2014年07月24日
■雨水管整備事業現場を視察しました。

去る7/22(火)、清瀬市が現在推進しているゲリラ豪雨対策としての雨水管整備事業の現場を、清瀬市議会として視察しました。

現場に到着してすぐに、現場事務所にて工事概要の説明がありました。概要は、近年のゲリラ豪雨対策として、太い雨水管を市内に張り巡らせ、冠水を防いでいこうというものです。昨年、平成25年度から着工しこの区域だけでもあと3年かかります。市内全部となるとあと15〜20年は楽にかかるでしょう。
【工事概要】市では、「清瀬市下水道プラン2009」に基づき、公共下水道として雨水幹線整備事業を始めました。
この事業は、市内を21の区域に分けたうちの一つ「柳瀬川右岸8-1排水区」で、ゲリラ豪雨などから道路冠水や浸水の被害を防ぐため「柳瀬川右岸5号雨水幹線」を平成25年度から4年かけて整備するものです。
市の公共下水道は、分流式で、これは台所やトイレ等の排水を流す汚水管と、道路に降った雨水を流す雨水管とに分けて整備しています。
現在、整備している雨水管は、道路に降った雨水を最終的に柳瀬川に流すための大きな雨水管で、内径は2m40cmにもなります。

今回、行われている現場は、柳瀬川通りのサーモスタットの西側信号からそのまま柳瀬川へ降りていく管を作る工事で、起点となっているのは上図の「A」地点です。ここを視察しました。ここから、「B」地点に向かって掘っています。「A」「B」「C」地点がゴールでそこから川に流します。「B」まで掘ったところで、今度は上方向「D」地点に向かいます。そしてその後、平成27・28年にかけてけやき通り方面、大林組の方をつなげていきます(※上図、水色の部分)。
ともあれ、基本的に、市の北東部、つまり柳瀬川の下流域から整備していきます。どうしても水の流れに対して、下流から太くしていかないと奏功しませんので、市内の南西部の方々はもう少しお待ちください。

この太い土管のような管が直径2.4mあるのです。現在、1日5mの速度で柳瀬川方面に進んでいます。この管の先端に掘削機を操作するオペレーター1名と、掘り出された土砂を太いパイプで吸い上げる要員2名の計3名がいるそうです。

掘り出された土砂はこのようにペースト状の泥になって吸い上げられます。この大きな容器に溜められて、一杯になったところで、地上で待機しているダンプカーに移されます。

地上にて、所管課の下水道課長にいろいろ質問をさせて頂きました。原理としてはなんでもない工事ですが、実際には大工事ですね。

最後に、工事現場を前にして記念撮影です。この暑い中を作業頂いている方々には、とてもお邪魔をしました。最後まで無事故の工事をお祈りしています。
なお、使いました写真の半分以上は議会事務支局・若松次長から頂きました。ありがとうございます。
Posted by takosuzuki
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