2018年02月13日

★子どもを受動喫煙から守れ/平成29年12月議会

子どもを受動喫煙から守れ

公共施設、特に児童施設はすべて禁煙に

健康施策、特にがん対策の大変に重要な課題の一つに禁煙があり、いかに受動喫煙を防げるかがあります。東京都でも、現在、受動喫煙防止に関する条例化が検討されており、都議会の大きなテーマの一つです。

何より受動喫煙によって大きく健康ダメージを受けるのは子どもたちです。家庭における受動喫煙を防ぐことも大事ですが、なかなか家庭の中まで規制することは難しいことですし、そこはやはり親自身の良識に委ねるほかはありません。しかしながら、公共施設では子どもの受動喫煙を防ぐ対策、環境整備は責務であり、急務であると思います。

そこで市内の公共施設、特に児童施設においては、喫煙場所を廃止する、ないしは受動喫煙をさせない工夫を講じる必要があると考えます。ご所見をお伺いします。

【答弁/矢ヶ崎子ども家庭部長】
たばこの煙は、たばこを吸う人だけでなく、周囲の人の生命及び健康にも悪影響を及ぼすことが明らかとなっております。国も今年1月の内閣総理大臣施政方針演説で、受動喫煙対策の徹底を行う明確な姿勢の表明がございました。また、とりわけ子どもについては、自らの意思で受動喫煙を避けることが困難であるため、周りの大人が保護しなければならないと考えられており、東京都は国に先駆けて東京都子どもを受動喫煙から守る条例を10月5日の東京都議会で賛成多数で可決成立させ、続けて喫煙禁止場所の範囲や施設管理者の役割などを厳しく定めました東京都受動喫煙防止条例の制定を目指して、パブリックコメントを行ったところでございます。

清瀬市におきましても公共施設では既に屋内禁煙となっており、特に保育園や小中学校、中央児童館など、子どもが主に利用する単独施設につきましては敷地内禁煙となっております。また、野塩児童館が入っております野塩出張所も今年中に敷地内禁煙にするため、現在利用者にその旨を周知しているところでございます。

市内にはほかにも子どものための施設が入っている複合的な施設があり、敷地内に喫煙場所が設けられている場合もございますが、動線を考え児童が近づかない場所に設けるよう配慮はしております。

喫煙に関しましては、合法であり、個人の嗜好によるものではございますが、喫煙者も子どもを受動喫煙から守ることについては異論のないことと考えております。子どもが近くにいる状況においては、受動喫煙防止のため、たばこを吸わないようにするという当たり前のマナーを徹底し、子どもにかかわる公共施設での禁煙も視野に入れながら、法令に従って対策及び環境整備を行ってまいりたいと考えております。

受動喫煙で、喫煙者の皆様には大変耳の痛い話でありますが、皆さんの税収には大変感謝しております。ありがとうございます。

野塩地域センター・児童館は灰皿を撤去し禁煙に

そもそも今お話があったように、公共施設ではもちろん屋内の喫煙は禁止されておりますし、それは今社会常識ですから、皆さんそういうふうに思っているわけですが、私の住んでいるところのそばに野塩地域センターがあって、当然野塩児童館なわけですが、そこは入り口のところが喫煙所で、いつも高齢者の方、ご近所の方がみんないらして、そこで皆さんでたばこを吸っていらして、すごくスモークがかかったような幽玄な感じになっているんですが、あれ、ここは児童館だよね、児童館が煙に包まれているというところに非常に違和感がありました。

野塩地域センターにあった灰皿

あるとき突然、この喫煙灰皿は年内をもって撤去しますと書いてあって、ああよかったなと思ったんですが、どうですか、野塩地域センターにたばこを吸いに来ている人たちからの反響は。張り紙を張ったことによる利用者の反応はいかがでしたか。
【答弁/瀬谷市民生活部長】
かなり前から張らせていただいているんですが、私のところではまだ反応を伺っていないところでございますので、しっかりと聞き取りをしたいなと思っております。

部長がご存じないということは、特段大きな問題にはなっていないということですね。暴れたりとか、「ふざけるな」とか言ったりされる方はいらっしゃらない、粛々とやっていらっしゃるということでよかったです。

下宿センター・児童館はいまだに喫煙できる。

それと同時に、ころぽっくると下宿も児童館ですから一応見てきたら、下宿もちゃんと灰皿があって、それは私が行ったらすぐわかるところに置いてあって、何て親切なんだろうと思った。でも、そういう入り口のところにあるということは、さっき部長のご答弁では、配慮したところに置いていますよということなんですが、入り口は一つですから、入り口のところに灰皿があったら、あそこはちょっとだめなんじゃない、どうなんでしょうか。今後のご予定として、下宿の喫煙所については、ご予定があるかどうか。

下宿市民センターの喫煙所


【答弁/答弁/石川教育部長】
指定管理者と相談しまして、そこが子どもに対して場所が悪いのであれば、動かせるかどうか検討してみたいと思います。

下宿に関しても、特段ここじゃまずいんじゃないかとか、そういうお話はないということですね、きっと。部長がご存じないんですから。ぜひ言われる前にご配慮、ご忖度なのかわかりませんが、していただけるとありがたいと思います。

ころぽっくるでも喫煙させない啓発を

同時に、児童センターは聞くところによると、当然屋内も屋外も敷地内全体が禁煙だそうですが、ポケット灰皿を持ってたばこを吸われるエチケットのある方がいらっしゃって、エチケットがあるわけじゃない、だめなんだから、敷地内全面禁煙なんだから。だから、そこら辺のことをどういう形でか、周知をしっかりとしていく必要があろうかと思います。

野塩地域センターや下宿は、現在敷地内禁煙にはなっていない。今後は検討していくというお話がありましたが、敷地内禁煙にしても、ころぽっくるのように喫煙される方がいらっしゃるということですから、そこら辺の周知の仕方を考えていかなければいけないと思います。

今回の私のテーマはいかに行政が市民に対して知らしめていけるか、情報発信していけるかというところが大きな一つのテーマですので、そこら辺も、後で言いますが、ぜひ工夫を凝らしていただいて、ご理解いただくような方向でぜひご検討をお願いいたします。

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report | 優しいまち-福祉