2015年10月02日

★機能性表示で清瀬産野菜ブランドの立ち上げを

機能性表示で清瀬産野菜ブランドの立ち上げを

4年前の12月議会にて、私は清瀬産野菜のブランド化についてご提案申し上げました。かねてニンジンの出荷量が東京都で最も多い清瀬市では、栄養価が高く健康促進効果が期待できるニンジンを何とか地域ブランドにしようと、清瀬市独自のベータキャロットの商品化が図られるなどの取り組みがされてきました。また、セロリやトマト、イチゴなどをつくるハウス農家もふえ、市場で高い評価を得ているとのご紹介もいただいているところです。

地域ブランドの創出を 2011年12月議会

しかしながら、こうした都市農業は、多摩地域または23区内でも練馬区などで行われており、その中から清瀬産野菜をどのように特徴づけ差別化していくかが、ブランド確立のポイントであることは言うまでもありません。

そうした中、この4月1日より、機能性表示食品制度がスタートいたしました。この制度は、事業者が製造販売する食品について、自らの責任で健康への効果を表示できるもので、例えばみかんであれば「このみかんにはβ・クリプトキサンチンが多く含まれ、これは骨の健康を保つ食品です。更年期以降の女性の方に適しています」などのように、これまでの厳しい基準をクリアした一部の食品しか表示が許可されなかったもので、ある基準を満たせば表示できるようになったのです。

機能性表示食品
機能性表示食品の例

詳しく申し上げれば、これまで表示が許されていた特定保健用食品、いわゆるトクホでは、健康効果について国に科学的根拠を示し、有効性や安全性について審査を受けた上で表示の許可が与えられる。これに対して機能性表示食品は、対象となるサプリメント、加工食品、生鮮食品などについて、国のガイドラインに沿った安全性・機能性の根拠となる情報をそろえて届け出をし、受理されれば60日後に販売できるというものです。

清瀬特産のニンジンは健康野菜の代表格であり、生鮮サプリメントとも言えるものです。ベータカロチンは抗酸化作用、アンチエイジング効果、ビタミンAは抗ウイルス、免疫力の強化作用、カリウムは血圧降下作用、高血圧の予防改善効果、ペクチンは便秘解消効果、大腸がんの予防作用があるなど、これらは全て1本のニンジンに含まれる健康効果です。

こうした期待される効果を、今回の制度によって表記できるようになったのです。

IMG_9045
折り紙つきの“清瀬産にんじん”

しかし、これだけでは他地域でも当然やられるであろうことから、十分ではありません。

清瀬ブランドとして特徴づけることは、清瀬市が医療のまちであり、ひいては健康のまちであること、そして知的機関の集まるインテリジェンスの高いまちであることです。そんなインテリジェンスの高い医療・健康のまちである清瀬市の出す健康野菜だからこそ、他との差別化が図れるものと思います。そのためには、市内の明治薬科大学に成分分析のご協力をいただき、そのお墨つきをいただく。また、東京病院や複十字病院などの市内の主な病院に臨床データ作成のご協力をいただくなど、清瀬市の持つポテンシャルをフルに生かしてブランド構築をしていくのです。

また、昨年の12月議会でもご提案しました清瀬産薬草のように、もっとダイレクトに薬効のすぐれた清瀬産野菜としてセールスしていくこともあり得ると思います。

いずれにしても、主要産業が農業であり、病院のまち清瀬市にとって、今回の制度は何とも千載一遇のチャンスであり、願ってもないシティプロモーションの好機であると思います。ぜひご検討いただければと思います。
【答弁/瀬谷真市民生活部長】
本市の農業は、市の面積の5分の1を占める農地から生産される生産物は、ニンジンやホウレンソウなどを初め多くの野菜が都内でもトップクラスの生産量を誇っているほか、トウモロコシや枝豆、ナス、キュウリ、トマトなど沿道販売においては、清瀬市における初夏を迎える風物詩となっております。

さて、機能性表示食品につきましては、平成27年4月より消費者庁を所管として新たにスタートした制度でございます。この制度は、事業者が生産販売する食品や農産物について、自らの責任において効能表示ができるというものでございます。目的といたしましては、商品の機能性をわかりやすく表示を行うということにより、商品の選択肢をふやし、消費者がその商品に対し正しい情報を得ることができ、選択ができるということであります。

特定保健用食品、いわゆるトクホは、健康効果について国に対して科学的根拠を提示し、有効性や安全性について審査を受けた後に許可を得るものでございますが、機能性表示食品は、対象となる食品、生鮮食品や加工食品、サプリメントなどについて、国のガイドラインに沿って安全性や機能性の根拠となる情報を整え、商品販売の60日前まで消費者庁長官に届けるということになっております。なお、届けられた商品については、消費者庁のウエブサイトで公開され、消費者の皆さんは商品の安全性や機能性がどのように確保されるかなどについて商品の情報を販売前に確認することができるというものでございます。

本市におきましては、制度が始まって間もないため、生産者への周知や認知度が必ずしも高いとは言えない状況でございます。そうした中、清瀬市の農産物のブランド化に向け、新たな手法の一つとして、明治薬科大学や東京都などの関係機関との連携をとり、情報収集に努め、生産現場への周知等も含めブランド化の構築を図ってまいりたいと考えております。

清瀬産野菜を健康サプリメントに

現代病というのは、ほぼ食生活、生活習慣によってつくられます。先天的な遺伝とかそういうこともあるでしょうけれども、後天的には生活習慣、何時に寝て何時に起きるとか、またはどんなものを食べたのかということに尽きてしまうわけで、そうした中で、食生活を改めるということは、大きく健康に寄与するということは言うまでもありません。その意味では、医療のまち、農のまち清瀬が、こういう野菜を食べていくと、こういうふうに健康になりますよということを理論的にきちっと効能表示をしていくというアプローチは、これは正しいというかもっともなアプローチだなと思っています。

