2015年04月09日
★市への届けにサプライズを【H27年3月議会】

最近、行政が独自に婚姻届のデザインを工夫した「ご当地婚姻届」が話題になっています。それは、用紙の四方にちょっとデザインを加えただけのものですが、現状の婚姻届が味も素っ気もないだけに、ちょっとした工夫が大変に喜ばれ話題になっているそうです。まさに着想の勝利です。

鳥取市の婚姻届。HPからダウンロードできる
考えてみれば、役所に婚姻届を出すというただそれだけの儀式に、これほど話題が集まったのは、少子化で、なかなか運命の人も見つからないこのご時世、それだけに結婚に至る一連の儀式ひとつひとつを大事にしたい、味わい深いものにしたい、ということなのでしょう。
しかしながら、「ご当地婚姻届」といっても婚姻届は、予め用紙をもらい署名し役所に持っていく迄しか手元にありません。どんなに素敵な婚姻届でも、出してしまったら手元には残りませんし、またいつしかそのデザインも忘れてしまいます。
記念撮影コーナーの設置
そうしたことを踏まえて私が提案したいのは、婚姻届そのものではなく、届を提出された方へのサービス、サプライズです。例えば、まずありきたりなところでは記念撮影。婚姻届を二人で持ちながら、写真を撮って差し上げる。そのためには、バックがある地味な一階フロアでいいのか。または記念撮影コーナーを作るなど、要検討です。
記念カードの作成
次に、ちょっと素敵な記念カード。簡単には捨てられないようなものにして、そこに写真を入れられるようにするのもいいかもしれません。また、それをもって市内のお店に行くと何らかのサービスを受けられるなど、商店会と提携しての引換券でもいいかもしれません。または、子育てNPOと提携して、子育て応援クーポンを差し上げるのもいでしょう。
少しプレゼントに流れが傾きましたが、私のイメージはむろん何かをあげるというよりも、イベントとしてその場で何かしてあげるというイメージです。
婚姻届だけではなく出生届時にも
50才を超えたおじさんでは、考え付くものもこの程度ですが、是非、シティプロモーションの一環として、推進本部やまた庁内の若手職員のお知恵をお借りして、安価でしかも喜ばれるサプライズをご検討頂ければと思います。もちろん、清瀬市独自のオリジナル婚姻届の作成も否定はしません。是非、やって頂ければと思いますし、婚姻届だけでなく出生届にも応用し、出生届を出された時点でのサプライズも同様にご検討ください。
【答弁/五十嵐市民生活部長】
昨今、議員ご指摘の通り、全国的に、シティセールスの一環として、各市オリジナルの婚姻届を作成し、市のPRに役立てている状況がございます。この婚姻届でございますが、要旨や枠の色をピンクにしたり、記入欄外にキャラクターの絵を配置するなど、所定のフオーマットを崩さなければ婚姻届のデザインを変更することも可能であることから、市の特性を生かした婚姻届が作られているようでございます。
そのようななか、婚姻届を提出された方へのサプライズを何点かご提案いただきました。
まず、1点日の記念撮影でございます。本市における、戸籍の申請は、平日の業務時間内であれば、市民課窓口、それ以外であれば、夜間窓口で受け付けますが、その際、窓口で市民の方から、結婚の記念に写真撮影をお願いされることが度々あるとの話を職員から聞いてございます。
しかし、写真を取るにも、撮影場所の問題などがあり、どのような方法が市民の皆さんにとって、良いかを庁内で検討していたところでございます。
今回、鈴木議員からは、記念撮影コーナーを作るなどのご提案をいただきましたので、背景、及び設置場所等も含め前向きに検討していきたいと考えております。
また、記念カードの作成では、婚姻届や出生届をコピーしたオリジナル記念証や著名な作家のイラストが入ったものなど、他自治体でも、さまざまな事例がありますので、今後の研究課題とさせていただきます。
また、オリジナルの婚姻届、出生届などにつきましては、どのような形が、清瀬市をPRする上で適切かを、議員ご指摘の通り、今後、「清瀬市シティプロモーション推進本部」で議論できればと考えております。
サプライズとは
五十嵐部長、今回で勇退ということで、大変にお疲れさまでした。例えば、サプライズで、五十嵐部長が最後の日に1階の職員たちが立ち上がって、お疲れさまでしたと、こういうようなのがきっとサプライズなんだと思うんですよ。私はそういう意味では、例えば婚姻届を出された方々が、婚姻届を持っていきますと、デスクに出したときに、もうそれこそ市民課の職員が立って拍手しちゃったり、嫌がられるかもしれませんが、そういうようなサプライズがあると、これも一つの話題性ですね。
記録的な意味合いでは簡易なものでも良いのでは
