2016年06月30日

■清瀬わかば会の議員懇談会に参加しました。

清瀬わかば会議員懇談会

6/30(木)、清瀬わかば会家族会主催による市議会議員懇談会に参加しました。清瀬わかば会は、清瀬における障害者団体として活動をされている、市としても大変にお世話になっている団体です。

わかば会さんはこのほど、就学を終えた障害者の方々の総合的な相談窓口と、居場所作りを兼ねた事業を計画されており、それについてそうしたお子様をお持ちのご家族のご意見やまた事業の概要をお聞かせ頂きました。

就学中は何かと児童の居場所はある清瀬ですが、就学後の彼らの居場所、特に夕刻以降、家族が帰宅されるまでの居場所がない、このことが家族にとって大変な問題になっています。もちろんこれは清瀬だけの問題ではなく、全国的な問題ではありますが、この課題をしっかりと受け止めていかなくてはなりません。

かつて、福祉保健常任委員会の視察で、大津市のやまびこ総合支援センターに伺いました。ここは障害者の24時間ホームヘルプ事業を行っています。

障害者支援システム(大津市)とヘルスアップ戦略(尼崎市)、視察しました。 2013.10.22記事

障害福祉は、高齢福祉と同様、切実な問題です。しっかりと勉強し、取り組んでまいります。

※上の写真はわかば会の方より頂きました。ありがとうございます。  
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2016年06月29日

●カーブミラー設置して頂きました。【野塩1丁目】

野塩1丁目カーブミラー

野塩一丁目の野塩団地南側から新秋津方面へ抜ける路地ですが、新しい住宅ができたことによりT字路になりました。新しくつながった道側にはカーブミラーが付きましたが、これまでの道路側には付かなかったため、たびたび混乱する場面がありました。そうした声をいただき、さっそく担当課にご相談しました。

野塩1丁目カーブミラー

それまでの左側を映すミラーのポール位置では、右側の民家の植栽が映りこんでしまうことがわかり、頭を悩ませました。

野塩1丁目カーブミラー

しかし、そこはやはり担当課、こうしたケースでは、ちょっと高くすると良いと発案。すぐに設置して頂きました。これで左右両方からの通行がよく分かります。担当課の皆様、ありがとうございました。

【設置場所】
野塩一丁目カーブミラー
  
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2016年06月21日

★世界的なサッカークラブのジュニアチームを内山サッカー場に誘致を/平成28年3月議会

世界的なサッカークラブのジュニアチームを内山サッカー場に誘致を

清瀬市の内山サッカー場は当初はごく普通のどこにでもある市営のサッカー場として、整備されました。その後、サッカーで有名な高校との専属使用契約を結んだり、また隣接する下宿第三運動場を本格的な公式試合もできる人工芝グランドとして整備して以来、東京では有数のサッカー場として認知され、昨年からは十文字女子大学の主催による「清瀬市長杯」まで行われるようになりました。何より世界的なサッカープレイヤー・本田圭祐選手のサッカー教室の会場として使われるようになったことはわが市にとって大変に名誉なことです。

もとより、清瀬市としてとりたててサッカーについて、例えば有名なサッカー選手が出たなどの深い縁はないにも関わらず、サッカー場を整備したことにより、ここまでサッカーの清瀬市として有名になりました。

近隣で有名になった内山サッカー場のブランドイメージアップへ

そこで、よりサッカーの清瀬としての知名度・ブランドイメージを上げるため、ヨーロッパなど海外の有名なサッカークラブが優秀な選手の獲得のため、世界各地で展開しているジュニアチームを、ここ内山サッカー場をホームグランドとして誘致してはいかがでしょうか。

ここで、いかに内山サッカー場が、ブランド力の高いコートか示す意味で、現状、どんな試合が行われてきたか、また、本田圭祐選手によるサッカー教室の概要、また、十文字女子大学の主催する清瀬市長杯サッカー大会の概要をご説明ください。

清瀬内山サッカー場
公式試合もできるサッカー場に整備された内山サッカー場

【答弁/絹良人教育部長】
このようなお話が現実のものとなれば、本市のまちづくりにも大きな影響を与えることと思われます。ただ、地域の基盤整備等も含め、まだ十分でない施設の拡充も進めていかなければならないなどの多くの課題がございます。

まずは現状のサッカー場の利用でございますが、現在の予約状況を見ますと、本市の体育協会傘下のサッカー連盟等の主催事業や、東京都サッカー協会の主催の大会、あるいは本市の主催事業のほかに、公共施設の予約システムの抽選枠の確保など、一般のチームですね、サッカー場3面の土日祝日は全て埋まっている状況でございます。

このような中で、ご提案のようなお話に対しましては、まだ施設の数が十分とは言えず、充足しておらず、事前の確保等がなかなか難しい状況であると言わざるを得ません。この課題解決をしなければ、専用グラウンド化の積極的な受け入れについてのご協議というのはちょっとできない状況でございます。

またこれまで、ヨーロッパのビッグクラブから清瀬市でスクールを開催したいなどのスポーツビジネスの話とか、既存スクールの日数を拡充したいなど、会場確保について専用化をするようなお話があったやに聞いておりますが、先ほども申し上げましたとおり、なかなか申し出につきましては、施設の数が足りないなどの理由で、新たな展開へと進むことができない状況でございます。

次に、サッカー場でどのような試合等が組まれているかでございますが、これまで全国の社会人サッカー選手権大会、国民体育大会、サッカー競技など、大きな大会も実施されましたが、その後は清瀬市や東京都の中学生以下の大会、女子の大会、社会人の大会等々、毎月組まれている現状でございます。例えば関東大会や全日本クラスの大会の会場になりますと、観覧席の拡充でございますとかトイレの増設、また、駐車場の確保など、主催の団体から課題として挙げられております。

本市といたしましても、これまで関係者等とこの課題解決に向け、機会があるごとにお話をさせて頂いておりますが、なかなか施設の面もございますが、難しい状況でございます。今後は可能な限り施設の充実に取り組んでいきたいと考えております。

サッカー教室の概要でございますが、日本各地で本田選手監修によるサッカースクールもあり、本田選手が直接指導の形ではないにしろ、ブランド力をプラスした指導がなされております。清瀬市では清瀬文化スポーツ事業団が本田選手監修のサッカースクールと共催いたしまして、火曜日、木曜日を中心に幼児から小学生の高学年のクラス分けで実施されていると伺っております。

最後に、清瀬市長杯の女子高校サッカー大会の概要でございます。清瀬市と十文字学園女子大学、同短期大学の間で、既に相互の協力協定が締結したことを契機として、十文字学園大学からこのようなご提案があり、第1回目を昨年8月18日、19日に1都5県から強豪高校の女子チーム12チームを迎えた大きな大会になり、熱戦が繰り広げられました。今後は大きな大会になるように、近隣自治体等とも連携していきたいと考えております。
清瀬市に世界的なクラブチームが作れるのか!?

