2014年04月09日

★見守りサーポート事業に“ふれあいヤクルト”を。

ふれあいヤクルト

先ほどもお話が出ていましたが、見守りサポートについてなんですが、先ほど八巻課長からご案内がありました大山団地の佐藤会長の講演会に私も参加させていただいて、昨日もお話ししましたように、自治会加入率100%の自治会でありまして、もう一つの売りは、孤独死ゼロということが大山団地の自治会の一つの成果なんですね。

見守りサポートの意義は

私ども清瀬の高齢者対策というのは、私は非常に先進的でよくやっておられると高く評価をしているんです。その中の一つとして、今回、見守りサポートが平成24年度の事業として行われました。私の住まう野塩団地も協力させていただいているんですが、改めて伺うんですが、この見守りサポートの意義と、昨年1年間の成果を改めてお伺いいたします。意義というのは、何のためにやっているかということなんですが。
この点、ご答弁をお願いいたします。
【八巻浩孝高齢支援課長】
見守りの正式名称は、実は高齢者ふれあいネットワーク事業という事業名がございまして、内容としましては、65歳以上の基本的には単身高齢者または高齢者のみの世帯につきまして、ひとり暮らしや高齢者のみの世帯でお悩みであるとか、なかなか閉じこもってしまう高齢者の方も多うございますから、そういったところを定期的に訪問させていただいたりとか、安否確認、福祉サービスの情報の提供を行っております。

現在、平成25年末でふれあい協力員というのが57人いらっしゃいまして、それ以外に220ほどの事業者も登録をしていただいておりまして、この間の事業にはそういったところからご参加いただいております。

私も実は4月に来て既に実績がありまして、そういった事業者から、新聞が3日分たまっているから見てほしい。あとはヤクルトから、ふだんだったら必ず出てくるのにきょうは出てこないから何とかしれくれないか。そういう形でお邪魔をして、実際にベランダを乗り越えて中へ安否確認に行ったこともございます。

そういったことでは、孤独死、そこまで至らなくても、中で体調が悪くてなかなか外に出られない方についてのいろいろなサポートができているんじゃないかなと思っておりますので、清瀬市はなかなかこういったところに、皆さん非常に積極的に登録していただいているので、今後もこういったところを活用しながら、立川市を見習いながら、孤独死ゼロに近づくように頑張っていきたいと思っております。
孤独死の定義

見守りサポート、高齢者ふれあい事業ですが、おっしゃるとおりで、やはり孤独死をなくしていくというところが最終的な目標でして、大山団地自治会も孤独死ゼロだったとおっしゃっていて、孤独死の定義というのを会長がおっしゃられたんですね。孤独死というのは、死後何時間たって見つけたら孤独死というのかわかりますかと会場の方々に聞かれまして、そもそも質問の意味が私もよくわからなかったんですが、つまり孤独死という定義は、死後24時間以上たって発見された死体のことを孤独死というそうなんですね。つまり、亡くなっていても、24時間以内に見つければ、それは孤独死とは言わないという。

大山団地のことで言えば、当然いるわけです。独居のご老人がおうちで亡くなっている方はいる、幸い24時間以内にその死体を発見したために孤独死ではないということなんですね。

亡くなる前にサポートすることが本義では

私、その話を聞いて、ああ、そういうことなんだなと改めて、今回、私ども野塩団地でもやっている見守りサポートのことを思い至ったわけですが、私どもも、つまり新聞がたまっていたり、換気扇から異臭がした場合に通報していこうということで、団地の自治会役員全員で言っているわけですが、ある意味、新聞がたまっていて、ぐあいが悪くて新聞を取りにいけないということも当然あるんだと思うんです。異臭というのは、よっぽど家が汚いか、もう亡くなっているか、どっちかなわけで、亡くなった後24時間以内に発見するということも大事なんでしょうが、一番大事なのは、死亡させないということが一番大事なことであって、そこに至るまでには、やはり我々の力では一歩足らないんですね。当然、毎日毎日、とんとん行ってご機嫌伺いするわけにもいかないので。

そういった意味では、清瀬市でやっている見守りサポートふれあい事業は、事業者にもご協力いただいて、今お話に出ましたように、ヤクルトのご協力を頂いては、ということなんです。やはり私はある年齢以上の独居高齢者で、またはご本人が健康上不安のある方については、ヤクルトのやっておられる、“ふれあいヤクルト”というそういった有料サービスを活用してはどうかと思います。

毎日、フェイス・トゥ・フェイスのヤクルトレディ

つまりいろんな事業がある中で、フェイス・トゥ・フェイスで毎日のように訪問してくれるサービスというか、仕事というのは、ヤクルト以外余りないんですよね。牛乳もある意味、置いていくだけですし、新聞も入れていくだけですからね。毎日のように会って、顔色を見て、愚痴をちゃんと聞いて、たった80円のヤクルトを売るだけで30分やそこらしっかりお話を聞いて帰るという、本当に偉いと思うんですよ、あの方たちは。

そういった意味では、先ほども申しましたように、全員というわけにはもちろんいかないんですが、ある年齢以上の健康不安のある独居老人については、ヤクルトと提携をして、そういうところにヤクルトを置いていく傍ら、しっかりと顔を見て、健康状態やそうしたことを見ていくということを提案をしたいと思うんですね。

これについても、もしご見解があればお願いいたします。
【新井勘資社会福祉課長】
ふれあいヤクルトの件についてなんですが、以前にも委員からお話しいただきまして、事業としては大変すばらしい事業かなとは思っております。

一番のハードルといいますか、予算、お金がかかるということで伺っておりまして、検討していきたいと思います。

ありがとうございます。もちろん予算のかかることですから、ぜひご検討いただければと思います。

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report | 優しいまち-福祉