2014年06月19日

■読売新聞に「清瀬生まれ オオムラサキ」が掲載されました。

オオムラサキ記事

6/18(水)の読売新聞朝刊に「清瀬生まれ オオムラサキ」として、清瀬市で取り組む国蝶・オオムラサキの飼育事業の模様が掲載されました。ちょうどこの日から今年の一般公開も始まり、それに先立ち私たち議員も見学させて頂きました。

清瀬生まれ オオムラサキ
国蝶こくちょう「オオムラサキ」の飼育事業に取り組んでいる清瀬市で6月に入り、飼育して初となる“清瀬生まれ”が次々と羽化している。幼虫などを育てている同市中里の「台田の杜もり」のケージでは約50匹の美しい成虫が舞っており、18日からは一般公開も始まる。

同市には1960年代頃までオオムラサキが生息していたといい、飼育は2年前から雑木林の再生事業と並行して進められている。一昨年はオオムラサキの保護をしている日の出町の廃棄物処分場から幼虫を譲り受けて飼育を試みたが、育った成虫が産んだ卵はかえらなかった。

その後、市の担当者は荒川区でオオムラサキを育てているNPOを視察するなどして、餌の与え方や飼育環境を勉強した。ケージは高い方が飼育向きだと分かり、スタート時の約4倍となる幅5メートル、長さ10メートル、高さ8メートルの大型ケージを新設。NPOから譲り受けた幼虫を育て、再挑戦した。

卵を産み付ける大小十数本のエノキが並ぶケージ内で、幼虫は順調に成虫となって産卵。約100匹の幼虫が生まれ、6月3日から羽化が始まった。成虫は約1か月生きるといい、つがいも確認されている。ケージは18日から7月中旬頃までの毎週水曜日午後2時〜4時と6月28、29日午後1時〜4時、一般公開される。雨天時は中止。

飼育事業は再生した雑木林での生息を目指すものだが、都外の成虫がルーツであるため、都の指摘なども考慮し、遺伝子のかく乱などが起きないよう、羽化した成虫は放蝶しない方針。同市は狭山丘陵などの地域に今も生息するオオムラサキを増やすなどし、育てられないかを検討している。

問い合わせは同市水と緑の環境課(042・492・5111)へ。


Posted by takosuzuki │ ■新聞等での掲載