そもそもこのお話を思いついたのは、去年FIFAクラブワールドカップというのが日本で行われまして、FCバルセロナというところが優勝しました。日本としてはサンフレッチェ広島が出場していたのですが、なでしこの時もラグビーの時もそれぞれ日本を挙げて応援していて、当然今回もサンフレッチェ広島で盛り上がるのだろうと思っていたら、やはり決勝には進めず、これで日本の熱は下がるかなと思っていたんです。しかしながら、結構優勝したFCバルセロナにも日本人の応援が多かったんです。

FIFAのHP
FIFAのホームページのキャプチャア

不思議に思っていたら、TVニュースで、パブリックビューイングで、ある葛飾区のクラブが映し出されていて、FCバルセロナを応援しているんです。応援していたそのチームが日本にあるFCバルセロナのジュニアチームだったというわけです。その日本の葛飾区にある、葛飾区と大阪にあると言ったかな、その葛飾区のチームが一生懸命応援していた。

それで調べてみると、ヨーロッパのクラブチームというのはビッククラブであればあるほど、世界中から優秀な選手たちを集めるために、いわゆる青田刈りじゃないけれども、小学生のうちから全国で選手を育成しそれで優秀な選手を集めてくるということがあるらしい。

ということで、内山グラウンドでもそうしたお話をちらっとかつて聞いたことがあって、ぜひこういうことが本格的になったら、よりいよいよ清瀬市の下宿第三運動公園サッカー場、内山グラウンドはサッカーとしてのブランドイメージが上がるだろうという着想でした。

本田選手が内山グランドでやっていることの意味

今回、本田圭佑選手によるサッカー教室の概要をお聞きしたわけですが、これもまたすごい話で、今お話頂いたとおりなんですが、日本経済新聞社、去年の7月8日の新聞で、本田圭佑選手の記事が載っていまして(※本田道 日本流サッカー、世界で示したい_日経新聞2015.7.18付 )、本田圭佑選手は、日本の選手はもっともっと世界に通用するポテンシャルを持っているのだから、それをどんどん世界に通用する選手に育てていこうという趣旨のもと、自分でオーストラリアのクラブチームを買うんです。買うんですよ、自分でクラブを。そこに日本から優秀な選手を送り込もうということで、ピラミッドをつくるわけです。小学校のころからどんどん鍛えて、英才教育をして、そこで鍛えた選手をプロチームに送り出すという。送り出すべきチームを自分で一番トップのところも自分で買ったということです。

この本田圭佑選手が下宿第三運動公園サッカー場でやっているサッカー教室は、全国で48か所ある本田圭佑選手の教室の一つで、なおかつ、さっき部長のご答弁では小学生とおっしゃっていましたが、この日本経済新聞によると、ジュニアユース、つまり中学生の、ユースチームというのは高校生のチームで、ジュニアユースですから中学生のチームです。中学生のチームは大阪摂津市と東京清瀬市の二つという記事が書いてあって、日本全国48教室ある中の中学校の教室は大阪と清瀬市なのかなと読めるんですが、それぐらいに清瀬市のコートは世界のブランドイメージがついているというお話なんです。

先ほどのお話でも、当然ながらそうした占有契約をしていかなければいけないですね、帝京高校みたいに。もう占有使用契約を結ばなければ、ホームグラウンドとしての契約は、誘致はしにくいというお話でした。確かにおっしゃるとおりです。

今後の整備計画は

今後、来年度予算にも、今回さまざま下宿第三運動公園サッカー場、内山グラウンド、ここら辺一帯にかける整備費用というのは計上されていたかと思いますが、今後はその整備計画、またもうちょっと遠い将来、この春以降の1年間の喫緊の整備計画と、それからもっと将来的な整備計画、計画までいかないですね。整備できたらいいなぐらいで結構なんですが、お聞かせ頂ければと思います。
【答弁/絹良人教育部長】
今サッカー場は着々と整備をしております。これから予算特別委員会なんですが、平成28年度予算でも、クラブハウス等への時間短縮のためには、内山運動公園に階段をまずつくってもらう、身近なところから階段をつくりたいと。それから、第2クラブハウスの場所を購入して駐車場として、もう少し駐車台数をふやしたいとか、やはり駐車が問題なので、民地をお借りして既存の駐車場の近くに駐輪、駐車スペースを拡充したいという予算を計上しております。

それから、将来的になんですが、やはり一番大きいのはご存じのとおり北口からのアクセスが問題かなと思います。バス路線などの誘導なんかもやはり必要ではないかと思います。すぐにはできないんですが、本当に少しアクセスが課題かなと思っております。あとは財源的な面もありますが、いろいろな面で整備していきたいと思っております。

あと、先ほども言いましたように、サッカーの大会もございますので、近隣の自治体とか十文字学園を初め、そういったような団体と連携して、サッカー場を中心とした新たな取り組みの機会を少しつくっていければなと思っております。近々はそういったことを考えております。
十文字学園女子大学、つまりなでしこリーガーを輩出した大学が、そうやって内山グラウンド、下宿第三運動公園サッカー場を使ってリーグ戦をやってくださる、公式試合をやってくださるということも、これはブランドイメージに一つまた拍車がかかってくるんだろうと思います。今後に期待します。  
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★是枝監督映画「海よりもより青く」の市をあげてのプロモーションを/平成28年3月議会

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この映画は、清瀬市旭が丘団地出身の是枝裕和監督が、2014年に行われた世界三大映画祭のひとつであるカンヌ映画祭において、最高賞パルムドール、審査員特別大賞に次ぐ賞である審査員賞を受賞し、「世界の是枝」としての名を一層世界に広めた直後に、手がけた作品です。

スタッフの方からお聞きしたところによれば、是枝監督はかねて、自分が9歳から28歳までの29年間という多感な青少年期を送った清瀬市旭が丘団地を舞台とした映画を作りたいと念願されておられたそうで、カンヌで受賞され「世界の是枝」としてのブランドがより確かなものになったところで、いよいよ満を持して、この作品を書き下ろされたのだろうと感じました。

皆様ご存じのとおり、撮影は一昨年の5月頃から市内各所においてすすめられ、旭が丘団地はもとより、野塩団地、清瀬駅、役所周辺、新杵など、ロケの大部分は清瀬で行われました。撮影現場では、阿部寛さんや真木よう子さん、樹木希林さん、小林聡美さん、橋詰功さんなど、有名な俳優さんの出現にパニック状態となりました。

野塩団地での撮影の様子
野塩団地での撮影の様子


清瀬市満載のこの映画で、大々的に盛り上げよう!!