私は健康おたくなので、栄養ドリンク飲むときも成分表示を気にします。例えば私は精神が不安定なんですが、健康ドリンク飲むときに何に気をつけるかというと、ナイアシンというのがどれくらい入っているのかを見ます。ナイアシンというのはニコチン酸アミノビタミンB3なんですが、さまざまな効能がある中で、精神を安定させる作用があるんですね。

これはいわゆる栄養ドリンクだからこそ見るわけで、野菜にもこんなことがあったら、これはいいなと思います。例えば私がさっき精神安定させると言いましたが、例えばセロリなんかも恐らくそうした効能がありますね。だから、それぞれの持っている野菜に、この野菜にはこういう表示、成分があって、この成分はこういう人には向いていますよということも書かれていたら、とてもありがたいことだし、すばらしいと思うんです。ただし、パッケージが字でいっぱいになってしまうと思うんですけれど。

具体的に前回の薬効、薬草づくり、清瀬産薬草づくりもそうなんですが、じゃ行政がこういうことをやるとして、具体的にはどういうアプローチを農家の方々にということ。さっきどう周知していくのかというお話もありましたが、どういうかかわりを持っていくと、農家の方に清瀬産ブランド、野菜をつくるお手伝いができるのか、何か具体的な案があれば。
【答弁/瀬谷真市民生活部長】
まず、最初にやらなければいけないということは、この機能性表示というのはどんなもので、どういう効果が出るものかというところを、生産者である農業生産者の方たちにもよくわかってもらわないといけない。それをわかった上で、みんなでどうやっていったらいいのかというのを考えていかなければいけないと思いますので、まず今の生産者たちがどのようなことをやりたいのかということがわかるような場をつくっていきたいと考えております。

行政がブランド化のお手伝いを

農家の方は、何しろ今までどおりにいい野菜をつくっていただければいいわけで、ブランド化していくというこのアウトフレームというか、スキームは行政が主導でつくっていってあげなければいけないとも思います。自分ところでつくっている、このニンジンを、どこか消費者何とかセンターに持っていって、成分分析お願いしますということも、個々でやったら非効率的だし、または清瀬産ブランドとしてのブランド名というか、キャッチをどうするんだとか、ニンニンくんみたいなイラストもつけるのかつけないのかとかね。そういうことでは、かねて市長が言っていただいているように、明治薬科大学のご協力をいただいたり、この間、十文字大学との提携の中で、栄養学科というのもあるとおっしゃっていました。そういう意味では、すごく清瀬市ならではのできることってあると思う。そこら辺を行政がどう橋渡しをして示唆を与え、成分分析はいいですよ、行政でお膳立てしますから、一商品5,000円だけ頂戴とかね。そういう何か入りやすいような形でやっていってくださるといいと思うんですね。

今回、この質問をするに当たっていろいろ調べたら、去年の決算特別委員会で中村議員がいろいろご質問をされていまして、中村議員は、清瀬市の農作物で健康食品をつくれないか、明治薬科大学のご協力をいただいてつくれないかという、第六次産業を創出すべきであるというご質問をされていまして、私も本当にそのとおりだなと思います。

今回は、今ある野菜そのものに成分表示をして清瀬産ブランドをということですが、中村議員おっしゃるように、もう一歩進んで、野菜を加工してより健康効果の高いものにするんだということもありですよね。それは、一つは前回私言った、薬草づくりだったり、薬膳だったりということもあるでしょうしね。

野菜加工食品として“清瀬漬け物”をつくれないか

私が思ったのは、漬け物がいいです。発酵食品は今物すごく見直されているし、こういうことに興味がある人というのは健康志向の人なんだから。健康志向の人というのは、もう質素ですよ、食事も。ご飯に漬け物にお新香に、一食一汁。そういう清瀬産お新香をつくるという。このお新香にはこんなにすばらしい効果があるんですよということを書いてあげたらいいと思うんでね。これは要望しておきます。お新香、お願いします。

最後に、何か市長からご所見があればお伺いしたいと思います。
【答弁/渋谷金太郎市長】
先日、明治薬科大学の理事長、学長と意見交換、懇親の場を持たせていただいたときに、明治薬科大学の川との間の日本庭園についても、市民の皆さんに開放してもいいような話をたしかしていただいたなと思っておりますし、機能性表示についても直売所で、もともと野菜というのは、生命誕生の歴史の中では紫外線にさらされてきて、活性酸素が野菜の、つまりそういう植物の中に発生するから、活性酸素に対する抗酸化作用、これをフィトケミカルという物質がつくってきて、紫外線対策を野菜自身が進めてきた。それを取り込むことによって抗酸化作用が人間の体で強まるわけで、キャベツなんか、だから西洋では、たしか貧しい人の薬と言われていた歴史もあるということなわけで、そういった野菜の持つ作用について、ただ漠然と食べるんじゃなくて、しっかりこういう働きがあるということを認識しながら食べると、さらに体を健康にさせてくれるんじゃないかと。だから、清瀬産野菜は薬菜だ、そういうキャッチフレーズでもいいんじゃないか、そういうのでばっと広めたりするのも一つの方法かなと思っています。


【解説】かねて私は、食生活が自らの健康を作り出すと信じていますので、自分が食べるものにどんな成分があり、そして自分の健康の何に効くのか分かれば凄いだろうなと思っていました。

今回、こうした食品表示制度が変わったことを機会に、“医療のまち・健康のまち 清瀬”らしい、健康にいい清瀬産野菜ブランドの立ち上げを提案しました。


Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report