2016年05月07日

★戸別収集への進捗と課題について/平成27年9月議会

戸別収集への進捗と課題について

ごみ問題、とりわけこの戸別収集については、本議会においてもここ数年、最も関心が高く、また期待される事業です。これまでも本議会においてさまざまな議員より取り上げられたやりとりをまとめますと、戸別収集は清瀬市においても近い将来実施したい事業ではあるが、もろもろの課題があり、現在検討中であるということでした。

ここで簡単に、戸別収集についての意義を確認します。

戸別収集をしていないのは多摩地域では清瀬市のみ

加速度を増す高齢社会にあって、戸別収集は避けられないこと。そんな中、現状、多摩26市中、戸別収集を行っていないのは、ごみ有料化を行っている自治体においては清瀬市のみとなっていること。ちなみに有料化未実施は26市中、小平市、国立市、東久留米市、武蔵村山市の4市だけです。そして清瀬市でも、一刻も早い戸別収集の実施をということで、これまで何度も本議会で取り上げられてきました。

そこで私も、戸別収集の早期の実現を願う立場から何点かお聞きします。

まず、清瀬市では、戸別収集は1、優先順位としてどう位置づけられているのか、2、実現への課題は何なのか、そして3、課題をクリアできない理由は何なのかをまずお伺いいたします。
【佐々木秀貴都市整備部参事】
まず、戸別収集移行における計画上の位置づけでございますが、清瀬市一般廃棄物処理基本計画において、将来における高齢化の進展に伴う単身世帯や、介護を必要とする世帯の増加が予測される中、集積所への排出に負担が生じ、その結果、適切な分別回収に影響を及ぼすことが懸念されることから、戸別収集の導入について、その長所と短所のバランスを見ながら検討を行うこととすると、本計画に明記されているところでございます。

この戸別収集の長所では、1、排出者が明確になり、ごみ減量や分別の徹底に向けた意識が向上すること、2、ごみ出しルールが徹底されること、3、他地区からのごみの持ち込みがなくなることなどが挙げられます。また、短所といたしましては、1、収集コストの高騰につながること、2、集合住宅では玄関先からの収集は困難であり、戸建て住宅との間にサービス面での不公平が生じること、3、ステーションに比べ回収箇所がふえ、収集に時間がかかることなどが挙げられます。

次に、移行に伴う課題でございますが、収集業務委託費の増大が一番に挙げられます。これは戸別収集する対象品目数によって委託費が大きく異なることによるものでございます。

以前、可燃物、不燃物、容器包装プラスチックの3品目を戸別収集した場合、7,000万円を超える財源確保が必要となる旨をご説明いたしましたが、これに新聞、雑誌などの古紙、ペットボトルの資源物を加えますと、現行のステーション方式で必要とされる収集車両の2倍を必要とし、さらに瓶、缶、有害物、小型家電、枝葉を戸別収集の対象とした場合は、現行の4倍を超える収集車両が必要となるシミュレーションの結果が出ております。このことは、ごみ収集における委託費が現行の2億円から数倍に膨れ上がることにつながることとなります。

また、本市のごみ収集手数料は、他市の平均に比べ、約2分の1となっておりますことから、戸別収集を実施するに当たっては、手数料の見直しの有無についても、あわせて検討する必要があるものと考えております。

この手数料につきましては、既に戸別収集を実施している先例市においては、ごみの有料化とあわせて戸別収集方式を採用しておりますが、団地、マンションなどの集合住宅を戸別収集方式とすることは難しいことから、集合住宅においては、ステーション方式を残さざるを得ない状況となっております。

したがいまして、既に有料化を進めている本市の場合、戸別収集の恩恵を受けることができない集合住宅の居住者に、手数料増額のご理解をいただくことは困難を要することが予想されます。戸別収集への移行を要因とする手数料の見直しの是非が現行での課題であり、実施に当たっての障害となっているところでございます。
戸別収集の様子
戸別収集をしている他市の様子。家の玄関前に置きます。


清瀬市のごみ収集の様子
清瀬市のごみ収集の様子。高齢化もあり収集所に運ぶのは辛くなってきました。


戸別収集の課題はその財源

今回、私はごみの問題が一番最重要ポイントでして、一刻も早い戸別収集の実施を望むわけですが、ご答弁にありましたように、最大の問題は委託費用、倍増まではいかない、7,000万円とおっしゃっていましたかね、シミュレーションの中では。その7,000万円をどう工面していくかということで。ご答弁の中ではもう手数料の見直ししかないんだというお話でした。手数料の見直ししかないですかね。一般財源とか、またごみの削減とかあるんでしょうが、どうでしょうか。
【佐々木秀貴都市整備部参事】
やはりこの戸別収集に係る委託費の不足額につきましては、これ一般財源で賄うことになりまして、限られた財源の中で実施するということは、他の施策や事業に影響を及ぼすということになります。こうしたことから、やはり戸別収集を実施する上では、市民の皆様のご理解をいただきながら、手数料の見直しを検討せざるを得ない状況かなと考えております。
財源を一般財源からとするのは無理がある

確かにその財源を一般財源からとするのは、財源少ないわが市にあっては無理がある。現状、清瀬市のごみ袋の値段は、近隣26市、有料化を進めている22市の中では今一番安くて、その理由はなぜかといえば、有料化の際に戸別収集に一気にしなかったからです。ほかの市は有料化にする際に戸別収集に一遍にやったから、手数料の中に戸別収集費用を盛り込むことができたが、清瀬市はそれをしなかった。できなかったとも言えますが。

いずれにしても、一刻も早く私は実施をしてもらいたいと思っています。その意味では、収集方法とかさまざまな課題、財源以外にもあると思いますが、できるところから一つずつやっていっていただきたいと思います。

先ほど収集方法として、燃えるごみ、燃えないごみ、容器プラ、この三つは戸別収集にしたらいいんじゃないかというシミュレーションがあった。そしてそれは7,000万円でやっていけるのではないかというお話がありました。私も賛成で、この三つはとにかく戸別収集をぜひやっていっていただきたいと思います。

戸別収集用のごみ袋を作り予算をねん出しては

そしてまたその際には当然、集合住宅、マンションや団地というのは戸別収集の対象になりませんので、戸別収集の対象になる一戸建てのお宅を、その燃える、燃えない、容器プラ、これを中心にぜひやっていっていただきたいと思います。その際には、やはり手数料の見直しというのはやむを得ないのかもしれない。もちろんごみ減量化を図っていくとともに、全体の委託費を圧縮していくという努力もありますが、もしどうしてもその手数料を見直さなければならないんだとするならば、戸別収集に該当する一般家庭だけ変えていただきたい。団地やマンション、戸別収集に該当しないお宅からは手数料の見直しはしない。

つまりどういうことかというと、現状のごみ袋は現状のまま売るんです。一般家庭、戸別収集に該当する方だけ戸別収集用のごみ袋をつくってください。今の袋に戸別収集用ってプリントを一文字入れてもらいたいんですね。うちはぜひ戸別収集してもらいたいというお宅は、その戸別収集用の袋を買っていただいて、それを使ってもらう。戸別収集に該当しない団地やマンションの方々は、従来どおり同じごみ袋を買っていただく。その際に、せっかく今定着したごみ袋の色というのもありますし、そういうこともあることですから、なるべく全体としてのカラーリングイメージというのは変えずにやっていっていただきたいと思います。そうしたことを含めて、ぜひ一日も早い戸別収集の実施というのをご検討いただきたいと思います。時間ないので答弁はいいです。要望しておきます。

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report