そしていよいよ、この5月21日、この映画『海よりもまだ深く』は公開されることが決定を致しました。私も一部撮影のお手伝いをさせて頂いたことから、市長とともに試写会にお邪魔を致しましたが、冒頭のシーンは旭が丘団地の家の中。その次のシーンは主演の阿部寛さんが実家のある旭が丘団地に来るという設定で、清瀬駅北口の全景、中二階の立ち食いソバ屋でおそばを食べ、北口ロータリーから西武バスに乗って旭が丘団地に降り立ち、団地の中を歩いている途中、野塩団地のタコ公園を通ったりと、それはそれは我が清瀬市民にとって、これでもかとばかり清瀬のあちこちの名所が登場し、涙を流して喜ぶシーンの連続です。また主演の方々の後ろを彩るエキストラも近所の見知った方々ばかり。私も失神しそうでした。

もう二度とないであろう、こうした機会を清瀬市の絶好のシティプロモーションとして効果的に使って頂きたいと、これまで度々今村部長とは打ち合わせをさせて頂いていますが、ここで確認の意味でこの場を使わせて頂きます。個々については、自席にてご提案させて頂きますが、今回の映画製作、また公開にあたってのご所見をお伺いいたします。

【答弁/今村広司企画部長】
これまでもご答弁させて頂きましたが、本市としましては、このまたとない機会をシティプロモーションのチャンスと捉え、できる限りのことはしていきたいと考えております。

ちょうど2年前、是枝監督が清瀬市を舞台にした映画を撮りたいとのことで、鈴木議員より製作の担当の方をご紹介頂いたことから、この映画にご協力をさせて頂くことになりました。その後、本市としても製作の方から撮影場所のイメージをお聞きし、市内をご案内したり、ロケに立ち会ったりいたしましたので、今回の公開の決定を聞き、大変うれしく思っております。

のような清瀬市にとってかつてないすばらしい映画の全国公開は清瀬市をPRするため、またとないチャンスでありますので、市民の皆さんと一緒にこの映画を盛り上げ、さまざまなPR策を講じてまいりたいと考えております。
日本アカデミーで4冠を受賞!!

本日、私の登壇になる前日、土曜日でしたでしょうか、日本アカデミー賞で『海街diary』で是枝監督は最優秀作品賞、監督賞、撮影賞、照明賞と4冠を獲得されました。一つの作品を出すごとに是枝監督に箔がついてくるというのは、また本当にすごいなと思います。

あえて“清瀬市”が特定されている映画

本来はこういう映画の場合、風光明媚なところだったり、またその土地そのものが題材になるような所ならともかく、風光明媚でもないし、その土地そのものにも別に意味がないのに、清瀬市ということをあえて出すという、ここがもうしびれちゃいますよね。

今回事前に、台本を見せて頂きました。そもそも台本のト書きに“清瀬駅”とか“旭が丘団地センター前”とか“ホルン洋菓子店前”とか“ドウラン通り前”とかと書いてあるんです。清瀬市の自主映画をつくっているんじゃないんだから、そこまで指定しなくてもいいんじゃないかと思いました。東村山市で撮影された映画『あん』みたいに、全生園と言わなければ作品として成立しない映画ならともかく、内容的に清瀬市と言わなければ成立しない映画じゃないんです。だけれども、あえて、清瀬、西武鉄道清瀬駅とバンッと出しちゃう、これもうすごいです。皆さんにも、本当に早く見て頂きたいと思います。

映画の台本
台本には清瀬駅とハッキリ書かれている

先日の他の議員の話でも、是枝監督にお会いして清瀬市の作品つくってくださいとその議員がお願いしたら、重過ぎてまだつくれないと言われたというお話がありましたが、でもまあその直後に『そして父になる』を書かれて、カンヌの審査員賞をとられて、そして帰国されその次につつくられた作品が、この『海よりもまだ深く』という作品なわけです(※実際は『海街diary』)。

清瀬に錦を飾って頂いた

思いが強過ぎて書けないと言われていたのに、でもすぐに手掛けられた、何でだろうと私思ったんですが、やはり、何でもない人が清瀬市というものを題材にして世に出したってスルーされちゃうわけです。だが、世界の是枝としてブランドがついて箔がついて出したときには、それは非常に重みのある作品になってくるんだろう。そういうご配慮もあったんではないかと思うんです。これは私の想像ですが。

それはやはり監督の中には、故郷に錦を飾る的な心情があったのではないか。だけれども、是枝監督にとって故郷である清瀬市にはもう実家はないわけで、飾るべき故郷はもう清瀬市ではないんです。肉親はいらっしゃらないんだろうから。でも我々飾られた故郷の側からすれば、これ以上の重い価値のある錦はないわけです。監督はご自身のために錦を飾ったわけじゃなくて、清瀬市のために錦を飾って頂いたんだろうなとすごく思います。

今回の作品は原案、監督、脚本、編集という四つの冠が是枝監督のタイトルにはついているんです。監督ご自身が着想し、作品を書いて、編集して、監督するという、そういうこともあるでしょう、恐らく。『そして父になる』ももちろんそうでしたが、原案というところまでなかなか言う必要がないというか言わない。だけれども、今回の作品については、原案、監督、脚本、編集と四つついているんです。全部これは俺だぞ、俺がつくったんだぞというところをまず出して頂いて、そして清瀬市と書いて頂いているということは、すごくやはり受け手である我々も、丁重にこれを扱わなければいけないんだろうなという思いを強くしたわけです。

市のロケーションボックスもできる

今回、撮影の協力をさせて頂く中で感じたことは、テレビの場合はそうでもないんですが、映画というのは本当にやはり大変なもんだなと思いました。その意味で、私もかねてロケーションボックスについて、去年の3月だったと思いますが、質問させて頂きまして、今回そういうご縁を頂いて、担当課にぜひ撮影協力をして頂きたいというお願いをしたときに、約3カ月間にわたって清瀬市としては撮影の補助というか、お手伝いをずっとして頂いたわけです。そうした経過を見ている中で、本当によくやって頂いたし、もういつロケーションボックスをつくるようなことがあっても、十分にお仕事はして頂けるんだろうなという確信を強くしました。

