2024年10月03日
●学校給食の無償化、決定しました。
学校給食の無償化は、ずいぶん以前から市民要望としてあげられていました。私たち公明党の立場は、学校給食は全国すべての子どもたちに共通した施策のため、ある特定地域だけの問題ではなく、国としてしっかり無償化すべしとのもので、あえて市議会として取り上げることはしませんでしたし、現実問題、財政の厳しい清瀬市としてそれができるだけの財源はありません(小中学校でこれをやるとすれば毎年3億円の予算がかかるそうです)。
しかしながら、都議会公明党は国として無理なら都でやろうと、令和6年度予算に実施する行政にはその費用の1/2を助成する制度を、都知事との折衝によって実現しました。これによって23区はもとより、多摩地域でも半分を超える自治体が無償化できるようになりました。
とは言っても、清瀬市の場合、1/2でも1億5千万円の負担があり、令和6年の実施には踏み切れませんでした。その間、澁谷市長とは様々折衝を重ね、これをやらないと“選ばれる市”を標榜する市として取り残されてしまうと、なんとか令和7年へ向け前向きに検討をと一般質問でも取り上げ、要望書の提出もしました。
★総括質問/清瀬市の教育・新校建設について/令和6年度予算特別委員会 ※質問の中程。
■給食費無償化へ要望書を提出しました。2024年08月30日記事
その後、迎えた9月の第三回定例会の般質問において、令和6年の施策である都の半額助成は都議会公明党の実績であること、そして、それでも実施できない三多摩の自治体へは更なる助成額のアップを市町村総合交付金を使って行えと、この都議会第三回定例会前に都知事に二の矢として要望したことを訴えました。
★学校給食の無償化を/令和6年度9月議会 ※映像。記事は近日中にアップします。
その都議会公明党の要望を受ける形で、9月6日の都知事の7/8助成、そして3学期からとの発表。この発表を受けて、私ども市議会公明党も来年度からではなく、今年度3学期からないし2学期途中から前倒しで実施すべしと定例会中の9月11日に澁谷市長に要望しました。
■給食費無償化の前倒し実施へ要望書を提出しました。 2024年09月20日記事
二中で行われた議会の給食試食会(2024年2月2日)
そしていよいよ、議会最終日――。
澁谷市長は最終日の追加議案として、この10月から給食費を無償化するための補正予算を上程し、全会一致で議決しました。3学期からではなく、2学期途中、10月からの前倒し実施が決定したのです。これは後発自治体、つまり年度初めからは実施しなかったが、これから実施する自治体のなかでは唯一の先行実施です。澁谷市長の英断です。
某党は、この給食費無償化は以前から言ってきた、私たちの成果だ、と言うでしょう。しかし、言うだけなら誰だって言えます。現実問題、都の予算を一度ならず二度までも追加措置までして付けるよう、都知事と粘り強く折衝してきたのは都議会公明党です。もちろん、都議会与党としての都知事との信頼関係あってこそです。
そして清瀬市においても、そうした澁谷市長との信頼関係に基ずく折衝を重ねてきたからこその実現です。
ともあれ、澁谷市長の英断には大感謝です。
Posted by takosuzuki
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