2025年01月07日
■シェアサイクル事業(藤井寺市)、雨庭事業(京都市)、視察しました。

昨(2024)年11/15〜16と一泊二日で建設環境常任委員会として、大阪府藤井寺市のシェアサイクル事業と京都市の雨庭事業の視察に伺いました。
初日の藤井寺市のシェアサイクル事業について。藤井寺市産業創造室観光課のお話を伺いました。


藤井寺市は世界文化遺産である「古市古墳群」をはじめとする古墳群や神社仏閣など、観光スポットの点在する街です。
インバウンドの多い街なのでシェアサイクルが有用ではないかと、シェアサイクル事業を手掛ける「OpenStreet株式会社」より、令和3年に市の費用負担ゼロで導入の提案があったことが導入のきっかけだそうです。翌、令和4年12月が実証的にスタートされました。


役所でのレクチャーのあと、現地にて実見しました。確かに古くからの街並みの多いロケーション、自転車での移動は便利ですね。
清瀬市でも、ひまわりフェスティバルではその時期だけレンタルサイクルをしています。また、このOpenStreet社のシェアサイクルは、都内でもかなりの地域で展開されています。清瀬市でも元町2丁目にあります。
同社によるシェアサイクル事業は、民間の空地の有効利用として進められています。コインパーキング事業と同様です。藤井寺市の場合、行政管理の土地の有効利用という側面や、観光サービス、また市民の利便向上などの目的で提案されたそうです。
そして、観光地や駅や住宅地などインバウンド以外にも、市民の方の利用も多いとのことでした。
利用は、スマホでの予約や決済です。ステーション間での乗り降りと、既にご利用されている方も多いでしょう。


お約束の議場を見せて頂いての記念撮影。藤井寺市は女性議長さんで、私たちチーム3000の公明党・片山敬子議員です。

翌15日の京都市では「雨庭事業」の視察です。「雨庭」とは、道路上の雨水冠水を防ぐため、道路脇、特に交差点だそうですが、庭を設置しそこに雨水をため、雨水管に流さずに地下に浸透させるという事業です。
清瀬市でも豪雨対策として、雨水管では対応しきれない雨水による道路冠水を防ぐ取り組みとして浸透枡を設置しています。住宅でもご自宅に降った雨水は道路に流さずまた雨水管に繋げず、浸透桝を作ってもらいその設置費用の補助も行っています。


京都市庁舎にて、みどり政策推進室からお話を伺いました。この事業は、私たちの感覚でいうと豪雨対策なのですが、京都市ではもちろん豪雨対策、というよりも「雨水流失抑制」とやや表現が柔らかです。まあ、雨水対策というよりも、「良好な景観形成」という角度のほうが強い印象でした。
というのも、雨庭の設置された地点では特に降雨による冠水に困ってとか、降雨によって通行止めになるということはないそうなのですね。
やはり天下の観光地・京都の幹線道路における景観改善という感じです。ネーミングも「雨庭」ですからね。「箱庭」を交差点に持ってきて雨水対策にもなりますという感じです。
庁舎でのレクチャーのあと実見では、市内何カ所かあるうち、庁舎からほど近い四条大宮駅の交差点の雨庭を見せて頂きました。下の写真を見て頂ければですが、さすがにキレイです。憩いになります。が、予算がなければなかなか難しい施策ではあります。








京都市のど真ん中、二条城の南側に位置する場所でもあり、交差点の四つの角のうち二カ所に雨庭が設置されています。上に位置関係の地図を添付しました。ご苦労な点は、やはりメンテナンス、維持管理だそうです。そこにはボランティアの方々の協力もあるとのことでした。


お約束の議場拝見です。というか、もうこの役所庁舎ですね。国会議事堂のような威厳ある建物で、お聞きすると大正14(1925)年にできたそうですから、かれこれ百年です。役所の向かいには、例の信長の身罷(みまか)った本能寺があります(今はホテルです)。という話からの議場です。もう圧巻でした。

この着物の女性はなんと、議会事務局の職員の方です。いつも着物ということではないのでしょうが(いつもだったらすみません)、事務局受付の方が着物とは驚きました。また庁内のエレベーターの扉が漆塗りというも驚きです。

最後に視察のお約束、ご当地ラーメンです。初日の藤井寺市での昼食で利用した「旬菜中華・涼空」さんの「ねぎそば」です。味は忘れましたが、大阪のおばちゃんたちの大阪弁に包まれてのランチはとても美味しかったことだけは確かです。
■旬菜中華・涼空
所在地: 〒583-0035 大阪府藤井寺市北岡2-1-32
電話番号: 072-945-0036
Posted by takosuzuki
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