映画やTVのロケを誘致し、地域振興の起爆剤に 2013.5.13記事
事実上のフィルム・コミッション、ロケ情報コーナーの開設を 2013.6.18記事

撮影協力に当たっての三つのお願い

今回私お手伝いをさせて頂くに当たっては、お手伝いさせて頂くかわりといっては何ですが、お願いを三つしました。

一つは、エキストラを地元で使ってほしいというお願いです。これはもう十分にさっきも申し上げましたが、地元老人会、そして旭が丘自治会の方々も、見てください、もう随所に出てきます。この人、この人、この人と。中にはこの間亡くなったばかりの人もいて、もうあの人にも見せてあげたかったなと思ったんですが、本当に後ろの人たちが身近な人なだけに、本当に清瀬市の物語と見間違っちゃうほどでした。

二つ目は出演者、スタッフの方々のバンケット、食事、お弁当の手配を地元の業者を使ってほしいということをお願いしました。これは私、現場では確認できなかったんですが、この間お聞きしたら、極力清瀬市の業者を使いましたというお返事を頂きました。

最後に協力団体として、清瀬市、野塩団地自治会、旭が丘団地自治会とか、そういう関係諸団体はぜひテロップを入れてくださいと言ったんです。それもちゃんと入れて頂いていまして、ただ一瞬で上がっちゃうんで、あれ入っていたかなと、それも後で確認したんですが、三つは、清瀬市、野塩団地自治会、旭が丘団地自治会はクレジットを入れて頂いていました。

クレジット一覧
パンフレットにも協力団体としてちゃんと書かれている

こういうふうにるる言うと時間ももうあと7分になっちゃったんで、また別の機会にしますが、ぜひ皆さんに見て頂く機会が早く訪れることを願っています。

市として大プロモーションを

最後にひとつひとつ要望致します。一つはまず特別試写会の開催、5月21日ロードショー開始ですから、その前段階で特別試写会をしてほしい。特別試写会というのは監督だとか、それから主演の方だとかが来る。それはぜひけやきホールでやってもらいたいと思っていますが、先日の関係者の方との配給会社との打ち合わせでは、なかなか監督が余り大きいところではやりたがらないというお話で、会場についてはさまざまあると思いますが、ぜひこの特別試写会はやってもらいたいと思います。

それから映画ガイドブックみたいな、ロケーションガイドマップみたいなものもぜひ、先般答弁で割引券のついたというお話がありましたが、ここでロケが行われたよというのが、そういうガイドマップができるとうれしいなと思います。

それから広報として、きよバス車内とか市報とか、またいろいろなところで映画PRをしてもらいたい。あわせて清瀬商工会とか、そういうところとも協力をしてPRして頂きたい。今はクレアビルにありますが、懸垂幕なんかも、クレアビルはちょっと駅から見えないんです。アミュービルだと駅のホームとか電車の中から見えるので、アミュービルに懸垂幕をやってもらって、それは同時に是枝裕和展も一緒に載せれば、ただ単に映画の宣伝だけではなくて、市の事業の宣伝にもなると思います。

先般の打ち合わせのときも、映画配給会社の方はここの映画は清瀬市でロケされましたと、清瀬市の映画ですという清瀬バージョンのポスター、チラシもつくってくださるというお話でしたので、そういったものも十分に利用しながらやって頂ければと思います。

続いて期間限定の職員名刺を、「海よりもまだ深く」バージョン名刺もぜひつくって頂けると、市長の名刺も「海よりもまだ深く」というのを出して頂けるとうれしいと思います。

それから、プロモーション予算捻出のために企業協賛を募って頂きたいと思います。西武鉄道も写っています、西武バスも写っています、新杵も写っています。協賛相手はいっぱいいますので、ぜひ協賛を募って頂きたいと思います。

それから各種新聞の読売、毎日、東京、朝日の多摩版にもぜひニュースリリースを送って頂き、J:COMやFM西東京などのローカルメディアへの露出もお願いしたいと思います。

それから、これはちょっと難しいかもしれないんですが、映画そのものは非常にミクロの絵が多いんです。もう旭が丘団地の部屋の中でのシーンがとても多くて、清瀬市全体を紹介するようなところは余りないんです。けやき通りの全景とか、清瀬駅北口スターバックス前から撮った映写とかありますが、それぐらいなので、もっと清瀬市の柳瀬川通りとか、そういったところを撮って頂けるとよかったという意味では、映画の本編上映前に予告映画があるでしょう。盗撮は禁止されていますみたいなのが流れる。あのところに清瀬市のPR映像を流せたらいいなと思いますが、ちょっとお聞きしたら莫大な予算がかかるそうなのです。それならば、各映画館が持っている枠があるそうなんですね、ローカルコマーシャルがあるところが。そこなら結構手が届くんじゃないかと思うんで、そういうところも使って頂ければいいんじゃないかと思います。

市のプロモーション予算として、映画の協賛を募っては

その意味で、協賛とかプロモーションについての企業タイアップの計画があるのかどうかお聞きします。どういうタイアップのご予定があるか、ちょっとお聞きいたします。
【答弁/今村広司企画部長】
タイアップという意味では西武鉄道に今声をかけておりまして、ぜひ製作会社というか、配給会社の方と西武鉄道と我々も入れて頂いて、どんなことができるかというのをちょっと相談しようかなとは思っています。
何しろお金がなければ、お金の範囲でやるしかないんで、お金を出して頂けるところはぜひ募って頂ければと思います。

それから、映画が5月21日公開で、宣伝とかプロモーションの開始はゴールデンウイーク明けからというご計画だとお聞きしています。是枝裕和展が6月いっぱいとお聞きしていまして、やはり大きなメインとなるのは5〜6月ぐらいがプロモーションの大きな目玉の時期になってくると思いますが、その後予定されている清瀬ひまわりフェスティバルや、または市民まつりなんかもうまく宣伝のリレーションができるといいなと思っていますので、これもぜひお願いいたします。  
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★自主防災に対応した消火栓の増設を/平成28年3月議会

自主防災に対応した消火栓の増設を

先月2/6(2016年)の夜7時半頃、中里一丁目地域の住宅地にて、小さなボヤ火災が発生しました。この地域は昭和40年代頃にできた新興住宅地であり、約50年経った現在では、多くは高齢世帯であり、木造モルタル作り住宅も残る木密地域です。そうした地域で起きた火災なだけに、早く発見され迅速な消火活動により、延焼もなく消火できたことは不幸中の幸いであったと思います。

自主防災の重要ツール“スタンドパイプ”

