2019年12月04日

●ゲートキーパー事業について/平成30年決算特別委員会

ゲートキーパー事業について

平成24年度からこのゲートキーパー研修というのが始まりまして、平成30年度はいのちを支える清瀬市自殺対策計画策定というのをされました。この計画の概要、あらましを教えていただければと思います。
【答弁/矢ヶ崎直美健康推進担当部長】
いのちを支える清瀬市自殺対策計画の概要でございます。本計画の策定に当たりまして、有識者を初め、自殺対策に関係すると思われる関係機関の方々、公募の市民からなる16人の委員により計画策定委員会を設置し、協議、検討いたしました。

いのちを支える清瀬市自殺対策計画でございますが、五つの清瀬市における基本的な考え方を立てております。1、生きることの包括的な支援としての推進、2、関連施策との有機的な連携による総合的な対策の展開、3、対応のレベルと段階に応じたさまざまな施策の効果的な連動、4、実践と啓発を両輪とした推進、5、関係者の役割の明確化と連携・協働の推進でございます。

自殺の主な特徴といたしましては、自殺で亡くなった方は平均四つの要因を抱えていたと思われており、そのためさまざまな要因が複雑に絡み合って連鎖する前に、周りの人がその変化に気づいて声をかける、話を聞く、適切な相談先へつなげるなどの対応が自殺を食いとめることにつながっていると考えておりますので、清瀬市では、連携に力を入れて対策を進めていっております。
市議会公明党の実績
ゲートキーパーですが、これも、私、平成24年に事業化されまして、これはその前年度に、我が党の西畑議員が議会にて提案をした結果、ゲートキーパー、門番ですよね、自殺を思いとどまらせる人の研修が始まったということで、私も行かせていただきました。その研修では、市内の山田病院だったかな、西東京病院だったかな、精神科の何とか先生が来ていただいて、中身は忘れちゃいましたが、何はともあれ傾聴であると、じっくりと話を聞いてあげることが自殺を思いとどまらせることの最大の効果というか、実効性のあるものだというお話がありました。

そうしたことを踏まえて、平成30年度は、清瀬市においては、令和8年までに平成27年度比で30%の自殺者を減らすという大きな目標を立てて臨まれたことだと認識していますが、当初ゲートキーパーとして育てようとされた方々、たしか民生委員とか、そういった方々だったと思います。いわゆる認知症サポーターのように、こういうものをして、広くゲートキーパーを普及させていったら、これは効果のあるものなのかどうなのか。

自殺を思いとどまらせる具体的な方策は
先ほど、部長のご答弁では、今般市民の方を対象に、今までは民生委員を中心にゲートキーパーを育てていたが、市民の方を対象にしていこうという、矛先がちょっと広くなって、もちろん民生委員だけでは網の目としては足らないし、本来で言えば、思春期の、もちろん自殺者は思春期の方だけじゃありませんが、広くご家族の方がこうした認識を持っていただくのがいいわけですが、ここで、清瀬市の残念ながら自殺をされてしまった方々の推移といいますか、そういったことをもし把握しておられたらお聞きしたいのと、それから、計画に書かれた中で本当に実効性のある方法、ここに一人の、自殺をしたいと人生に悲観して死にたいと言っている、仮に若者がいたとして、その人をどう導いていったらいいのか、または、そういうゲートキーパーをどのように市として布陣をさせていったら自殺者を減らすことができるのかということについて、ご見解を伺います。
【答弁/矢ヶ崎直美健康推進担当部長】
清瀬市の自殺者の推移でございます。平成22年が一番多くて20人、次が15人、10人と下がってきておりまして、平成25年にまた13人になりましたが、平成26年には5人に下がっております。そこから平成27年は7人、平成28年、29年は11人、11人という状況でございます。

それから、効果的な対応といたしまして、先ほどもお話しさせていただきましたとおり、自殺には平均四つ以上の要因がございまして、少なくとも関係する行政や機関でいえば、各部署が連携しなければ自殺を防ぐことはできないと考えております。