さっき私は記念撮影と言いましたが、恐らくイベントの中で披露宴とか、パーティーとかは派手な部分で、婚姻届というのは割と事務的な作業という部分じゃないですか。一つの「やったよ」という事実を後に記録しておきたいという意味では、何かバックパネルをつくって、恐らくヒマワリか何かのバックパネルで、それで婚姻届を持ってにこっと笑うというような感じでいいんでしょうけれども、そういうのもどうなのかなという気もちょっとします。むしろ、あの地味な、殺風景な事務机を後ろに、そこで撮るのも、それはそれでいいような気もするんですよ。しかめっ面で事務している人が後ろにいたりして。それも事実ですから。
バックパネルをつくらないで、例えばですよ、こういう横長のボードを持っていて、例えば「JUST MARRIED」とかと書いてあって、「JUST」と「MARRIED」の間に婚姻届をぺたっと張れるようになっていて、年月日があるような、それを二人して持ってもらって、バックはそのまま、こういう感じで。というのでもいいのかなと思ったり。
実際、一階ロビーの市民課のところに大きなヒマワリのボードの記念撮影コーナーが作られて、あれは鈴木さんの提案だよなんて言われると恥ずかしいですしね。なので、常設ではない仮設、移動ができるようなものでもいいんではないでしょうか。
婚姻届の件数というのは大体記録を見せていただくと、昨年ベースで670件だそうです。清瀬市の窓口で出された方が295件あるということですから、恐らく平日やっている日の、ほぼ1日1件ぐらいな感じなんでしょう、恐らく。そういう意味では余り大きな、派手なボードを置くというのもちょっと気が引けてきました。ちょっとおじけづいてきたんです。
写真撮影を頼まれる件数はどれくらい?
先ほど写真撮影を頼まれるというお話でしたが、写真撮影というのはどれぐらい、例えば1週間に一遍ぐらいとか月に一遍ぐらいとか、どれぐらい頼まれるものですか。それと、もう一つは婚姻証明みたいな制度があると伺ったんですが、それもどれぐらい請求される件数があるのでしょう。
【答弁/五十嵐市民生活部長】きっと知らないということもあるんでしょうし、少しお高いということもある、1,400円ということもあるのかもしれないですね。
写真撮影につきましては、今現在受け付けが市民課の窓口と、あと夜間窓口とあるんですが、合わせまして1か月に数回程度と聞いております。
これは前ですと、婚姻届というと、11月22日のいい夫婦だとか、お正月の元旦婚というようなこともあるんですが、最近ではバレンタインデー婚とか、ひな祭り婚とか、あとクリスマスのイブ婚とか、イベント婚というようなものもあると聞いておりますので、そのような人たちが出す日というのは非常に記念になる日になりますので、そのような方は多分記念撮影を撮りたいという希望は多いんじゃないかなと思います。
それから、届け出の受理についての証明書を調べてもらいましたが、昨年はありませんでした。平成22年から平成24年度につきましては、各2件ずつございました。
ただ、いずれにしても婚姻届を出すという儀式、私はもう全然覚えはないんですが、渋谷議員ぐらいは覚えていますかね。恐らく、本当に覚えていないですね。忌まわしい思い出なのかもしれません。
是非、シティープロモーションの観点から、話題になるように
だから、それは記録として残っていると、ああ、この日に出したんだなということがちゃんと覚えておけて、バックパネルをつくるかどうかはともかくとして、ぜひシティプロモーション推進本部でご検討いただければと思います。これもシティプロモーションです。清瀬でこういうことを始めたよと、オリジナル婚姻届じゃなくて、ニンニンくんのついている婚姻届って、これはやめたほうがいいですよ。二番煎じになっちゃって、ちょっと恥ずかしいので。いやいや、そんなことはないですね。二番煎じでも三番煎じでもいいことはやったほうがいいですね。ぜひご検討をお願いします。
婚活事業だけで終わらずに、結婚から出産、老後までをフォロー
これも一つの婚活事業ですから、そういう場をつくってあげるだけじゃなくて、ニンジン畑でつかまえてでしたっけ、ヒマワリ畑だ。カップリングして結婚まで持っていって、婚姻届もそうやって華やかにしてあげて、もうできたら結婚式場まで、旧森田家で結婚式場を使ってもらうとか、清瀬市コミュニティプラザの中庭で、そういうあっせん、だからゆりかごから……そこまで、墓場まではちょっと行き過ぎですけれども、そこまでちゃんと市として頑張っていただくというのもいいかと思いますので、ぜひご検討ください。
Posted by takosuzuki
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