2014年07月03日
■市制報告会を開催しました。
※画像を一部加工しています。
7/2(水)、清瀬市内にて6月議会の報告会を開催しました。とは言え、時節がら時間の多くを今回のいわゆる「集団的自衛権問題」に費やしました。昨日7/1の閣議決定後、慌ただしくパワーポイントにて作りこみ、じっくりとお話をさせて頂きました。
結論的に言えば、“集団的自衛権に踏み込んだ”のではなく、“個別的自衛権の枠の中で限定的な拡大解釈”であり、巷間言われているような、“戦争への道”を日本が歩み始めたなどとはとんでもないことです。
このブログの少ない字数では語りつくせないので、私の敬愛する評論家・佐藤優氏の今回の閣議決定を踏まえてのラジオでの発言を紹介しておきます。
【佐藤優氏のラジオでの発言】
佐藤「以前よりも集団的自衛権やりにくくなった。以前は個別的自衛権などとごまかして、中東とか行ってましたけど、これも中東とか行けないですよ」
それはどうしてですか?
佐藤「まず総理は行かないって言ってますしね。それはもうハッキリ言ってますしね。それから、ホルムズ海峡に機雷が置かれると。ホルムズ海峡の国際航路帯って言うのは、公海じゃないんですよ。これオマーンの領海を通ってるんです。オマーンの領海に機雷を置くわけですね。これは国際法上、その瞬間に宣戦布告になるんです。そしたら、戦争状態なんです。戦争状態のとこ、行かないでしょ? 」
その置かれた段階で戦争状態になる?
佐藤「だから、行けないんです」
日本はそこを通らないとエネルギーが輸入できないから。じゃあ、自衛隊そこ行ってちょっとどかしてって、それはできない?
佐藤「だって今回のところで、戦争状態のところには行かないってハッキリと縛りをかけてるじゃないですか」
ということはですね、集団的自衛権って言葉だけは、なんか憲法解釈の変更で、より使いやすくなったような印象となってますけども、実質的には?
佐藤「凄く使いづらくなった。だから、むしろ安全保障の専門家なんかが恐れるのは、アメリカから「来てくれ」って言われても、「いや〜、縛り付けちゃったんで行けないです」と。ですから、新聞読んでると公明党は(自民党に)押し切られて、「何が平和の党だ」と、「半分嘘つきじゃないか」みたいな感じなんですけど、結果から見ると、公明党の圧勝で。それで本当にこれ、山口さんが「国外では集団的自衛権できない体制にした」とハッキリ会見で言ったんですけど、本当にその通りですよ」
佐藤さんの分析から言えばですね、じゃあ例えば朝日新聞とか東京新聞のね、「即、子どもだ、孫が戦争で」ってね、すぐそういうイメージに結び付けて叩くっていうのは、どういうふうに見えますか?
佐藤「興奮してるんでしょうね(笑い)。先ほどあの、なんとかさんと一緒で、ある人でもある新聞でも、何かを信じているとなかなか禁止することはできないですからね。でも、逆にうまくいったって書いるとこの新聞も、本当は心のなかで不満に思っていると思いますよ」
ははあ、ということは実質は公明党をこちらにこう、連立組んでてこの集団的自衛権の憲法解釈変更については、自民党より安倍さんのほうに引き寄せるために、いろいろ譲っちゃったから、むしろ使いにくくなっちゃったっていう。
佐藤「むしろ使いにくくなってしまった」
むしろ使いにくなりましたってことを世界中に公言したようなもんだと。
佐藤「だから、結果からみると、公明党もこのまま大変だと思いますからね。やっぱり創価学会の中では普通の新聞しか読んでないし、細かいことわかんないから、怒ってる人たくさんいると思うけれども、徐々にこれ我々が思っているのは(公明党の)圧勝じゃないかと」
ノーベル平和賞でも取れますか?
佐藤「それはよくわかんないですけど」
それは冗談ですけど。
佐藤「真面目な話、平和主義みたいな宗教的信念を持っているような支持母体のある政党は強いっていうことで、これ公明党の底力をバカにしたらいけないということが、僕は今回の結論だと思います」
ちなみに前半は、毎年この時期には必ずお越しくださる渋谷金太郎市長に、ゆっくりとお話し頂きました。市長の掲げる“世界医療文化遺産構想”を始めとして、清瀬市のシティプロモーションに懸ける意気込みが熱く熱く語られました。
Posted by takosuzuki
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