さまざまな要因が複雑に絡み合って連鎖する前に気がつき、声をかけ、話を聞き、適切な相談につなげるなど、連携した対応が自殺を食いとめることにつながります。

ここで、8月にこういったことを課長以上、管理職以上に向けて研修を行ったところでございます。ひきこもりとか貧困対策と同様に、一つの課で対応できるものではなく、みんなが協力して連携してやるべきものと考えております。行政機関はそういうことで連携していき、やはり身近な家族の状況の気づき、お子さんの気づき、近所の人の気づき、そういったことは必要となりますので、先ほど、今年度は市民に、今までは関係機関に向けたゲートキーパー研修を行ってきましたが、今度は市民に向けてしっかりゲートキーパーを育てていきたいと考えております。

【答弁/渋谷金太郎市長】
ゲートキーパーだけどね、清瀬市民じゃない、隣接の市でもない。だけど私の耳に高校生が死にたいと、親には話したと、関係者から伝わってきて、やはり反応するということが大事だから、その親に、この立場が話を聞きに行くがいいかなと聞かせたら、怖いと。もう人と会うのが怖くなっちゃっているんだね。

だから、反応することが大事だと思うから、そうすぐ反応しているんだが、構わず行っちゃうというのも、この迫力を感じちゃったら逆に、そういうことも考えなければいけないから、とにかく心配しているんだからね、とにかく傾聴、話を聞く、話ができるということが基本中の基本だと思うよ。

私の三男も、もう大学4年のときめちゃくちゃ抱えちゃって、朝まで寝られなくて、ちゃんとお父さんと言ってきて、ある意味泣きついてくるような感じだったよ。いいじゃないかお前、ちょうどよかったな、臨床心理士を目指しているんだから、今、お前のような状態の人をちゃんとかかわっていく。だから今のお前の体験はとてもいい体験だぞと。

ところが、娘は、何遍でも言ったように、35キロまで、超一流企業500人に1人の会社に勤めて、めちゃくちゃな労働条件変えられて、もう35キロまで体重落ちちゃったんだから、それで母親がいつも連絡とっていたから娘は助かったんだろうなと。

長男も、だから2008年のリーマンショックの後、3か月勤めちゃ首、3か月勤めちゃ首、3か月勤めちゃ首だよ。もう脅えていたよ。鬱状態だ。そのときにちゃんと親が話を聞いてあげる。傾聴、まさにそのとおりだと思うよ。そうするとそこが、何とか少しブレーキがかかるということだと思うんだな。

だから、地域社会がやはりお互い認め合う地域社会をつくっていくことも、そういうゲートキーパーの一つになっていくに違いないと思っています。

一番残念だったのは、マンションから飛び降りちゃったじゃない、中学生が。ああいうことが二度と起こらないように、年配の人がなっちゃってたら、いけないけどね、でも、若い連中がそういうことに至るのだけは、何とか防ぎたいと思っているよ。
誰しもがそうした精神状態になる
ゲートキーパーについて、今市長からもお話ありましたが、私も若いころ、こう見えてナーバスなので、死にたいと思ったことがあるんです、こう見えても。今分析しますと、死にたいというのは感情なんです。私何でもないただのおじさんがこんなことを軽々に言ってしまうのは大変軽率なんですが、きっかけは何であれ、失恋であれ、仕事であれ、病気であれ、いろいろなことがあるでしょう、経済苦であれ。いろいろなことがあるんだが、死んでしまいたいとなってしまうというところは、私の場合は感情だったんですね。

私は、幸いというか、病院に行きました。病院に行ったが、若いカウンセラーで、若いお兄ちゃんに何か仕事がうまくいきませんでと泣き言を言っているようで、なかなかうまくいかなくて、カウンセラーと合わなくて、病院による治療というのはちゃんと受けられなかったんですが、自力で治しました。今でも電車は乗れませんがね、満員電車にね。

