2014年09月29日
★庁舎と駅を結ぶきよバスルートの再編成を

公共交通不便地域の解消を図るため、平成19年1月からスタートしたきよバスは、高齢化率の高い本市にあって、すっかりと市民の足として定着してきました。しかし、現状は交通不便地域としては、本市の西側のみであり、本市の東半分も含めた交通ルートの変更は、これまで何度もこの場で質問があったとおりなかなか難しい。あわせて、その際の本市からの答弁として、既存の路線バスの運行があるため、新たなきよバス路線の新設は、採算性の観点からもさらに難しいことも承知をいたしております。
2020年の市庁舎完成に向け、庁舎へのアクセス向上を
ただし、2020年へ向け、数十億の予算を投じ庁舎も完成し、その新庁舎をシンボルとして50周年の祝賀行事も行われることでしょう。それを思えば、最寄りの出張所があるから新庁舎に来てもらう必要がないではなく、一人でも多くの市民にお越しいただける庁舎を目指すべきでもあります。であれば、現状、直接庁舎へ行ける交通手段がない地域をカバーするルートの再編成は、あながち的外れな考えではないと思います。
こうしたことも踏まえて、2020年新庁舎完成へ向け、きよバスの庁舎循環ルートを、具体的には野塩団地から柳瀬川通りを経て中里団地の中を通り、また柳瀬川通りを経て庁舎に至り、けやき通りからでんきち交差点を右折し、芝山へ抜け、市営柳原住宅から秋津へ抜けるルートの再編成をご提案いたします。ご所見をお伺いいたします。
【答弁/黒田和雄都市整備部長】
コミュニティバスとは、自治体がまちづくりなど住民の福祉の向上を図るため、交通空白地域、交通不便地域の解消、高齢者等の外出の促進、公共施設の利用促進を通して、まちの活性化を目的として自治体自らが主体となって運行するバスでございます。清瀬市でも平成19年1月20日から、野塩・中里地区と病院街や図書館など公共施設を結ぶルートとして運行を開始してきました。しかし、運行開始より約8年経過しておりますが、なかなか乗車率が上がらず、何か対策をというご意見もたびたび頂戴しているところでございますが、もともと交通空白地域という民間乗合バス事業者が運行しない地域を走らせていることもあり、なかなか乗車率が上がりません。
議員ご提案の2020年のオリンピック、そして、新庁舎へ向けたきよバスの運行ルートの再編成につきましても、タイミング的には清瀬市も新しい時代に向けてのスタートをすることになるため、検討の価値は十分にあると思います。しかし、本市としては市内の交通機関の本来の担い手は、やはり民間の乗合バスであると考えており、きよバスはあくまでも空白地域を埋めていく存在と認識しております。
今後、東京都施行の都市計画道路が用地買収も、現在では約90%終了しており、また、清瀬水再生センター東側の新座地域になりますが、区画整理事業による商業施設の誘致など、具体的に清瀬市内の状況も、道路状況も変化してくることが予想されることもあり、改めて民間乗合バス事業者と地域の公共交通の担い手であるバスのあり方を、運行ルートの再編も含めて、地域公共交通会議などの場を利用するなどして話し合っていく機会をつくっていきたいと考えております。
デマンドワゴンでも良いから導入を
きよバスについては、何もきよバスだけではなくて、きのうお話がありましたデマンドワゴンでもいいと思いますし、何はともあれ野塩から役所に来るルートとか、そういう不便地域をぜひご検討いただければと思います。要望いたします。

現状、市の西半分しかルートのないきよバス
Posted by takosuzuki
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