の公園につきましては、現在都営住宅の敷地の南側、野塩崖線沿いにある程度の面積を確保し整備することを検討していると聞いております。

この公園を湧水公園にとのご提案でございますが、この公園につきましては整備後には本市が管理していく予定でありますが、公園の設計時期につきましては今のところ未定とのことでございます。しかし、設計の内容等につきましては、自治会や市民の皆様の要望を伺い、周囲の景観や広さの特徴を生かした地域の方々が楽しむことのできる施設を配置した公園となるよう、設計の段階で施行者である東京都と調整していけるよう要望していきたいと考えております。
緑のある崖線は清瀬市の特徴

別に野塩団地に限りませんが、清瀬市には一つの特徴として崖線があり、崖があって、そこに緑がいっぱいあるということがあります。どういうふうに保全していけるかということも、今後の課題になってくることだと思います。

その意味では、今回野塩団地がもしそういう形で整備していけるのであれば、これもまた大きなモデルケースになっていけると思います。

湧水を使った噴水のある公園に

今現在、実は残念なことに湧水は出ていないようです。そこは恐らく昭和40年代後半にコンクリートの塀が建てられて、コンクリートで側溝のようなものがつくられたんですが、ある一時期まではあふれ出ていた湧水は、その側溝を流れていました。この間見に行きましたら側溝は空になっていましたので、とまっているのかもしれませんが、もしそこに湧水が復活し、せせらぎ公園のような流れになってくれば、せせらぎ公園のような公園復活もあり得るでしょう。もしそうなったら、その湧水を使ってそこに噴水をつくってください。

そういうようないろいろな意味で、モデルケースになる事業かと思いますので、ぜひご検討いただければと思います。

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report