2019年10月22日
★子どもたちを守るための万全の施策を/平成31年6月議会

先日8日、大津市で発生した保育園児2人が亡くなった交通事故、また、28日には川崎市で小学校6年生と外務省職員の亡くなった無差別殺傷事件。昨今のこうした事件、事故を踏まえ、清瀬市としても子どもを守るための万全の方策を講じる必要があります。
今回、公明党市議団としてそれぞれの議員より、具体的な問題提起と提案をしてまいりますが、まずは私から、本市としてそれら事件、事故を清瀬市としてどう分析し、総括的にはどのような対応をお考えかをお聞きいたします。
【答弁/松村光雄総務部長】
先月8日、滋賀県大津市の県道交差点で保育園児2人が亡くなったほか、園児と保育士の計14人が重軽傷を負った交通事故、また、同月28日には、神奈川県川崎市で小学6年生と外務省職員の2人が亡くなったほか、18人が負傷した無差別殺傷事件など、子どもたちを取り込んだ痛ましい事故、事件が立て続けに発生しております。亡くなられた方のご冥福をお祈りし、けがをされた方に心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。
さて、ご案内いただいた事故、事件を本市としてどう分析し、どのように万全の方策を講じるかとのご質問でございますが、本市といたしましては、このような事件、事故を発生させないよう、各種方策を執行してまいりたいと考えております。
初めに、交通事故に関しましては、運転者及び歩行者側両方の注意喚起、意識づけがまずは必要であると考えますことから、市内で警察署を主体とした交通安全教室等の開催、また、警察署、本市、PTA及び教育委員会等の合同による通学路の合同点検等を踏まえ、ガードレールや防護柵、カーブミラー等の設置、区画線の引き直しなどを初めとした対策を改めて検討してまいりたいと考えております。
次に、殺傷事件等を発生させない対応といたしましては、今回の事件は被害者を含め、周囲が特に異変に気づかないうちに襲われ、防ぎようがないとの見方がある一方で、従前より積み重ねている地域での見守り活動、防犯協会会員を初めとするパトロール活動など、日常的に反復することで犯罪を抑止し、下見や待ち伏せしにくいまちの環境をつくり出すことが必要と考えております。この点につきましても、拡充させる調整をしてまいりたいと考えております。
また、子どもたち自身が身を守る力を養うため、防災訓練と同様に防犯訓練の必要性も感じており、既に学校などでも防犯にかかわるセーフティ教室を開催し、子どもたちがいざというときに逃げる、大声で叫ぶ、防犯ブザーを鳴らすなどの訓練を実施しております。
あわせて、ハード面において、本市は学校敷地内、通学路、公共施設などに174台の防犯カメラを設置しておりますが、通学路の合同点検も集中的に実施してまいりたいと考えております。
さらに、平成23年3月、東日本大震災を契機に休止している防災行政無線を活用した見守り放送を、今週の月曜日から下校時に開催し、地域の共助による防犯機能の増強を図れるようにいたしました。なかなか予測できないのが事故、事件の特徴とも言えますが、今後も各状況を想定する中で、十分な抑止力等が発揮できるよう、ソフト面、ハード面とあわせて対策に努めてまいります。

隗より始めよで、私もこの事故を機に、地域の防犯・交通安全パトロール活動に参加することにしました。
Posted by takosuzuki
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