2015年10月02日

★中央図書館に藤沢周平コーナーの設置を

中央図書館に藤沢周平コーナーの設置を

かねて申し上げているように、今でも多くの日本人に愛される著名な作家である藤沢周平氏は、かつて清瀬に住んでおられました。しかしながら、このことは知る人ぞ知る話であり、また、清瀬市でもこれまで殊さらにアピールしてきたことはないように思います。氏を石田波郷氏同様、市のゆかりの著名人として、もっと宣揚してはいかがでしょうか。

その具体的なアピールの方法として、中央図書館に藤沢周平コーナーを設け、氏の書籍を集めたコーナーを設けたり、清瀬市在住当時、氏に縁した方々から氏についてのエピソードなどの証言を掲載したり、場合によっては山形県鶴岡市にある市立藤沢周平記念館のご協力もいただきながら、年譜や、また清瀬在住当時の写真をお借りするなど、話題性のある常設の企画コーナーを設置できないでしょうか。

こうしたことが、例えばクレアビル4階や郷土博物館などでも期間を限定して行われれば、もっとすばらしいと思います。

藤沢周平氏略歴また、議会初日に市長より、世界医療文化遺産に関して、市民レベルでの関心を高める試みとして、まちづくり委員会より、病院のまち清瀬の結核療養の歴史展の開催をとの提言があったとのお話がありました。山形県で教員をしていた藤沢周平氏が、なぜこの清瀬市に移り住んだのかといえば、実は氏も結核にかかり、現在の新山手病院にて療養していたからなのです。このように、氏は清瀬在住というだけではなくて、結核というテーマでも清瀬との縁を取り上げることができるのです。

「結核と文学」というテーマでの企画展を

その意味では、結核治療のメッカ清瀬という際の結核というワードは、一つのワードとしてはなかなか重く一般になじみにくい場合があります。しかし、そうした著名人も罹患し、そして偉大な芸術を創出する基礎体験となったという切り口で入ると、すっと入ることもあります。

現に、結核という病気そのものを題材として、宮崎駿氏の作品では「となりのトトロ」も「風立ちぬ」もつくられていますし、藤沢周平氏のほか現代作家では宮本輝氏など、そのエッセイ等で結核の闘病記を書かれています。歴史展の開催に当たっては、結核という病気を説明するくだりで、ぜひそうした作家、芸術家たちの闘病という切り口をお使いいただき、身近なテーマにしていただきたいと思います。ご所見をお聞かせください。
【答弁/絹良人教育部長】
藤沢周平氏のコーナー設置でございますが、本市の図書館では、平成25年9月に第5回石田波郷俳句大会の開催に合わせまして、中央図書館1階に清瀬市の作家コーナーを設置しております。このコーナーでは、石田波郷氏の著作を古書も含めて収集し展示しているほか、東京病院の内科医であり、宮中歌会始めの選者も務め、市内にお住まいでございました歌人の上田三四二氏、また、絵本作家の真島節子氏の著作を中心に展示し、藤沢周平氏につきましては、その他の市ゆかりの作家といたしまして、評論家の佐高信氏、ルポライターの鎌田慧氏、作家の福永武彦氏、東京病院に入院中に「驟雨」で芥川賞を受賞されました吉行淳之介氏らとともに清瀬市立の図書館所蔵図書リストにより紹介しております。

藤沢周平氏の著作は、現在でも、議員ご指摘のとおり非常に人気が高く、本市におきましても全図書館合わせて約300冊の関連図書を所蔵し、1館に集約せずそれぞれの図書館で常に多くの皆様にご利用いただけるようにしているところでございますが、常設展示や、あるいは企画展示によるPR効果と、利用される方の利便性等も含めまして、今後の検討課題とさせていただきます。

次に、世界医療文化遺産につきましては、市全体で取り組んでいる中、今年度、図書館の地域活性化地域住民生活緊急支援交付金事業といたしまして、これは国の国庫補助金ですが、結核医療に関する図書を集中的に収集し、中央図書館に結核医療コーナーを設置する予定でございます。