昨年10月、私はまさにこの地域で防災セミナーをやらせて頂いた際、古い木密住宅地であるこの地域では火災が最も怖いこと、狭い路地であるゆえ大きな消防車は入れないこと、そのため地域の消火栓の位置を図式してのスタンドパイプの有効性や消火器を使っての初期消火をと訴えました。終了後、参加者の方から、スタンドハイプの有効性はわかるが、その近くに消火栓がなければ意味がない。新たに消火栓をつくれないのか質問を頂きました。その方は、会社の自衛消防団のメンバーで、消防ホースを使っての消火訓練には慣れており、スタンドパイプがあればこの住宅地では大変有効であると思いつつも、肝心の消火栓が近くにないため、短いホースのスタンドパイプでは役に立たない、ついては消火栓の増設をというご要望でした。

消火栓図
この図の中心地点は木蜜地域にも関わらず直径数百m範囲に消火栓がない。


スタンドパイプと“消火栓”はセット

このことはさっそく担当課にお話しし、消防署と相談を頂いているさなかの2/3で、まさにそのご質問を頂いた方の近所で、火災が起こりました。その方の懸念の通り、大きな消防車は入れず、また消火栓も近くにないため、ホースを接続しての消火となりました。

そのことは消火に特段の支障もなく、幸い小さなボヤで鎮火しましたが、今後、この地域では、このことを教訓としてますます自主防災組織の重要性が叫ばれるでしょうし、そのためにもスタンドパイプの設置と合わせて消火栓の増設を急いで頂ければと思います。

現在市では、防災対策、特に火災予防として、自主防災組織の結成を訴え、また合わせて、防災訓練でもスタンドパイプや可搬ポンプの普及へ向け、時間を割いておられます。言うまでもなく、スタンドパイプや可搬ポンプは、消火栓や防火水槽があって初めて使えるものです。これらの消火器具を市民が自分たちの地域で使うためには、その地域に消火栓がなくては使えないのです。

是非、市全域においても、木密住宅地でなおポンプ車の入りにくい所については、消火栓や防火水槽の増設を推進して頂ければと思います。

ご所見をお伺い致します。

消火栓から繋いだスタンドパイプ
道路の消火栓から繋がれたスタンドパイプ

【答弁/石川智裕総務部長】
消火栓におきましては、市内で現在522基が設置され、消防署の水利メッシュ基準も当然満たしている状況でございます。

このたびの中里一丁目地区の火災は、2月3日の午後7時半過ぎに、通行人による白煙の発見で通報がなされ、東京消防庁からの指令により、清瀬市消防署、消防団を含め、近隣市の関係機関とあわせ現場に急行したところでございます。

当該地の現況は水利メッシュこそ満たしているものの、そのメッシュのボーダーライン際のところにあり、かつ住宅の密集度や道路の狭隘性があることから、水利の調達に時間を要し、消火作業が難航する部分もございました。これらのことから、今回の火災現場付近には消火栓を1基増設する方向で検討いたしております。

このように消火栓設備等を整備することは、議員ご指摘のとおり、地域住民の皆様による共助の防災力の向上に資するものであります。このことと考えておりますので、スタンドパイプについては、自主防災組織の登録制度とあわせ推進を行い、消火栓等の水利については、その水利メッシュの基準はあるものの、付近の状況等を踏まえ、今後いろいろな地域で問題があった場合に検討してまいります。
自分の地域周辺はスタンドパイプは使えるのか!?

この件は、私が地域で防災セミナーをやらせて頂いた時に、所管課からお借りした消火栓の地図を専門家ぶって皆さんにお見せして、ここ消防車来なくても大丈夫なんですよ、丸のついているここに消火栓があって、スタンドパイプというのがあれば直接、水源にできるんですよと言ったら、私が行ったお宅の方が、会社で自主防災組織のメンバーをやっておられて、もう百も承知だというぐらいに、「鈴木さんお言葉ですが、消火栓うちの周りにないですよ」と言われてしまいました。何か赤っ恥かいたという状況だったんです。

市はスタンドパイプの普及宣伝をしていますが、このようにいざ使えるのかとなると自分の地域の周辺に消火栓がない。そうななるとスタンドパイプは使えないんですね、これは、もう本当に恥ずかしいことですので、ぜひ消火栓の設置をお願いしたいと思います。  
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★独居または認知症世帯に火災報知機設置の促進を/平成28年3月議会

独居または認知症世帯に火災報知機設置の促進を

2/3のボヤの教訓としてもうひとつ私が学んだことに、独居ないし認知症の高齢者の世帯は、火災のリスクが高く、また火災発生時の第一報が遅れる可能性があるため近隣一帯へ延焼のリスクも高いこということがあります。

高齢者のお宅は火災リスクが高い

例えば、高齢者の方のお宅では、とりたてて認知症と診断されずとも、日常的な物忘れはあります。料理で火をかけていてそれを忘れてしまう。仏前のろうそくの火を消し忘れてしまうなどです。ましてや認知症の方、そしてその方が独居だった場合、火災発災リスクは飛び抜けて高くなります。

今回のボヤのお宅がどうだったか存じ上げませんが、高齢の方のお宅ではあったようで、幸い発災時間が夜の早い19時台だったため、近隣の方にいち早く発見され119番通報、すぐに消火活動ができ、近隣への延焼は全くなかったそうです。もしこのお宅が、より高齢で認知症であり、なおかつもっと遅い時間だった場合、当然発見が遅れ、延焼も進んでいたことでしょう。

高齢者のお宅に火災警報器の設置徹底を

言うまでもなく、木密住宅の中でも、より火災に弱い、古いお宅にお住まいの方のほとんどは高齢者です。また、そうしたお宅の多くは、成人した子供たちは別に所帯をもち、高齢者だけで住んでおられます。こうしたお宅の発災リスクを軽減していくために、そうしたお宅の火災報知器の設置徹底を図るべきと思います。

現在、消防法により住宅用の火災報知器設置は義務化されていますが、高齢者世帯への設置はどのくらい進んでいるのでしょうか。行政として、独居高齢者や認知症の世帯の設置状況をしっかりと確認していくとともに、未設置のお宅には、設置費用を助成したり、また設置をお手伝いしてはいかがでしょうか。

