2020年01月22日

★ごみ事業における細やかな改善の工夫を/令和元年9月議会

ごみ事業における細やかな改善の工夫を

ごみ事業の大きな改革にあたり市民へ丁寧な説明を
今般、18年ぶりにごみの収集体系やごみ袋料金などの見直し作業が行われています。現在の見直し作業のポイントは、大きく収集体系と料金の二つになりますが、収集体系一つとっても、これまでグリーンボックスなどステーション方式による回収から戸別になっていくこと、また、料金も倍になることから、市民にとって大変な変更であることは間違いありません。市民にとって大きな痛みを伴うこれほどの大改革を行うわけですから、しっかりと市民の皆様にご理解をいただこうと、丁寧な市民説明会を地域に細かく入って行われていることも承知をしております。まずは、この大改革について、しっかりと改革の目的を明確にし、わかりやすい説明をしていただけるようお願いしたいと思います。

と同時に、大きな改革の中で見落とされがちな細かい点についても、現場に即して細やかな改善の工夫を加えていただきたいと思います。

市民にとって使いやすいごみ袋へ改良を
例えば、ごみ袋そのもののあり方、当然料金改定ということになれば、ごみ袋のデザインやプリント、色など、現状とは違う新たなものをつくられることになりますが、この点も改善をお願いしたい。例えば、素材を見直すことによって原価を圧縮し、予算全体の中での経費削減に努めることや、以前にもご提案させていただきましたが、袋に広告枠を設けて自主財源にするとか、また、市民にとって使いやすくなっているかの検証を行って、現在の10枚入りの袋をロール状、つまり筒形のパッケージにするなどの工夫をしていただきたいと思います。

ロール状のゴミ袋
東村山市のロール状のゴミ袋。使い易いし広告枠もできる

一つの例としてごみ袋という観点から申し上げましたが、そのような改善、工夫ができないか、まずお伺いいたします。

【答弁/佐々木秀貴都市整備部長】
なぜ収集体系の見直しが必要か
収集体系見直しの背景には、社会的に高齢化が進み、収集置き場の管理問題や排出者責任の明確化、最終処分場の延命化などが挙げられます。多摩地域においても、高齢化によるごみ出しのあり方、排出者責任の明確化、分別排出の推進、全市的な排出方法の統一化など課題となっており、26市中23の市において、既に戸別収集を実施している結果から見ても、戸別収集の需要や必要性が高いことを証明しております。

清瀬市が予定しております戸別収集では、主要3品目である可燃ごみ、不燃ごみ、容器包装プラスチック類等としておりますが、集合住宅以外の既存のごみ集積所を資源物集積所として再利用し、地域コミュニティの形成に配慮するとともに、分別の指導によりごみのさらなる減量、資源化率の向上、さらには循環型社会の構築を目指すことができるものと考えております。

手数料に関しては、環境省の手引きで示されておりますように、他市との均衡を図ること、排出抑制や再生利用の推進により、一般廃棄物の排出量の抑制が期待できること、公平性の確保、市民のさらなる意識改革により環境負荷の低減などが期待できることが挙げられていることから、清瀬市においてもごみ処理手数料の見直しを行う予定としております。

車両の運行を一元管理するシステムを導入
議員ご指摘の、改善への工夫についてでございますが、収集業務に関しましては、家庭ごみ収集体系の見直しにより、ステーション方式から戸別収集方式を導入することで、収集時間がかかるというデメリットを補うため、現在、収集車両運行管理システムを試験運用しております。このシステムは、最適な収集ルートを分析するとともに、作業中の収集状況を清瀬市と清掃組合とで一元管理し、把握することが可能となります。各収集車両の位置や走行軌跡、各収集車両への通信機能を持たせることで、円滑な収集業務の構築が可能となります。

ごみ袋の素材の改良
また、改善策の一つとして、ごみ袋につきまして、平成29年度までは全て高密度ポリエチレン素材でしたが、容器包装プラスチック類等の袋に関して、裂けやすいとのご意見が多く寄せられていたことから、翌年4月より低密度ポリエチレン素材を採用し、改善を図ったところでございます。

高密度ポリエチレンの特徴は、重量に耐えられることから可燃ごみ、不燃ごみ袋に適しており、継続して使用しております。また、低密度ポリエチレンの特徴は、伸縮性があり重さがなく、かさばる容器包装プラスチック類等の袋に適していることから、同じく平成30年度に変更させていただきました。このように市民の利便性を考慮した袋の素材を選択し、市民の要望に沿った対応を図っているところでございます。

