2017年01月05日

★2020年東京オリンピック・パラリンピックへ向けた清瀬市の目標設定を/平成28年9月議会

2020年東京オリンピック・パラリンピックへ向けた清瀬市の目標設定を

この夏、日本中を熱狂させたリオオリンピックは、数々の名勝負・ドラマとともに日本最多のメダルを獲得し、終了しました。パラリンピックもいよいよあすからスタートし、多くのメダルとドラマが期待をされています。改めてオリンピック・パラリンピックの持つ国民意識の高揚を感じるとともに、4年後の次回が東京で行われるということも、今回の熱狂につながったものと思います。

東京オリパラ2020の年は清瀬市市政50周年の年

さて、次回の東京オリンピック・パラリンピックの行われる2020年は、我が清瀬市としても市制50周年の年であります。オリンピック・パラリンピックが自国、我が都市で行われるだけでも大変なことであるのに、それに我がまちとしてもアニバーサリーが重なるというのはとても貴重であり、とても幸運なことではないでしょうか。清瀬市として、市制50周年たる2020年、その年に何をするのかも大事なことではありますが、そこへ向けてのそれまでの時間をどう使っていくのかもまた非常に大事なことであります。

オリンピック・パラリンピックについては、日本として、そしてまた東京都として、4年後の大成功に向けたキャンペーンは始まっており、4年後への期待感はいや増して高まっております。

そこで、我が市としても、2020年市制50周年へ向けたキャンペーンをシティプロモーションの一環として計画してはいかがでしょうか。この件に関して、3年前の2013年の12月議会にて提案をさせていただきました。もう一度、再確認をしてまいります。

市制施行50周年―。2020年をオリンピック同様に盛り上げよう!! 2014年4.9記事

一つ、50周年プロジェクトとして、5年前の2015年あたりからスタート。まずは、2020年が市制50周年であることを市民の皆様に知っていただくキャンペーンから始まる。そしてまた、庁舎も新しくなることを認知させ、期待感を高める。2015年はもう過ぎてしまいましたので、区切りのいい3年前である来年あたりからスタートをしてはいかがでしょうか。

2番目、市民を巻き込んでのキャンペーンを行う。例えば、その年へ向けたプレイベントとして、キャッチコピーの公募や50周年ロゴマークの公募、また清瀬市のイメージソングを公募するなど、そしてまた、それらの選考委員として市民のほか、澄川先生など市内在住の著名な方々にお願いしてはどうでしょうか。

3番目として、その他、東京オリンピック・パラリンピックのようにピンバッチをつくる。また、役所を挙げて動画をつくり、ユーチューブにアップする。そのときは、フォーチュンクッキーの話をさせていただきました。

4番目、メイン行事となる記念式典は、東京オリンピックの終わった夏以降に行い、東京オリンピックは8月9日で終了。その後、余韻の冷めやらぬ中をパラリンピックが始まり、清瀬市ではひまわりフェスティバルがスタート。その後の10月の市民まつりを中心に、50周年記念式典を行ってはどうか。

5番目として、本市が毎年行っている全てのイベントに50周年記念の冠をつける。3年前の提案では、それまでのキャンペーンと、そしてまたその周年事業として2020年に行う事業両方を総括的に提案させていただきました。今回はどちらかといえば、その年までの4年間に何をしていくのかについての問題提起です。市民にとって誇りの持てるまち、好きになってもらえるまちになるための運動論としてのキャンペーン、ご所見をお伺いいたします。

【答弁/今村広司企画部長】
リオオリンピックでの日本選手の活躍は、私たちに大きな感動と活力を与えてくれました。あしたから始まるパラリンピックにも大いに注目をしたいと思います。

さて、いよいよ4年後は東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。リオでの熱狂をそのまま引き継ぎ、日本中が盛り上がっていくものと思います。そのような中、2020年、平成32年、清瀬市は市制施行50周年という大きな節目を迎えることになります。清瀬市が歩んできた道のりや先人たちが残した足跡を振り返るとともに、郷土への誇りと愛着をより強く持っていただけるような契機にしたいと考えております。

シティプロモーションは、地域の誇れる歴史や文化、自然、人や施設の価値を再認識し、その魅力に磨きをかけ、市内外に発信することで定住人口や交流人口の増加を促し、地域の活性化の原動力にしていくことでありますが、シティプロモーションを進めていく上で何より大切なのは、市民の皆さんとともにつくり上げていくことで、市民の皆さんの郷土への愛着や誇りを高めていただくことであります。そうした意味でも、2020年市制施行50周年という大きな節目に向けて、これからの4年間、市民の皆さんとともにさまざまな取り組みを検討していくことは、清瀬市の持つ魅力を再認識し、郷土への愛着や誇りを高めていただく絶好の機会だと思います。

