2014年11月18日

■HUG(避難所運営ゲーム)、行いました。

HUG(避難所運営ゲーム)

去る11/17(月)、9月の発足後、初めてとなる「四中校区円卓会議」を行いました。四中円卓の3つのテーマ“高齢者・青少年・防災”のうち、やはり喫緊の課題である“防災”については、毎回の集まりで少しずつ学んでいこうと、第一回にふさわしい「HUG(避難所運営ゲーム)」を行うことにしました。というのも、清瀬市でHUGを行うのは今回が初めてなのです。市の防災防犯課も、この夏にHUG発祥の静岡に行き、しっかりと勉強してきたのでした。

HUG(避難所運営ゲーム)

まず、HUGを始めるに当たり、男女年齢層等均等な8名程度のグループを4つ作りました。あらかじめ、机には避難所となる仮想の学校の大きな見取り図が置かれています。そして、ゲームの進め方についてレクチュアを受けました。ゲームと言っても、グループごとに競い合うという意味のゲームではなく、“ゲーム感覚で避難所運営を体験してみよう”ということで、これによって避難所運営のノウハウを学べるというものではありません(もちろんこれをきっかけにしてより深く避難所運営を学ぶこともできるでしょう)。

HUG(避難所運営ゲーム)

さあ、いよいよゲームの始まりです。ゲームの進行役である防災防犯課の課長によって、避難所に来られる避難者の方々の状況が書かれたカードが次々と読み上げられます。その方々を避難所のどこに収容していくか、瞬時に判断しなくては、どんどん避難者が来ます。合間合間にイベントとして、食料や毛布などの備蓄品も届きます。これらをどう処理していくか。グループごとのチームワーク、またはリーダーの処理能力が問われます。

それらのカードを処理する方途によって、避難所の見取り図の上に置いていきます。また、見取り図を睨(にら)みながら、どこにどんな方々をレイアウトするかも見せ所です。

HUG(避難所運営ゲーム)

最後のカード、避難者の受け入れが終わり、最後に各グループごとにその処理結果を報告し合います。また、初めてのHUGの感想も述べ合いました。たっぷり2時間近くかかったゲームもあっという間でした。

私は、防災士の資格取得の際、避難所運営についても学んでおり、HUGも経験済でしたので、あらかじめ避難所のレイアウトを決めたり、避難者の受け入れの基準を提示させて頂くことができました。先ほども書きましたように、HUGそれ自体は避難所運営のノウハウを学ぶものではなく、シミュレートすることによって避難所運営の大変さを体験し学ぶきっかけにするものです。実際のここ四中における避難所運営の検討は、私が会長を務める「四中避難所運営協議会」にて検討していくことになります。それができた後、そのマニュアルを学んだうえで、このHUGができればと思います。

ともあれ、四中校区円卓会議。清瀬で初めてのHUGを行いました。次回は1/19(月)に開催予定です。次の学習テーマにご期待ください。


Posted by takosuzuki │ ■活動記録/REPORT