販売形態もロール状にして広告をつける
議員ご指摘の、付加価値をつける工夫に関しましては、近隣市でも採用しておりますロール状のこん包方法も市民にとっては使い勝手もよく、販売店に関しても陳列の幅をとらず、掲示もしやすいということを伺っております。

また、前回の鈴木議員のご提案にあった、広告収入対策といたしましても、ロール状にて販売することにより、とめる帯に広告用の判をつくらずに印刷できることから、安価に広告店の更新が可能となるなどの利点もあることから、今後、ごみ袋のこん包方法も検討してまいりたいと考えております。
多摩地域の中で早かった有料化
何はともあれ18年間何もいじらずにきたという制度ですから、有料化した当初は、もちろん市内全域、多摩26市見ても、余りどこもやっていないようなところで、割とトップ的な位置でスタートされたのが、この有料化事業でありました。時は移り、18年間経つうちに、近隣市は先行市である清瀬市の事例を参考にしながら、独自の工夫を重ね、有料化に移行しました。今日18年たってみたら、一番最初に有料化に踏み切った清瀬市は、今やシステム的にもさまざまなところで取り残されているという状況です。

その意味では、新たな市民ニーズに合った、またはSDGsですから、この先未来永劫続いていく制度設計をしていくためには、これはどうしても時とともに、その制度設計は見直していかなきゃならないと、これは当たり前のことです。先ほども申しましたが、しっかりと市民に理解をいただく上で、市は説明会を開き市民の声を聞いていただいています。部長、課長も、大変なことで、本当に頭が下がりますが、今後もしっかりとやっていただきたいと思います。

主要な会派はみな料金改正に同意している
今回の大改革についての中身そのものについては、さまざまな会派から賛意の声が出ています。特に前回の小西議員とのやりとり(令和元年6月議会)は、とても参考になっています。プリントアウトして製本して、もう赤丸つけて、活用しています。ぜひまだ疑問をお持ちの方、より深く今回のごみ制度の改革について知りたい方は、もう一度小西議員と部長とのやりとりを見ていただければ、より深くわかるんじゃないかと思います。

ごみ袋の素材を見直した
さて、今回私がお願いをしたごみ袋についてですが、いろいろやっていただいていて、要するに燃えるごみについては、生ごみ等もあるから重くなる。重さに強いような袋素材を使っていたが、逆に容器包装プラは、軽くてぎゅうぎゅう詰めないともったいないので、ぎゅうぎゅう詰める。すると、今度は破れちゃうということで、高密度から低密度の素材に分けていただく中で、その用途に合った袋素材を使っていただいていたということでありました。今回、素材についてはちょっとよくわからなかったんですが、新たな素材というのは、つまり新たな袋をつくるに当たっては、高密度、低密度というのがあるが、今回のはまた違う素材のごみ袋を使ってつくろうということでよろしかったでしょうか。
【答弁/佐々木秀貴都市整備部長】
石油素材でないゴミ袋にした
今後の新しい袋に関しては、現状の袋の特性を維持するということは原則基本に変わりはないんですが、今考えているところでは、利便性やさらなる環境保全に配慮する中で、石油を利用しない素材を取り入れるということで、原油等の高騰による原価の変動にも左右されないというようなこともございますので、そういった素材を利用するということで検討しているところでございます。

ごみ袋はどう処理されるのか
石油を使わない素材、そこが一つ特徴としてあると。燃えるごみはそのまま燃やしちゃうわけですよ。容器包装プラの袋というのは燃やさないわけでしょう。燃えるごみ袋と燃えない袋があって、同じ素材なんですよね、今回のごみ袋は。燃えるも容器包装も燃えないも全部同じ素材を使いますよと。お話あったように、強度的にもいいし、重さにも耐えるし伸び縮みもする、そうした前回までの特徴は維持しつつ、なおかつリサイクルに特化している。つまり燃えるのは燃えるで燃やしちゃうわけだが、燃やさないごみ袋、容器包装に使うごみ袋や燃えないで使ったごみ袋は、回収され、ばっとあけたら、そのごみ袋はどうなるんですか。
【答弁/佐々木秀貴都市整備部長】
再資源化される
基本的には、これはペットボトル等で今後、ごみ袋はどうなるかという、そういった議論も一方ではあるんですが、原則現在使っている袋につきましては、特にこれ容器包装プラスチックの部類になるということで、再資源化が図れると考えております。