清瀬市のまちづくりの基本理念である「手をつなぎ 心をつむぐ みどりの清瀬」、そして第4次長期総合計画に掲げる将来像の一つである「都市格が高いまち」の具現化に向け、市民の皆さんを初め、清瀬市にかかわるさまざまな方々と連携協働しながら、市制施行50周年に向けたキャンペーンを進めてまいりたいと考えております。
市政50周年へ向け50のチャレンジを


要するに、いつから市制50周年は2020年なんだということを市民に対して告知するかというタイミングなんだと思うんです。ぜひ、私はタイミングとしたら今でしょう、だと思うんですよ。やっぱりオリンピック・パラリンピックが終わったこの直後の余勢を駆って、終わったねという焦燥感、人々の心の寂しさのすき間に入り込むように、市制50周年なんだということをぜひやっていただきたいと思うんです。

東京オリンピック フラッグツアー2020年の東京オリパラへ向け、さっそくフラッグツアーとして機運醸成イベントが始まった


私、そういう意味じゃ、何か事業をするということではなくて、例えば市報の冠に英語でトワード、何々に向かって、「Toward 50th KIYOSE 2020」とか、何かそういうところに少しずつ2020年は市制50周年なんだよということを告知していくような冠づけをしていくとか、さっきも言いましたが、ピンバッチをつくっていくとかそういうような、これはピンバッチつくったらお金かかるが、あんまりお金がかからない範囲の中でキャンペーンを始めていったらどうかなと思うんです。

要するにキャンペーン、じゃ何をするかということが、私が何度も言っているようにこの50周年そのものでなくて、キャンペーンで何をやるかと言ったらば、50周年にちなんでチャレンジ50、50の科目を挑戦していこうというのをつくっていったらいいんじゃないかなと思うんです。

新庁舎の竣工を市政50周年事業として2020年度内に

私、その一つとしては、ぜひ市庁舎建設というのもチャレンジ50の一つに入れてもらいたいんですよ。一応、さっきからお話出ていますように、早くつくったほうがいいんです、庁舎は。もう決まっちゃったんだから。早くつくって、次に行く。野塩地域センターの耐震補強をする、下宿体育館の耐震補強をする。何も拙速につくれと言っているわけじゃなくて、決まったわけですから。今のところは、2021年の春に引き渡し予定だと伺っておりますが、それを何とか年度内、きのう渋谷議員の議論の中で、年度内なのか暦年なのかという話もありましたが、私は年度内派なんですが、2020年の4月から2021年の3月までを50周年と位置づけて、その年度内に市庁舎の竣工、そしてまたオープンを目指していく。それに目指していくという意味でのチャレンジ。そのチャレンジ項目を50個つくるんですよ。道路交通課だったら、冠水ゼロを目指すとか、各部署で待機児童ゼロを目指すとか、言うのはただだから、言うのはただと言ったらあれだね。できないとまた役所の場合は怒られちゃうので、できるかできないか、要するに金メダルとれるのか、銀メダルなのかとメダリストが頑張るように、我々行政の人たちも2020年の市制50年に向けて、一つの目標設定をつくって、それに向けて頑張っていくという姿をこの3〜4年の中で見せていくということが大事なんだと思うんですよ。

今回、市庁舎の設計業者が決まりました。私もその施工業者の作品とかというのを見せていただいたり、またプレゼンにも参加をさせていただく中で、工期圧縮を図られたり、そしてまた費用負担圧縮を図られたりとか、そういう頑張る業者だと伺っています。そういう意味では、ぜひそういうところも工夫して、何とか2020年度内、市制50周年までにつくれるように頑張っていけないかなと、ぜひご努力をお願いいたします。

これまでの周年事業の取り組みは

ちなみに、10周年、20周年、30周年、各今まで清瀬市がやってきた周年事業で、どんな事業というか、ことをされてきたのか。きのう黒田部長が10周年のときに道路のネーミングという話をされていましたが、そういうようなこと、どんなものがあったのか部長、もしおわかりでしたら。
【答弁/今村広司企画部長】
10周年の際には、市民まつりが10周年ときから記念して始まっております。また、きのうありました道路の愛称の制定ですとか、市民憲章も10周年のときに制定をしております。

20周年のときには、清瀬10景の絵はがき集をつくったり、市報の縮刷版、市勢要覧の発行などをしております。

30周年のときは、シンボルマークのキラリを制定しまして、シンボルマークの入ったTシャツとポロシャツを販売したり、清瀬市の歩みの写真展などを実施しております。

40周年は、まだ記憶に新しいところかと思いますが、けやきホールがちょうどオープンしましたので、そのときにあわせてオープンのセレモニーと記念式典、そして市勢要覧の発行、また多摩26市の中で、そのときに40周年を迎えた市が連携しまして、ふれあいイベントラリーの実施などをいたしました。

10年、20年は渋谷邦蔵市政でしたか。30年、40年は星野市政だったと思うんですが、今度50年は渋谷金太郎市政でのアニバーサリーですので、ぜひ躍動感、ダイナミックのある50周年事業をご立案ください。

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report | シティプロモーション