2014年09月07日
●「家屋を浸水被害から守れ」実現しました。

去る9/1〜6にかけて、中里一丁目地域の大雨冠水対策として、集水ます(マンホール)から直接地下へ雨水を浸透させる工事を行いました。

市が作ったハザードマップにも、マーキングされています。
私が市議になって最初に直面した、なかなか実現の難しい課題が、中里一丁目地域の冠水対策でした。この地域はもう何年も前から、大雨が降ると家屋へ浸水してしまう危機に直面していました。そこで私は、議員になって初めての議会でこの問題を取り上げましたが(※家屋を浸水被害から守れ!! )、抜本的に雨水工事、つまり川に流す最終地点から雨水管を太くしていくことが必要で、そのためには何十年もかかるという話でした。

2012年5月の豪雨で冠水した中里1丁目住宅
そうした中、その翌年(2012年)の5月、たまたまこの前を通りかかった際に大雨に遭遇しました(※恐ろしい豪雨!! )。フロントガラスを叩く雨が激しすぎて前も見えない程でした。住宅の中に車を止め、外に出てみるとみるみる雨が溜まっていきます。明らかに、排水が間に合わないのです(上の写真)。
こうした現場に実際に遭遇するというのは、やはりこの問題にしっかりと取り組めという啓示だったのかもしれません。
その後、行政とともにどうしたら良いか、折に触れアイデアを出し合ってきましたが、とりあえず雨水管を定期的に清掃して、管の流れをよくする程度のことしかできませんでした(※ゲリラ豪雨に備えての雨水管高圧洗浄)。もちろん、大雨の際には土嚢を積むなどの対策もしましたが、あるところに土嚢を積むと他のところでの被害が大きくなるという弊害もあり、土嚢も難しい対策でした。

この工事は、既存のマンホールの底に6mの深さの穴を掘り、水を通しにくい粘土質の土壌の下に水を逃がすという考え方です。

重機によって立てられているパイプを下に埋め込みながら、穴を掘っていきます。最終的に管を埋め込んでいくのですが、この管は下の写真のような太さになっています。



地中に浸水させる個所は、冠水するこの地域の3か所に施されました。今回の工事はそうした中、新しく昇進した課長によって発案されました。この工事は清瀬北口の冠水対策でも奏功した技法だそうで、ここでも効果のあることを祈ります。
【参考】
★家屋を浸水被害から守れ!! 2011.6議会
●ゲリラ豪雨に備えての雨水管高圧洗浄 2011.8.13記事
■恐ろしい豪雨!! 2012.5.28記事
■猛暑と豪雨の中の出来事。 2014.8.10記事
★自治会活動を全面的にサポートするため市民協働係の充実を 2012.6.28記事
Posted by takosuzuki
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