こうした事業が、近隣への安心にも繋がりますし、また地域にとって防災意識向上への一助にもなろうかと思います。

ご所見をお伺い致します。
【答弁/小山利臣高齢福祉担当部長】
ご質問の住宅用火災警報器につきましては、住宅での火災による犠牲者をなくすため、設置が義務づけられ、戸建て住宅や集合住宅を含む全ての住宅が対象となっております。新築や改築する住宅は平成16年10月1日から、そして既存住宅につきましては平成22年4月1日から設置が義務づけられております。設置を怠ることによる罰則等はございませんが、消防署では、火災からご家族やお住まいを守るためにも、また火災を早期発見することで、初期消火や通報等の行動が早まり、近隣への延焼被害も軽減することから、早目に設置を促しております。

本市の設置状況でございますが、消防署のアンケート調査の結果から、90.3%の住宅で設置がされております。また、東京都全体では88.2%となっており、全国的に見ても第3位という高い水準でございます。高齢支援課におきましては、平成19年度から3年にわたり、清瀬市防災婦人の会より寄贈を受けた火災警報器を、生命及び財産を火災などから守ることを目的に、火災警報器給付事業を実施しているところでございます。対象世帯には所得要件などの制限がございますが、対象となった場合の器具の取りつけの費用負担はございません。あわせて、ひとり暮らし高齢者及び高齢者のみの世帯などの高齢者の方々に対しましては、家庭内での火災による緊急事態に備えて、火災警報器や自動消火器装置などの住宅用防災機器を給付する事業も実施しております。

利用者の費用負担につきましては、住民税が課税されているか否か、そして所得額が一定額を超えているかという2点で利用者負担率を定めております。

また、設置につきましても、利用者ご本人が設置することなく、事業者などが行うことになっておりまして、その費用負担は今申し上げました利用者負担率と同様なものとなっております。

春の火災予防週間はきょうまででございますが、この間、消防団の夜間パトロールによりまして、「住宅用火災警報器の設置はもうお済みですか。住宅用火災警報器は火災の煙や熱を感知して警報音で知らせてくれるので、火災の早期発見に大変有効です。また、全ての居室、台所、階段に設置しましょう」という広報を市内全域で行い、火災警報器の有用性を広報いただいております。

これら事業の趣旨、目的に立ち、議員ご指摘の惨禍を繰り返すことのないよう、支給対象の要件等につきまして今後検討し、高齢者などの皆様の安心・安全な生活の確保に努めてまいりたいと存じます。
火災警報器
どこのお宅にも設置してあるはずの火災警報器


高齢者での火災警報器設置の確認を

火災警報器ですが、88.2%という驚くべき数字です。8割以上も設置してあるということなんですね。しかし、今回のぼやでは、火災警報器が鳴らなかったんです。そういうことを考えると、88%、90%近くが設置してあるということで安心してしまうと、実はほとんど用をなさなかったりとかと、この8〜9割設置してあるということがどこまで信憑性、うそじゃないでしょうが、元データがどこなのかということもありますが、ぜひせめて独居高齢者宅、または要援護者宅は設置してあるかしていないかの確認業務、またはしていなかったときには設置の推奨というか推進というか、ぜひこれやっていただきたいと思うんです。これも要望いたします。

【解説】
住宅地での火災は、災害時のみならず平時であっても地域にとっては死活問題です。我が家の防災は完璧でも近所で火災が出れば、延焼の恐れがあるからです。高齢者のお宅でしかも独居だったり認知症だったりした場合、もっとリスクは高まります。私たちの年代だって、鍋に火をかけて忘れてしまう場合がありますからね。であればこそ、火災警報器は必須ですよね。そういう危機感から、この問題を取り上げました。
  
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★『是枝裕和展』について/平成28年度予算特別委員会

『是枝裕和展』について

是枝裕和展について、現時点での概略をご教授いただければと思います。
【答弁/五十嵐弘一郷土博物館長】
旭が丘団地を舞台にいたしまして「海よりもまだ深く」が5月21日に公開されます。このことから、清瀬市のシティプロモーションの一環といたしまして、是枝裕和監督展を郷土博物館で6月4日土曜日から6月19日、16日間、郷土博物館のギャラリーで開催いたします。

内容につきましては「海よりもまだ深く」の各シーンのロケ地の紹介だとか、監督が清瀬市に住まわれていたころの清瀬市の様子などを写真、パネル等で紹介や、監督が描きました絵コンテ、それからまた使用された台本、衣装など、撮影に用いられました看板、ポスターなどの小道具を展示するとともに「海よりもまだ深く」のメーキング映像をお借りいたしまして、会場で上映したいと考えております。また、監督のスケジュールの関係もございますが、スケジュールが合えば、企画展の会期内に是枝監督をお招きいたしまして、トークショーなどが開催できればと考えております。
クレアギャラリーでもおいがを紹介するような企画で開催を

今回、郷土博物館で行われるということなんですが、ぜひ市民向けには郷土博物館がよく認知されているところなのでいいと思うんですが、市外の方に向けてはぜひクレアギャラリーもご利用いただければと思うんです。

その上で、どういうすみ分けにするかということを提案したいんですが、郷土博物館で是枝監督展なので、是枝監督という人に焦点を当てた展示をしていただいて、クレアギャラリーでは逆にたまたま通りかかった人、買い物帰りの人にも見ていただけるようなキャッチャーなというか、軽いタッチの、つまり映画そのものの作品展になるようなものをクレアギャラリーでやっていく。例えばより深く是枝監督について知りたい、または映画について知りたいという方は郷土博物館に動員できるような仕組みづくりをしていただければと思うんです。

セリフの名言集で構成するパネル展を

初日に市長からいろいろ内容についてのご説明もいただきましたが、市長は哲学的内容と言われていましたが、まさに今回の映画は館長もごらんになっていただいたんですが、キャストのセリフ一言一言が非常に名言で組み合わされている映画なんですね。そういった意味ではセリフの一つ一つを映画の一場面一場面をパネル化したものを貼っていくような、そういったような展示をクレアギャラリーにしていただいたらいいんじゃないかと思うんですね。

コンニャクの話を市長にしていただきましたが、「コンニャクは冷めたほうが味がしみるんだからいいのよ、一晩寝かせたほうがおいしいわよ」と樹木希林さんがおっしゃった。これは、コンニャクを煮てすぐ出すんじゃなくて、一晩寝かせて冷めた中で入れておいたほうがコンニャクというのはおいしいんだと言うと、小林聡美さんが「それうちのお父ちゃんみたいね」と。つまり寝かせてある期間というか、役に立たないような期間があったとしても、それは人間味があっていいんだという、こういうようなところが随所にある映画なんですよ。そういった名言集をクレアギャラリーでは映画の一場面とともにやっていく。映画はこんなにおもしろいよということをやっていく。そして、郷土博物館では今館長いろいろご紹介いただいたような内容で、より内容的に深い展示物にしていっていただいたらいいんじゃないかと思います。

