2018年06月11日

■四中学校だより「青澄む空」にてご紹介頂きました。

四中学校だより

先日の四中円卓会議にて行った「防災セミナー」のことを、四中学校だより「青澄む空」にてご紹介頂きました。今関校長先生、ありがとうございます。
レジリエンス(折れない心)を育むには…

校長 今関眞哉

今月、四中校区円卓会議か本校で行われました。これは清瀬市企画部企内課が主導で、地域の種々の団体の代表が集い、コミュニティの連携強化を図っています 本校は、芝山小学校と第四小学校の校区の各種団体の代表(自治会、民生委員、老人会代表、防犯協会委員、青少年問題協議会委員、消防団、警察署、弁護士・行政書士等)が集い合って開催されます.もちろん、団体に所属していない方も大いに参加していただける会合です、今回の円卓会議のテーマは『四中校区の防災ウィークポイントを知ろう』でした、防災士の鈴木たかしさんによる分かりやすいブレゼンテーションで、四中校区の地形から豪雨災害の危険性や大震災の備えまで、丁寧に説明をしていただけました。その説明を伺いながら、7年前の東日本大震災後、コミュニティのレジリエンスが重要であるとの新聞の紀事を思い出しました。私は初めて「レジリエンス」という言葉をその時に知りました。レジリエンスとは、「弾性」、または「回復力」の意味で、新聞の記事にあるものは『復興力』を意味していました。普段から、近隣同士がよく知っている、または地域行事こ積極的に参加しているところは、レジリエンスが高く、復興も比較的に早い、という内容のものでした。本市の円卓会議は、確かなレジリエンスがコミュニティに根付く、最良の機会であると思いました。次回は7月開催です、お時間がありましたら、是非、本校の図書室に来室ください。

さて.企業の世界でも、社員のレジリエンス能力の育成が重要課題になっています。ストレス社会で、どんな状況に陥ろうとも、心が折れない杜員の育成に余念がありません。それでは、どうやってレジリエンスの能力を高めていけばいいのでしようか。このあたりは、ホームページに豊富な資料が掲載されていますが、私は教育の立場を通して、レジリエンスの育成を以下に述べます。

左図は、内閣府の調査結果(H26年度)です。トップはアメリカです。今から25年前、私はアメリカの外国語指導員(以下ALT)と英会話の授業を行っていました。その時、私の思惑通りの答を生徒が述べれば、よくできた、と評価していました。一文も満足に言えない生徒に対しては、完全な英文を再度確認させていましたが、ALTは全く私とは違っていました。一語(例えばYES.やNO.だけ)でも英語で答えたら、A good job!(よくできた)」と褒めたたえるのです。一事が万事です。文化が違うのでしょうか、彼らはよく褒めます。最初は褒められると、褒められる理由が分からず、きょとんとしていた生徒も、英会話の授業が重なるに従い、うれしい表情になり、ALTの授業が好きになっていくことがALTのそぱにいた私にはよく分かりました。ほんの少しの努力を見逃さずにそれを認め、褒めるいう簡単でいて、実は日本非人にとってで難しいその行動こそが、実はグローバル社会へ飛躍する子どもたちには必要であろと考えます。褒められることは自己肯定感を高めます。同時に、「褒める」は次への挑戦へのエールでもあります。自分を認めてくれた言葉により、次のステップに向けて歩きだせる勇気が生まれます。その積み重ねた経験を通して.たくましいレジリエンスを自ら育んでいけると確信します。どうぞ、ご家庭においても、お子様の小さな変化、成長を大いに褒めていただけたらと思います。教職員一同も同じ気持ちで、子どもたちを育てていきます。

【参考】
四中円卓会議にて「防災セミナー」を実施しました。2018.5.21記事

Posted by takosuzuki │ ■新聞等での掲載