どうやって治したかというと、昔、心理学者のアランという人は、悲観は感情だ、楽観というのは意思だと言ったんですね。つまり、死にたいというのは感情なんですよ。だから死にたくないというのは意思の力で取り戻せるんだと私は思ったんですね。大変でしたが、いわゆる自己催眠というか、自分で矯正していくというところが。

家族がしっかりと受け止める
先ほど来、傾聴という話がありまして、市長の例も、ご子息の件も、またお嬢さんの件も、ご子息は市長だった、お嬢さんの場合は奥様だった。

つまり私が思うのは、私はさっき言った、意思で取り戻したと言ったが、でも結果的に電車に飛び込まなかった最大の要因は、母を悲しませてはいけないと思ったんですよ。やはり私は家族だと思うんですね。家族がしっかりと話を聞いてあげる。

会社が嫌だ、例えば学校が嫌だ、行かなくたっていいじゃないかと。教育長の前でこういうことを言っちゃいけないのですが、行かなくたっていいじゃないかというぐらい。つまりそれほどお前という人間は、私、母親にとって父親にとってかけがえのないものなんだということを伝えてあげる。傾聴し、一緒に泣いてあげるということがやはり大事なことなんだろうと思うんですね。他人はどうもしてあげられないんですよ。母の愛は偉大で、もちろんお父さんもなんですが。

だから、ぜひ家族が、今、ゲートキーパー研修の今後のあり方、ゲートキーパーをどう広げていこうかという話がありましたが、そういう漏れなく市民の皆さんに身近な人を大切にしていく、そうした社会を構築していくというのはもちろん大事なんですが、まずは小さなコアである家族の中でそうした意識を取り戻していくということが大事なんであろうと思います。

清瀬における自殺者の年齢層は
清瀬市で一人も漏れなく自殺者がなくなりますように。さっき5人とか7人とか、もう随分一桁台になってきたというお話がありましたが、もし年齢部分がわかれば、それだけお伺いして終わります。
【答弁/矢ヶ崎直美健康推進担当部長】
詳細な部分は今持ち合わせてはいないのですが、男性の自殺者は、20代から徐々に多くなって、50代が最も多くなっております。女性の自殺者は、20代、40代、50代が多くなっております。

また、男性の自殺者は、20代、30代、60代が全国、東京都と比べると高くなっております。また、女性の自殺死亡率は、全国、東京都と比べると、全年齢とも低くなっております。

自殺者のうち、男性は、無職者が有職者より割合が高くなっており、女性は、全てが無職者でございます。

自殺者のうち、同居人の有無を見ると、男女ともに同居人ありの割合が高くなっております。子宮頸がんのワクチン接種につきまして、現在、受診勧奨の動きはまだございませんが、積極的な受診勧奨の一時差し控えも国から指示があったものでございます。再開につきましても、国の指示に従い、進めていきたいと思っております。

清瀬市の自殺者の推移でございます。平成22年が一番多くて20人、次が15人、10人と下がってきておりまして、平成25年にまた13人になりましたが、平成26年には5人に下がっております。そこから平成27年は7人、平成28年、29年は11人、11人という状況でございます。

それから、効果的な対応といたしまして、先ほどもお話しさせていただきましたとおり、自殺には平均四つ以上の要因がございまして、少なくとも関係する行政や機関でいえば、各部署が連携しなければ自殺を防ぐことはできないと考えております。

さまざまな要因が複雑に絡み合って連鎖する前に気がつき、声をかけ、話を聞き、適切な相談につなげるなど、連携した対応が自殺を食いとめることにつながります。

ここで、8月にこういったことを課長以上、管理職以上に向けて研修を行ったところでございます。ひきこもりとか貧困対策と同様に、一つの課で対応できるものではなく、みんなが協力して連携してやるべきものと考えております。行政機関はそういうことで連携していき、やはり身近な家族の状況の気づき、お子さんの気づき、近所の人の気づき、そういったことは必要となりますので、先ほど、今年度は市民に、今までは関係機関に向けたゲートキーパー研修を行ってきましたが、今度は市民に向けてしっかりゲートキーパーを育てていきたいと考えております。


Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report