メーキング映像は最もいいところで流しては

メーキング映像の使い方ですが、予告映像はどこでも、またはネットでも見られるものなので、郷土博物館でも、どこでも、随所に流していただいたらいいと思うんです。しかし、メーキング映像というのは、本編でも普通の映画でもそうなんですが、最後にやるとか、エンドロールのときにやるとか、または特典映像としてある。つまり特典なので、ぜひやはり郷土博物館のそこの2階に行かないと見られないという仕組みにしていただかないと、1階で見て帰っちゃうような人がいると困るので、そういううまい使い方をしていただきたいと思います。

メーキング映像については写真を使った、つまり例えば野塩公園のタコ公園で撮影しているような、動画としての映像ではなくて、切り取ったスチール画像をクレアギャラリーとか、そういうところでは見せていただいて、この動画は郷土博物館にあるよという動員の仕方をしていったらよりいいかなと思います。

“清瀬出身の監督”が“清瀬を舞台につくった”ここが大事

今回、配給会社ギャガが清瀬バージョンのチラシ、ポスターをつくってくださるということだったんですが、ぜひどうなってくるのかわかりませんが、清瀬市出身である世界的な是枝監督が清瀬市を舞台にした映画なんだということ、この二つの観点を、監督が清瀬市出身であると同時に映画の撮影舞台も清瀬市なんだという、この二つの観点をぜひ入れていくような、どういうキャッチがいいのかちょっとよくわかりませんが、そうしていただいたものがチラシであり、ポスターであり、または懸垂幕まで予算が回るのかわかりませんが、懸垂幕までやっていただけるといいんじゃないかと思います。

それから、今回企画課がフィルムコミッション的に撮影協力をしていろいろなふうにやっていただいて、それに呼応してセールスプロモーションを、セールスプロモーションということ自体が庁内を横断したプロジェクトになっていますので、今回ブックカバーに使っていただけるんだとかいろいろありましたが、さまざまなところでシティセールスに使っていただく。

映画を高齢支援にも活用してほしい

シティセールスとは限らずに、また教育分野であれば、何か教育的にどうかなというシーンもちょっとだけありましたが、ぜひそういうところも使っていただくとか、または高齢支援で私向こうでも言いましたが、試写会はぜひ高齢者の、樹木希林演ずるあの方というのは、つまり団地を実家にした方がご主人に先立たれ、そして子どもたちも巣立っていく、そしてお母さん一人取り残されているという設定なんです。そういうような方は清瀬野塩団地、中里団地、竹丘団地、旭が丘団地、もう全ての団地にいらっしゃるんだろうと思うんです。そういうような方々に試写会に来ていただいて、高齢支援として使っていただくとか、そういうような使い方もいいんじゃないかと思うんです。もちろんこれは商工にも使えることだと思うんです。

館長、クレアギャラリーで使えるかどうかという観点と、それからこういう横断的に使えるかどうかという観点でご答弁お願いいたします。
【答弁/五十嵐弘一郷土博物館長】
クレアギャラリー、それからあと横断的な面でございますが、これは博物館だけではなくて、シティプロモーションの推進本部でぜひ議論しまして、よりいいような形の中で行っていきたいと思います。
  
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★『海よりもまだ深く』のブックカバーを/平成28年度予算特別委員会

『海よりもまだ深く』のブックカバーを

シティプロモーション事業のブックカバー、しおり、エコバッグ作成なんですが、これの図案、デザインがもし意匠が決まっているようでしたら教えてください。
【答弁/植田貴俊市史編さん室長】
この事業は、結核予防会との協働で実施することを考えておりますので、結核にまつわる尊い歴史をPRする市としての側面と、あと、結核予防会としては、結核予防思想の普及、啓発といった側面が両方ございますので、今の時点で図案、デザインが決まっているということではなくて、年度早々に予防会と協議をしながら決定していきたいと考えております。
ブックカバーの意匠についてはわかりました。結核研究所だから、結核にまつわる−−私が言いたいのはわかるでしょう。「海よりもまだ深く」を使ってくださいということなんですが、それは使えないということで、わかりました。
【答弁/植田貴俊市史編さん室長】
今、鈴木委員のお考えも十分に考慮に入れて検討したいと思います。ただ、実施の予定時期が9月の末の結核予防週間に合わせてやる予定ですので、ちょっと公開の時期からは随分ずれてしまいますが、振り返りという観点でも考えられ得ると思いますので、検討していきたいと考えております。





  
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★10年目を迎える“きよバス”の今後の計画について

きよバスについて

コミュニティバス事業なんですが、長期総合計画の実行計画(p73)にもありますが、平成29年度で車両の入れ替えを検討されているということで、今回、一般質問でも、私ども、西上議員が触れておりましたが、10年を迎えて、今回、コミュニティバス事業、10年の節目でどう総括をして、今後どうしていくつもりなのかということをお伺いいたします。

今般、野塩団地できよバスのバス停の移設をして頂いたんですね。これは今までのバス停が工事にかかるところだったので、大変危険な場所に該当するという理由で移動して頂いたんですが、地域住民にとっては、今までがちょっとどちらかというと東に偏っていたので、ものの100メートル西に移動しただけなんですが、これでも大変に喜ばれています。当然、遠くなった方はちょっと困ったとおっしゃっているんですが。

きよバスを作った当時と今では状況が変わってきている

きよバスができて10年たって、やはり利用者たちも10年年をとっているわけで、10年前の情勢とは大きく変わっているということがあります。きよバスのルート変更の声もこれまで一般質問でも様々ありましたし、またはバスの通っていない下宿方面への走行ということも要望としてありましたが、コミュニティバス、こういう地域交通をどのように今後やっていくのか。また、今回、西上議員が言ったようにオンデマンドで、今般、私ども公明党では、総社市にオンデマンドバス、オンデマンドタクシーを見に行ったというお話はそのときさせて頂きましたが、非常に喜ばれている。市民ニーズに合ったバスのされ方をしているということがあります。ということで、コミュニティバスのひとつ10年目の総括と、それから今後の見通しについてお伺いいたします。

【答弁/黒田和雄都市整備部長】
私からはコミュニティバスの10年を迎えた総括ということで、もうすぐ10年たちます。ここで、バスの入れ替えだとか、あとは電子マネー対応の機器の設置だとかという新たなコミュニティバスを取り巻く環境がちょっと変わってきます。また、10年経過するまでの間に、やはりご指摘のようなルートの見直しだとか、今現在、下宿地域だとかの、いわゆる交通不便地域という公共バスのないところですね。公共交通機関のないところに何とかコミュニティバスを入れてほしいという要望だとか、お話にもございましたデマンドタクシー、デマンド交通、そういったものの可能性のご要望だとか、さまざま頂いております。

