2015年02月05日

★シティプロモーション推進本部について【H26年9月議会】

シティプロモーション推進本部について

前回、第2回定例議会において、清瀬市として「シティプロモーション推進本部」設立の報告がありました。そして先般、第一回目となる会合が開催されたとの記事もネットに上がりました。そこで、まずこのシティプロモーション推進本部の目的、手法、スケジュール、また予算等々、具体的な推進構想についてお伺いを致します。

私もこれまで何度となくシティプロモーションの重要性を訴えてまいりました。特に、議員になったばかりの平成23年9月議会にて「経営戦略室」の設置を提案し()、この部署で担うべき役割として『自主事業や企業誘致といった新たな財源を模索する経営戦略の企画推進を担う、そしてまた「きよせ」という行政ブランドの確立へセールスプロモーション戦略を立てるなど、いわば戦略的コンサルティング業務を担う専門部署』であると提案しました。

シティプロモーションとは

そもそもシティプロモーションとは、ごく単純に申しあげれば、地域の魅力を発見・再定義・創造しながら、それらを市内外の方々に印象付けていく作業であろうと思います。その結果、市民をして市に愛着をもち愛郷心が高まり、行政運営に対する主体性が育まれ、他人事として「行政に何かしてもらう」ではない、清瀬市を「どうしていくか」の市民が増えていく、また市外の方々には、住んでみたい街として転入して頂いたり、利用したい街として訪れて頂き、その結果、税収等々様々な効果が期待されます。

その目的(コンセプト)と手法

まず「シティプロモーション推進本部」の大きな意味での目的・コンセプトは、このような考え方になるでしょうか。一言でいえば「清瀬の魅力を発見・再定義・創造し、市内外に発信することにより、清瀬市のイメージアップを図る」ということ。その次に想定される行程について、列挙しつつ確認をさせて頂きたいと思います。

目的に続いてその手法の第一段階は、まず清瀬の「何を売りにするのか」です。数多ある清瀬市の魅力の洗い出しと言ってもいいでしょう。様々な売り・魅力をアイデアラッシュとして列挙してみる。そしてその魅力を、どの層にどのように訴求していくか、絞り込んでいくことが次の作業となるでしょう。たとえば、「清瀬ではニンジンの生産量が東京一である」という売りがあったとして、これをどの層にどのように売るか。高齢者層をターゲットとした場合、ニンジンの健康効果を前面に出すことによって、ニンジンの付加価値を高め、東京一の評価をあげていく、そしてどんな方法で発信するのが効果的なのか、という課題も生まれます。

市報、HP、イベントを有効に活用

ここで、最も大事なことは、“どのように”という部分です。どのように売るか、その要は、「どれだけ“媒体”を使えるか」であり、“媒体”とは、宣伝媒体ですので、清瀬市の場合、「市報」「ホームページならびにツイッターやフェイスブックなどのインターネット」のふたつが媒体価値の高いもので、あと思いつくのは定例的なイベントなどです。こうした媒体をターゲットに合わせて使い分ける、もちろん予算的な制約がある上での選択です。また、プロモーションとは言ってみれば、「印象操作」ということですから、そのためには「何度も何度も露出させていく」、いわゆる「露出度を高める」ことが肝要です。その意味では、単発で終わってしまっては意味がありません。何度も何度も、ということがポイントです。

プロモーションのセオリー通りとするならば、こうしたプロセスになろうかと思いますが、手法とその考え方については、よろしいでしょうか。

2020年の市制50周年プロジェクトをその目玉に

その上で、提案申し上げるなら、今回の一連のプロモーションについて、大きな目標として「2020年市制50周年プロジェクト」のような括りをつけてはどうでしょうか。これは「2020年市制50周年を盛り上げよう」と私がかつてご提案したことでもありますが、こうした意義のもとで、プロモーションをすればその場しのぎの思い付きのような印象ではなく、地に足の着いたしっかりとした取り組みという感じがしますし、今後、予算も付けやすいのではないでしょうか()。

専門スタッフの確保を

また、より完成度を高めるならば、そうした一連のプロモーションをコーディネートする専門的な技術を持ったスタッフも必要と考えます。同時に、媒体を使って露出していくための専門的な表現演出技術をもった人も合わせてご提案します。これらの方々のことを業界的な言葉でいうと、前者をプロデューサーといい、後者をディレクター、ないしデザイナーと言うことができます。両方のスキルをもったお一人でも構いません。このスキルのあるなしで、この事業の完成度が違ってくるのは言うまでもありません。だからと言って、大手の広告代理店に丸投げしてしまうほどの財力は当然ことながらありませんので、少なくとも、現役であれOBであれその技術をもった専門性のある方の確保ができないでしょうか。ぜひ、この点もご検討頂きたいと思います。

