2014年06月24日

★スポーツ施設の適正化を

スポーツ施設の適正化を

高齢化の進んだまち清瀬市では、健康推進の観点からも、また、健全な市民生活の向上の点からも、スポーツ振興に力を入れています。これは何も我が市だけの施策だけではなく、どこの行政でも同じことを取り組んでいます。ただ、他市と比べ、高齢化の点で際立っている本市においては、その点に考慮していくべきであろうと考えます。

それでは、まず現在清瀬市内にあるスポーツ施設はどうなっているのかをおさらいしてみます。

野球場は下宿第二、第三野球場、内山野球場と三つの野球場があります。また、少年野球のみですが、コミュニティプラザひまわりの多目的広場と下宿広場があります。サッカー場は国体の行われた下宿第三サッカー場、内山サッカー場に2面と合わせて三つあります。テニスコートは中央公園に3面、下宿第三に6面、下清戸運動公園に3面、コミュニティプラザひまわりに3面と合わせて15面となっています。その他高齢者に特化したスポーツ施設ということでは、ゲートボール場、グラウンドゴルフ場が市内数か所に点在しています。

清瀬市略図

ということで、検証したいのがこれらのスポーツ施設が市民ニーズに合っているのかということです。市民の需要と行政の供給バランスが合っているのか、また、サッカーや野球はなかなか高齢者には難しいスポーツだと思います。その意味では、今後ますます高齢化が進んでいくと、それに合わせて高齢者でもできるスポーツ施設をふやしていくべきであろうと思います。

グランドゴルフやテニスなど、高齢者でもできるスポーツ施設に拡充しては

そこでご提案します。

将来的にそれぞれ3面ずつある野球場やサッカー場は、テニス場ないし多目的に使える運動場として、高齢者でもできるスポーツ、テニスやゲートボール、グラウンドゴルフなどができる施設へと転用してはいかがでしょうか。

都有地などの空き地をグランドゴルフ場に

また、近年ゲートホールにかわって盛んになってきたグラウンドゴルフについては、市内の未利用都有地や空き地などを簡単に整地し、グラウンドゴルフ場としてはいかがでしょうか。グラウンドゴルフは厳密な整地の必要がない。多少グラウンドにでこぼこがあるほうがよいそうですので、整地の予算が抑えられる。また、スポーツ施設は、比較的土地に余裕のある市内の北東方面に集中していることから、それほど大きな面積の要らないグラウンドゴルフ場を市内各所に整備することによって、均衡化を図ることができると思います。ご所見をお伺いいたします。

【答弁/岸典親生涯学習スポーツ担当部長】
市内の主な運動施設といたしましては、鈴木議員よりご紹介いただきましたとおりでございます。

議員ご指摘のとおり、利用頻度の低い曜日など、施設の有効利用を検討する意味でも、多目的利用を促進することは、有意義な取り組みであると思います。

ご承知いただいておりますように、本市のスポーツ施設は、ゲートボール場とプール以外は公共施設予約システムで、予約抽選の上、利用者を決定させていただいている状況でございますので、高齢者のみならずスポーツ愛好家の方々には、休日の会場確保についてご不便をおかけしている状況がございます。

現在、下宿第三運動公園の人工芝の上では、サッカー競技だけでなくゲートボール、グラウンドゴルフ、ティーボールなどの種目も体育協会や指定管理者とも協議して活用しているところでございますので、今後どのような種目に適用できるか、検討を進めていかなければならないと思っております。

東京都が2年おきに実施している東京都スポーツ総合調査の平成24年度集計を見ますと、本市には28の競技で約4,700名の方が活動しているという調査結果がございます。人口7万4,000人に対して約6%の方がスポーツ活動をしているということになりますが、個人でされているようなケースは、総数にカウントされておりませんので、もう少しふえるのではないかと思っております。

施設がふえれば競技人口がふえるのかなど、需要と供給のバランスを挿し図るのは、非常に難しいと思いますが、市民の方々には競技スポーツとは別に、健康志向に重点を置き、ウオーキング、ジョギングなどの自然環境の中で体を動かすことなどを選択している方も多く見受けられるようになりましたので、河川、雑木林、道路など、公共施設以外のところの環境整備なども進めていかなければならないのではないかと思っております。


Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report | シティデザイン・その他