2020年07月03日

★コロナ禍での議員活動について/令和2年6月議会

コロナ禍での議員活動について

一般質問の前に、今回のコロナ禍における清瀬市議会としての対応について、所感を述べさせていただきます。

今回のコロナ禍は、近代文明となって初めてとも言える大きな災禍です。全世界的な規模でのパンデミックに当たり、それぞれの国や地域が様々な方法でその感染拡大防止に挑み、一日も早い終息へ向け必死に闘っています。

それは我が日本にあっても同様で、強制性のない自粛要請に多くの市民、国民が応じてくださったり、マスクや消毒液のない中を手作りにしたり、また持っていらっしゃる方が分け合ったり、和を尊しとする国民性を遺憾なく発揮し、世界的に見てもその成果は結果的に突出をしています。

コロナ対策の実務に当たる行政に議会として思いやりを
我が清瀬市議会でも、緊急事態対応に当たる行政の足を引っ張らないとの意味で、第1回3月議会では短縮開催をし、また日頃の議員活動の中での個々の要望質問活動も、一旦は議会事務局を通すこととし、20人議員が一丸となって行政を応援してきました。私たち公明党もそれに準じて、個々の議員はもちろんのこと、会派としての要望活動も、市の最高執行部たる、いわゆる理事者の方々の貴重な時間を使うのは忍びないと、極力控えてまいりました。

議会20人の議員のそうした思いやりの一つの結実が、清瀬市議会として初めてともなる議会総意でのごみ袋無償配布要望へとつながりました。

ふだんはそれぞれの立場から意見の異なる議員でも、いざ緊急事態になれば、党利党略を超えて、清瀬市の議員としての立場から、一つになって市民を、そして清瀬市を応援し守っていく。その考え方や今回のその結果は、清瀬市議会のよき伝統、そして、これこそ守るべき前例として守っていくべきと思います。

今回、新型コロナウイルス感染症に真正面から対応に当たられているエッセンシャルワーカー、医療や福祉等々の方々とともに、行政もまさにその代表的なエッセンシャルワークであります。

私たち公明党は、まだ闘いの渦中であることを鑑み、エッセンシャルワーカーの方々、そして行政とともに新型コロナウイルス感染症と闘っていく一つの表れとして、ますます激務となっている行政への感謝と、少しでもの時間を寄附する思いで、時間の持ち時間を短縮しての質問とさせていただきます。

前置きが長くなりましたが、これは答弁原稿の要らないモノローグとしてお聞きおきください。
コロナが発生してすぐの3月議会では、議会の総意として時間を短縮したり、行政のコロナ対応にかかる事務執行へ思いやりを発揮したにも関わらず、その後は、ある一部の議員、会派がこれまで以上に、これ見よがしな申し入れや議会での発言をしていたただめ、苦言の意味で(というよりは皮肉でしょうか)、あえて冒頭に申し上げました。もちろんこれらは通常、認められていることではありますが、この非常時でもあえて議員の権利としてやるのは如何なものでしょう。我々のコロナ対応としての行政への働きかけが、議会の場でしか発揮できないわけではないのですから。


Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report | シティデザイン・その他