つまり、燃えない袋や容器包装のごみ袋は、それもまた再資源化される、容器包装と同じような使い方がされるということですね。原価も圧縮されるということでもあるし、素材的な特性もそのまま維持しつつということでありますから、ぜひそこら辺の工夫も加えていただきながら、お願いしたいと思います。

ペットボトルを捨てる際の袋は?
この夏、市内を走っていて、特に気になったのが、ペットボトルがゲージに山盛りになっている。これは私の地域だけかと思ったら、どこもそうで、やっぱり夏は暑いですからペットボトルがとても売れて、でも回収が間に合わなくなっちゃっていたわけですね。今般の制度設計ではペットボトルも戸別で収集をしていただけるということで、ペットボトルを捨てる場合、そのペットボトルの袋は、ちょっときのうの議論でもありましたが、ペットボトルを捨てる場合は何か指定があるのかどうか、こういうごみ袋で捨てなさいというような。

山盛りになったペットボトルゲージ

【答弁/佐々木秀貴都市整備部長】
原則透明または半透明の袋に入れて頂く
現在、ペットボトルに関しては、今回の収集体系の見直しによって、路上等にあるペットボトル容器が交通の妨げになるといったこと、また、撤去することになるということと、あと、ペットボトルの排出に関しては、容器包装プラスチック類と先ほども同じように、やっぱり同時収集等を考えておりますので、原則透明または半透明の袋に入れて排出してもらうということを現在は考えております。
有料化されるレジ袋の使い道
きのうも、ペットボトルのごみ袋だけ別に買わなきゃいけないのかとかいう議論がありました。いわゆる燃える、燃えない、容器包装と同じような何か指定したものは特にないんだよと、透明か半透明の袋であれば何でもいいんですよということだと、当然一般家庭では当然レジ袋で捨てますよね、きっとね。だけど、一方ではコンビニやスーパーなんかはレジ袋、今後有料化していくということになります。

レジ袋を有料化していく大きな目的というのは、やっぱり環境破壊の防止のために流通を抑えることにある。海洋プラの問題にもつながっていくし、非常に劣化しやすい袋なので、それが非常に環境に及ぼす影響が大きいということで、なるべく排出を避けたい、なるべく流通させたくないということで有料化していくわけですよね。だけど、有料化するとはいったって使うわけで、それは使う人は使いますよね。

レジ袋を家に持って帰って、私みたいにきちっとこよりにして、びっと細長くして、こうやって帯締めにして置いておくという几帳面な人はいいが、ぽいっと捨てられると困る。またはそのまま燃えるごみに捨てちゃう。これもカーボンオフの観点でいったら、燃やすのも余りよくない。

コンビニ袋をペットボトル用のゴミ袋に指定しては
そういう意味では、レジ袋はペットボトル用の袋として捨ててもらう、これはどうですかね。だからもう推奨という言い方は余りよくないんだが、仮にレジ袋にペットボトルを入れて捨てるとしたら、その捨てられたレジ袋、容器であるレジ袋はどういう処理をされていくんですか。

【答弁/佐々木秀貴都市整備部長】
レジ袋も再資源化されるのが良い
現在、国においても、このレジ袋については有料化を進めるという、その目的も一方ではある中で、ちょっと先ほど原則透明または半透明というお話をさせてもらったんですが、今いろいろと市民説明会の中でご意見いただいているのが、やはりレジ袋でさえ有料化になっていく。また、新たな透明、半透明の袋も購入しなければならない。そこにもまた費用負担が発生すると、そういったご意見をいただく中で、現在、排出におけるペットボトルが散乱しないのであれば、ある程度どのような袋でも、仮にいわゆるかごでも可能かなと今検討しているところなんですね。やはりレジ袋そのものは、今ご質問のやはり容器包装プラスチック類に当たりますので、これも同じく再資源化が図れるものと考えております。
市内事業所と提携しペットボトル用の袋としてもらう
市中に出てしまったレジ袋の一番適正な処理方法は、再資源化されるのが一番であり、だから容器包装の中に一緒に捨てるか、またはペットボトル用のごみ袋として使ってもらうのが一番いいわけでね。だから、そこら辺もしっかりセブンイレブンジャパンとか、市としては提携している事業者ですから、あと市内の西友とかいなげやとか、そういうことができるかどうかはよくわかりませんが、むざむざ捨てちゃうぐらいであれば、燃やされちゃうぐらいであれば、これはペットボトル用の袋として処理してください、これが一番レジ袋が成仏するあり方ですからね。そういうことを言ってもらうというようなことも一考かもしれませんので、さまざま課題は多いですが、ぜひまたもう少し頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report