2015年02月05日

★特定健診にCOPDを【H26年9月議会】

特定健診にCOPDを

COPDとは

COPDと言ってもピンとこない方が大勢いらっしゃると思います。COPDとは、慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)のことで、別名たばこ病と言われるように、90%以上が喫煙を原因とした病気です。ホームページによれば、「たばこなどの刺激で気管支に炎症が起こり、ついには肺胞が破壊されることによって肺機能が低下し、呼吸がしにくくなります。喫煙開始の年齢が若いほど、また1日の喫煙本数が多いほどCOPDになりやすく、進行しやすい」とされており、俗にいくら息をしても窒息状態、息苦しさが改善されない、その苦しみは地上における溺死のようとも言われ、「死よりも恐ろしい病気」として知られています。
COPDについて「クローズアップ現代」の特集

世界の死亡原因の第三位に

私は先般行われた、清瀬市健康推進課主催の健康大学講演会「なぜ、COPDは年々増加しているのか」に参加し、この病気の実態についてじっくりと勉強させて頂きました。2012年のデータでは、国内における死亡原因の第9位、世界的にみると2010年データで第4位、2020年の予想では第一位の虚血性心疾患、第二位の脳血管障害に次いで、第三位になるだろうと予想されています。現在、国内患者数は530万人と推計される中,治療を受けているのはわずか22万人程度で、95%以上の人が適切な治療を受けていないそうです。

COPDの世界的な権威は清瀬・結核研究所の工藤理事長

適切な治療を受けていない原因として、COPDが病として知られていないことがあるそうです。このような背景を踏まえ,COPDという病を知ってもらい、早期発見につなげようと、厚労省では平成24年度に「がん」「循環器疾患」「糖尿病」と並んで主要取組疾患として指定され、まずは認知率の向上へむけ活動も始まりました。その広報活動の先頭に立っておられるのが、清瀬の結核研究所理事長・工藤翔二先生なのです。

こうした恐ろしく、そして長年の喫煙経験者であれば誰しも罹患する恐れのある病を、工藤先生の本拠地であり、呼吸器疾患にかけては全国どこよりも専門的に取り組んでいる我が清瀬市が傍観してて良いはずがありません。

ぜひ、清瀬市がどこよりもその啓発に力を入れ、そして早期発見につなげられるよう特定健診項目としてCOPD検診も入れて頂けるよう提案致します。

【答弁/小山利臣健康福祉部長】
ただいま議員よりご紹介いただきましたとおり、COPDは健康日本21第2次計画で重点疾患の一つとなっております。この計画に基づくCOPDの対策目標は、国民にCOPDが十分知られていないこともあり、認知度の向上を考えており、現在、平成23年度では25%の認知度となっておりますが、平成34年度には80%まで高める目標値として国の健康日本21では設定しております。

清瀬市といたしましても、平成25年度から健康大学の講座の中でCOPDに関するテーマを設け、認知度の向上に努めているところでございます。このほか、本市で行っております特定健診におきましても、受診者全員に受動喫煙に関するリーフレットを、また喫煙者へは禁煙教室と禁煙外来の案内を配布しているところでございます。また、現在、特定保健指導におきましても、COPDについての講話などから周知に努めているところでございます。今後も、さまざまな機会を捉えてCOPDの普及啓発に努めていきたいと考えております。

特定健診の項目にCOPDを加えることのご提案につきましては、COPDは喫煙との関係が深いことから、全ての方に検査を受けていただくことは、医療機関での検診時間などの制約もございますことから、問診票などで対象者を絞り込むといった方法など、詳細な検討が必要と考えております。

また、このCOPDの問診票でございますが、健康日本21では、一部示されている部分もございますが、今後、特定健診などにおける問診方法や検診体制なども研究が進み、有効なものは開発されると考えております。引き続き、国の動向も注視しつつ、検診スタイルなども含めまして、清瀬市医師会や他市などとも情報交換などを行い、研究をしていきたいと考えております。

こんな症状に要注意
こんな症状があったら要注意です。※東京都福祉保健局発行のパンフレットより

うちの義母がまさにCOPDで亡くなったものですから、この話題を取り上げさせていただきました。やはり、間際はすごく苦しそうでした。本当に吸えども吸えども息が入ってこない、酸素していても入ってこないということでしたので、ぜひ検診項目にご検討いただければと思います。

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report