我々、この公共交通機関につきましては、1番は、やはり民間バス事業者が担って頂くのが一番いいと考えておりますが、どうしても民間事業者につきましては、採算性が合わないところについてはなかなかできないということで、そういったところを市で、行政で対応していくような立場にあると思っています。

ただ、コースの見直しだとか新たなルートにつきましては、ご承知のように、現在走っているバス、公共交通機関がございますので、なかなか今の2本のルートについても決めるのにかなり時間がかかっております。そういった意味では、専門家の意見も多数聞いて、慎重に検討していかなければならない内容でございますので、これからまた地域公共交通会議がありますので、さまざまな今回議題がありますが、それぞれ専門家のご意見等を聞きながら、今後、コミュニティバスをどうしていったらいいか、また、今現在、デマンドタクシーについても、志木市でこれから実践していくということですので、これは大体1年間ぐらい様子を見ていかないと、採算の問題だとか利用度がどのくらいあるのかとか、そういったこともございますので、その辺も研究しながら、できる限り市民の皆さんが安全に、安心して市内を行き来できるような公共交通機関を民間事業者も含めて考えていきたいと思っています。
総社市もコミュニティバスをやめてオンデマンドにした

総社市の例ですと、総社市はもう全て委託ではなくて、自分のところでやっているんですよ。車も自分のところで買って、それから電話を受けるのも自分のところでやって、いや、何で自分のところでやるんだといういろいろ質問が出たんですが、るるありましたが、何はともあれ、なぜ総社市もそういうことをやったかというと、それまでは、清瀬市と同じように、コミュニティバスを走らせていたんですが、やはり清瀬市と同じで余り利用者が少なかった。その総社市の市長いわく、空気を運んでいてもしようがないということだそうで、いやいや、うちもそうだ。空気ばかり運んでいますよと言ったんですが、そんなことはないですね。

特定の人しか利用していないきよバス

要するに、やはりこれだけ、十年一日といいますが、10年たってみて、ある種、固定客というのはついているが、使わない人はもうほとんど使っていないという。今回の市報にも、見せて頂きました、きよバスに乗って市内を走ってみようというコーナー企画を拝見しましたが、あの方も若い方だと思うんですが、あの方も初めてきよバスに乗ったと書いていましたね。10年たってみて、やはり初めて乗る方、または全然乗ったことがない方が大部分である。自分の足で歩いていくんだという人が多ければ多いに、それはこしたことがないんですが、だったらもうコミュニティバスは要らないわけで。

だから、そういったところで、さっき、野塩団地のバス停移設の話をしましたが、本来はバス停の移設も大変に難しいというか、ほとんど不可能な話だそうですね。ほんの100メーター移動するだけでも、ほとんどそれは無理な話だそうで、だから、10年たってもバス停一つ動かせないという状況が向こう5年、10年も続いていっていいのかという話です。より市民ニーズに合った形での交通輸送をお考え頂ければと思うんですが、今回、志木市がどういう形態でやられるのかわかりませんし、それによっては検証に値するのかどうかということもあるんですが、ぜひオンデマンド交通というものもご検討頂ければと思います。  
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★蜂みつ事業について/平成28年度予算特別委員会

蜂みつ事業について

蜂蜜も、今、市役所の入り口に顔出しみつばちハッチがあるぐらい、そしてまたふるさと納税のお返しに使われているぐらいなので、新年度ではどのように見込んでおられるのかをお伺いいたします。
【答弁/田村文義総務課長】
まず、歳入については、一応、1,000個を目標としておりまして、50万円の歳入予算を組んでおります。参考までに、平成26年度には約40キロ、平成27年度には120キロの蜂蜜をとることができました。

また、1瓶80グラムで売っているんですが、単純計算で、1,000個といいますと80キロなんですね。なんですが、平成27年度が120キロで、では80キロで減っているではないかと思われるかもしれないんですが、実は、ふるさと納税の分はこちらには、歳入には入っていないんですね。次年度もふるさと納税の分を大分見込んでおりますので、ですが、担当課長としてはもう少し歳入としては見込みたかったんですが、何せ相手が自然なものですから、ちょっと控え目な50万円とさせていただきました。

それとあと、補足なんですが、歳出についてなんですが、予算書の76ページに営繕関係経費で消耗品がございます。その中で、養蜂関係の消耗品ですとか餌ですとか、そういった消耗品の分を見込んでおります。
蜂みつ事業について説明する田村総務課長
蜂みつ事業について説明する田村総務課長

  
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2016年06月15日

■読売新聞に「是枝監督トークショー」記事が掲載されました。

読売新聞_20160614

6/14(火)付けの読売新聞に、去る6/11(土)に清瀬市主催でアミューホールにて行われた『是枝裕和監督トークショー』の模様が掲載されました。

このイベントは、“海よりもまだ深く”の公開にあたり、清瀬市より是枝監督にお願いをして開催して頂いたものです。企画段階では、当然ながら大勢の方にお越し頂きたいため、500人収容できるけやきホールでの開催をとお願いしていましたが、監督からあまり大きな会場ではなく、小規模の会場でということで、ここアミューホールで行われました。

何しろ抽選制でしたので、大変な数の応募者の中から幸運にも参加できた方からは、私のもとにも大感動の感想が寄せられました。感想の一部を紹介します。
是枝監督は、TVで見るまんまな感じで、目の輝きがすごくて、これからももっと世界で活躍されるかなと思えるような雰囲気があり、サインしてるときは一人ひとりの方々のお目をしっかり見てお話しされて、終始笑顔で、気さくながらも、オーラがすごくて!
すばらしいトークショーでした。
この企画は、私が映画公開にあたって提案してことのひとつだったので、大成功で開催できてとても嬉しいです。

企画の方より、開催報告を頂きましたら、またこのHPにアップしたいと思います。  
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2016年06月03日

■毎日新聞に「海よりまだ深く」関連記事が掲載されました。

毎日新聞 6/3

6/3付けの毎日新聞に「海よりもまだ深く」の関連記事が掲載されました。2年前の撮影時、当初、撮影許可の下りなかった旭ヶ丘団地をURと交渉の結果、許可頂いた際に、旭ヶ丘団地自治会の窓口として私と連絡を取り合いご協力くださった、当時副会長だった中桐さんが出ています。中桐さんはいま、会長としてご活躍中です。ありがとうございました。  
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