このコーナーでは、結核医療に関する図書とあわせまして、堀辰雄の「風立ちぬ」「美しい村」、幸田文の「おとうと」、トーマス・マン「魔の山」など、結核を題材にした数々の文学作品、また、議員のご質問にもございました藤沢周平氏の「半生の記」、正岡子規の「病牀六尺」、宮本輝氏、遠藤周作氏等の随筆、また、広く武田信玄や沖田総司、作曲家の滝廉太郎、陸上の銀メダリストの人見絹枝さんなど、結核に苦しんだ人々の評伝も展示し、かつては本当に大病でございました結核という病気の変遷、そして本市がその結核医療に対して果たしてきた大きな役割について、より多くの市民の皆様に理解を深めていただこうと考えております。

藤沢周平なんですが、どうしても結核研究所だと歌人の方が多いので、私も石田波郷さんというのは、本市でプロモーションしていただくまではその存在を知らなくて、浅学ながら知らなかったんですが、今回も歌人の方、いろいろ2、3ご紹介いただきましたが、申しわけないことに知らない方ばかりで、そういう意味では、藤沢周平さんというのは言うまでもなく、もう誰でも知っている方だし。作家のお名前、るる佐高さんとか、鎌田さんとか言っていただいたが、なかなか現在お元気な方で、いらっしゃる方で、そしてまたちょっと政治的な方はなかなか市としては取り上げにくいでしょう。だから、そういう意味じゃ藤沢周平さんというのも故人だし、そしてまた文芸書を書いていらっしゃる方なので、もっともっと本市として取り上げていただいたらいいんじゃないかなと思って、今回再度質問させていただきました。

最近、東村山全生園のことを題材にした「あん」という映画が公開をされて、非常に話題になっていますね。ただ、ハンセン病そのものというのは、名前を知っている方は多いでしょうが、身近な病気として捉えていらっしゃる方は余りいらっしゃらない。という意味では、結核というのは、それこそ私たちの父母の世代の方は何かしら、清瀬のサナトリウムにいたよとかいう人はよくいらっしゃいますね。今、そういう方々もどんどんまたいなくなってしまうかもしれないんですが、そういう意味では、結核のほうがハンセン病よりももっともっと身近な、しかも不治の病としては取り上げやすいし、そういう結核という角度で清瀬市を知ってもらうという市長のアプローチというのは、これはいいと思います。

とはいっても、結核そのものを単体でいうと、病気の名前ですから、ああ、結核というよりは、結核ということになってしまう。そういう意味では、市長も何度も言っていただいて、最近は世界の文豪の名前を出して、あれもこれも結核だとおっしゃっていましたが、そういうアプローチで、結核が生んだ芸術性、結核と文学、タイトルはどうでもいいと思うんですが、藤沢周平という人を結核というキーワードで、もう一重結びつけることもできるんだろうと思うんですね。

さっきのご答弁で、既に中央図書館ではやっておられる。私も見に行かせていただいて、中央図書館もすばらしい取り組みをやっておられること拝見しました。何はともあれ、蔵書というか出された刊行物が多いので、藤沢周平は。それを一つにまとめるというのはなかなか難しいことなんだろうなとは思いました。そういう意味では、年譜だとか、または清瀬に住んでいた当時の写真をパネル化して、どこか張れるようなことがあれば、またいいのかなと思います。

今回、私質問した中で、野菜の機能性表示も明治薬科大学のご協力を得なければできないことだし、柳瀬川回廊の件にしても、明治薬科大学の協力なしにはできないことだし、藤沢周平にしろ、結核と文学についても、複十字病院とか東京病院のご協力を得なければできないことだし、そういった意味では、この4年間で市長がトップ外交で築いてこられた一つの成果として、結実をさせていくことなんだろうなと思います。

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Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report