いずれにしても、今回、お立ち上げ頂いた推進本部を実効性のある、またそれ自体が話題のあるものとしていくため、是非、ご検討頂ければと思います。

【答弁/今村広司企画部長】
初めに、シティプロモーション推進本部設置の目的ですが、清瀬市の誇れる歴史や文化、自然、そして人や地域の価値を市民が再認識し、その魅力に磨きをかけて市内外に向けて発信していくことで、まちの活力と発展の原動力につなげていくための総合的かつ戦略的なプロモーションを担うことを目的として設置をしております。そして、こうしたプロモーションを進めていくためには、広報担当といった一つの部署でできることではありませんので、この推進本部は企画部や市民生活部、都市整備部、教育部の関連する部課長をメンバーとしております。また、プロモーションを推進していくための事業を継続的に行うため、推進本部に担当チームを置くことができるとしており、課題に応じて、例えば若手職員や関心の高い職員などで構成する担当チームを結成することも考えております。

推進本部は、7月に第1回目の会議を開催し、まずは推進本部のメンバーがシティプロモーションに関する意見交換を行い共通認識を持ったところであり、清瀬市のフェイスブックでもその様子を発信いたしました。

次に、シティプロモーションを進めていく手法と今後のスケジュールですが、今後はこの推進本部を中心に先進自治体の取り組みを研究したり、清瀬の歴史や文化、特産などさまざまな資源に関する情報を整理し、清瀬市の魅力の洗い出しを行いたいと考えております。そして、プロモーションの具体的なイメージを持ちながら、それらの活用方法について検討を進めてまいりたいと思います。

そうした中では、推進本部のメンバーだけでなく、先ほども申し上げましたように、担当チームなどを設け、職員の中にもシティプロモーションの考え方が浸透していくような方策をとりながら進めていければと考えております。

また、シティプロモーションの活動は、市外に向けたものと思われがちですが、まずは市民の皆さんに清瀬市の魅力を再認識していただき、清瀬市に愛着と誇りを持っていただくこと、そして地域が活性化することが重要だと思いますので、こうした活動を進めていく必要があると考えております。その上で、今後の人口減少社会を見据えた中、住み続けたい、住んでみたいまちとして選んでいただけるまちになるためには、シティプロモーションを進めていく必要があると考えております。

そのために、ターゲットの選定を初め、マーケティングやブランド化、効果的な発散方法など民間が得意とする分野の活用を図り、複数年にわたる戦略的な取り組みを市民の皆さんとともに考え、展開していくことが重要であると考えております。

そうした中で、今回ご提案いただきました市制50周年プロジェクトのように、本市の大きな節目のときを目標に定めて進めていくことはわかりやすく、PR効果も高く、それによる波及効果も期待できるのではないかと思います。また、専門的な技術を持ったスタッフの確保につきましても、先進市の取り組みなどを研究させていただく中で検討してまいりたいと思います。
プロモーション手段としては、具体的に形になるもの、もちろん、先ほど言いましたようにコンセプトワークというのはしっかりやっていただいて、その上で形として見えるものを展開してもらいたいと思います。

まず手始めに自治体ポロシャツを作ってみては

最近話題になっているのは、自治体ポロシャツ、清瀬市でも去年、国体ポロシャツを皆さん着ていらっしゃいましたし、今回のひまわりフェスティバルでも市長を初め受付の方はひまわりTシャツを着ていらっしゃいましたが、ぜひとも他市を参考に自治体ポロシャツをご検討いただければと思います。

ひまわりTシャツ
市役所受付の方が着ていた“ひまわりTシャツ”

何しろ、メディア、媒体をどう確保していくのか、行政として、ここが一番大事ですよね。清瀬市としては、今年に入ってもNHKの「ニュース845」に婚活イベントで出たり()、オオムラサキの記事が読売新聞に出たり()、世界文化遺産の話も朝日新聞に出たり()、いわゆるメディアを使ってのプロモーションが、功を奏していると思います。これは担当所管課がしっかりと情報発信をしているからだと私は思っています。大変評価をしておりますが、ぜひお願いします。

清瀬のもうひとつのキーワードは“成熟”

その上で、コスプレだとか、アニメだとか、若い人におもねるような施策ばかりではないアイデアを求めたい。私は清瀬市のもう一面の売りとして、“成熟したまち”ということを挙げたい。ご老人が多いということは、やはり常識的な節度がある人たちが多いまちということです。成熟したまちということなんですね、逆に言うと。まちがきれいだとか、こういった売りも一つはご考慮いただきたいと思います。

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report