2019年01月10日

★子ども食堂を多世代間の交流スペースに/平成30年6月議会

子ども食堂を多世代間の交流スペースに

近年、話題になっている子ども食堂ですが、先日、野塩団地むらさき会の主催で実質的な子ども食堂たる本家食堂が開設されました。そもそも子ども食堂は、子どもの貧困対策、居場所づくり、孤食解消などを目的として、その多くは民間の手により運営をされています。

清瀬市において、これまでるるさまざまに提起をされてきました。その議論を見ると、貧困対策としての側面は余り顕在化されておらず、あえて目的を見出すとすると、居場所づくりや孤食対策ということになりそうです。

野塩団地で開催されている猖棆反堂
そうした中、今回、開催されたむらさき会による本家食堂は、そもそも日本社会事業大学の一学生さんの呼びかけに対し、信愛包括の生活支援コーディネーターの方がつなぎ役となって、むらさき会がお手伝いをしてくださいました。私も要所要所でご助言させていただきましたが、幾つかのネックとして、まず子どもの貧困は顕在化していない。また、野塩団地在住の対象層となる小学生以下が少ない。とはいえ、子どもの居場所がないという意味では、団地の商店のあるところでは、子どもたちが集まってゲームをしている姿は散見をされています。

本家食堂主宰の内田さんと
本家食堂を主宰する社事大の内田さんと

本家食堂でのメニュー
ある月のメニュー。カレーとナン

孤食については、恐らく団地だけではなく、団地周辺地域の新興住宅街など含めればある程度はあるかもしれませんが、これも顕在化はしていない。開催場所として候補に挙がった野塩団地老人いこいの家は市の施設であり、目的外使用はできないため、目的に高齢者対策がなければ使えない。ということで、結果的にいこいの家を使うのだから、いこいの家の管理者であるむらさき会が主催となり、子どもだけを対象にしたものではなく、高齢者対策をも目的とするというスキームでの開催となりました。

参加総数約70人のうち、小学生以下の子どもは1割で、ほとんどが高齢者だったそうですが、これは高齢化率の高い野塩団地ではいたし方ありません。

多世代間交流を目的とした子ども食堂を
むらさき会主催によるこの本家食堂は、今後も月1回のペースで続けられるそうですが、より一層、子どもや高齢者孤食対策、子どもの居場所対策、高齢者と子どもの多世代間交流による認知症予防や地域力の強化などの目的を明確にし、開催継続の支援を行うとともに、他地域での同様の目的の開催支援を提案いたします。

【答弁/小山利臣高齢福祉担当部長】
初めに、今回の野塩いこいの家を会場に行われました本家食堂の取り組み経過につきましては、議員よりご紹介いただいたとおり、日本社会事業大学の学生さん自身の体験から、野塩団地の子どもたちにはみんなで食べる楽しさ、1年に1度、親戚が本家に集まり、みんなでわいわい話して食べる楽しさを知ってほしいという思いから、企画に至ったとのことでございます。

本市にも、5月に学生さんから老人いこいの家の利用についてご相談をいただき、高齢者の参加と世代間交流を深めることや、自治会、明治薬科大学の学生の協力も考えていることなど、目的と今後の展望も明確にありましたことから、支援をする考えを申し上げております。第1回目は準備期間も短く試行という形で行われ、PRのおくれなどもあったようで、今後、反省会などの振り返りなどを行い、改善を行っていくとのことでございます。

当初から、高齢者の方々が多く参加されるなど、関心も高くあり、今後の開催状況など動向を注視していきたいと考えております。いずれにしましても、本市の高齢者福祉対策につきましては、3月に策定しました清瀬市高齢者保健福祉計画及び第7期介護保険事業計画に沿って各施策を推進しているところでございます。前期計画でも地域活動や交流の場の確保とともに、地域住民による支えの仕組みづくり、多世代の交流への転換などが課題としてございます。この点を踏まえまして、この4月からスタートしております新計画では、地域交流の場や高齢者の活動支援など、引き続き充実を図ることとしておりますことから、議員ご提案につきましても、学生さんの思いやむらさき会などの熱意、地域力などを大切に継続的な支援をさせていただきたいと考えております。

今回、子ども食堂をむらさき会でやっていただきました。今、部長ご答弁ありましたように、今後ともご支援いただけるということで。ご支援といっても、今ご答弁あったとおりに、何か市として主体になってやっていくということではなくて、あくまでも民間がやっていくことをサポートしていくという意味でのご支援いただけるということで、ありがとうございます。

都の補助制度はどうなっているのか
前の定例会でも、何度も子ども食堂の話が出て、第1回定例会でも都の補助金どうなっているんだということもありました。あのときはまだ先年度で、詳細まだ出ていませんでしたが、その後、新年度になって都の子ども食堂に対する補助金の制度なんかも明らかになったかと思いますが、そこら辺の進捗状況や、また今回の本家食堂がそれに該当し得るものなのか、ご答弁いただければと思います。
【答弁/矢ヶ崎直美子ども家庭部長】
ただいま議員からお話ありましたように、今年度、子ども食堂推進事業として、東京都で子ども食堂に対する補助金が創設されております。

概要といたしましては、子ども食堂、1回の開催に当たり1万円を限度として月2回まで、年間24万円を限度として補助とする内容になっております。

補助条件といたしましては、〃遑渦鶲幣紂定期的に開催すること。衛生面については、保健所に届け出ではなくて相談をすること。子ども食堂の連絡会への参加などがございまして、これらの条件に当てはまれば補助金の申請は可能かと考えております。

のしお子ども食堂連絡会は、本家食堂は入っているんでしょうか。
【答弁/矢ヶ崎直美子ども家庭部長】
本家食堂として入っているとはまだ確認はしておりませんが、そのもととなっている日本社会事業大学の関係者の方は入っております。
では、十分に補助対象になっていくということですね。何はともあれ、1回始まったばかりで、大盛況で、野塩団地、私のふるさと野塩団地、このむらさき会は、いろいろな先駆的な事業をしていただいていまして、今回のこの本家食堂もそうですし、また老人会、敬老会なんかも非常に活発にやられていたり、とてもいい形になっています。ぜひ、今回のこの本家食堂も継続していただけるように、ご援助いただければと思います。

保健所へはどんな相談をするのか
保健所への届け出ではなく相談というのはどういうことですかね。届けなくても、こういうのをやるんですよという相談をすればいいということでしょうか。
【答弁/矢ヶ崎直美子ども家庭部長】
まだはっきりしたことはわからないんですが、食事を提供するということで、衛生面なんかの多分指導を受けるのではないかと考えております。
わかりました。きっとね、いわゆる検便するとか、そういうことじゃなくて、こういうことを気をつけてくださいねという保健所からのご指導いただくということですね。わかりました。ぜひ、今後とも期待をしていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

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Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report