2022年01月23日

★市ゆかりの偉人の宣揚でシビックプライドの醸成を/令和3年12月議会

市ゆかりの偉人の宣揚でシビックプライドの醸成を

これも私がかねて申し上げてきたことですが、清瀬市に縁のある著名人や偉人を、市報やHPなどで紹介し、そんな人も清瀬市と関係があったのかと、市への愛着、シビックプライド醸成へつなげてはどうかという提案です。

清瀬市民の健康を守った偉人・武谷ピニロピ氏
著名人としてはこれまでも、藤沢周平など、かねて申し上げて来ましたが、今回提案したいのは、医療のまち清瀬を代表する病院のひとつでもある武谷病院の創設者・武谷ピニロピ氏です。この方は、清瀬市外の人にはあまり知られてはおらず、清瀬市の人でも若い方には馴染みはありませんが、我々世代にとっては学校の校医として、または地域のかかりつけ病院の先生として、直接、診察してもらったり、時には怒られたなどの経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。

実は、ロシア人でもある武谷ピニロピ氏は、その経歴も波乱万丈で、幼少期に革命によりロシアから日本に逃れ、育ったところが福島の会津若松だったことから、福島県の地方紙・福島民報で特集されるなど、福島県地方では広く知られる様になりました。

ご夫君は理論物理学者の武谷三男氏であり、ノーベル賞受賞者の湯川秀樹氏、朝永(ともなが)振一郎氏とともに、日本の理論物理学会をリードした方でもあります。

ピニロピ氏のつくった武谷病院は、その後、きよせの森総合病院となり、現在は、産科部門など主要なものは東久留米市にアルテミスウイメンズホスピタルとして移転、清瀬市にはきよせの森コミュニティクリニックとして眼科と自由診療のみ行っています。現存するいまの病棟は、ピニロピ氏が院長として作り、実際に診療していた病棟です。

清瀬市としてもこの偉人を評価し、清瀬市民に知って頂いたり、また会津若松市と協調し、メディアに紹介してTVドラマ化へ向け動くなど、してはいかがでしょうか。

ご所見をお伺いいたします。
【答弁/植田貴俊企画部参事】
清瀬の歴史を振り返ってみますと、清瀬には、議員からかねてよりご案内いただいている藤沢周平をはじめ、結核の歴史と深く関わったヨゼフ・フロジャク神父や、俳人・石田波郷、作家・福永武彦など、ゆかりのある著名人が数多く存在しています。

これらの著名人のように、かつて清瀬で活躍されていた人物を掘り起こして、市報やホームページなどで積極的に紹介していくことは、市民の皆さんの市への愛着につながり、シビックプライドを醸成していく上で非常に大切であると考えております。

今回ご提案いただいた武谷病院の創設者、武谷ピニロピ氏は、ロシア革命の混乱のさなかハルピンへの列車の中で生まれ、10歳のときに福島県会津若松市に渡りました。高等小学校に編入した彼女は日本語がほとんど話せませんでしたが、周囲からの支えと、自身の努力で言語の壁を乗り越えて、優秀な成績を収め、会津高等女学校に入学しました。しかし、在学時に一緒に立派に教師になろうと誓い合っていた仲のよい友人が結核で病死したことが転機となり、「英知とは人類の幸福を実現するためにあるのではないか」と、人の命を救う医師への道を決意したと言われております。その後、彼女は恩師の結核患者の手術の見学のために通った清瀬村を、池袋から電車で僅か30分の場所にありながら、のどかで牧歌的であるとのことですっかり気に入り、この地に武谷医院を開業し、地域医療に生涯をささげました。往診時には、医院からこっそり持ち出した薬や食料を貧困患者に届けていた逸話も残っていると伺っています。

この一連のエピソードは、本年4月、福島県の地方紙「福島民報」で特集され、福島県内に広く周知されました。そして読者からは、NHKの朝の連続ドラマ小説になりそうなドラマチックな生涯との声や、中には清瀬市でご本人に診察を受けていた人からの体験談も寄せられたとのことです。

市といたしましても、この機会に武谷ピニロピ氏にスポットを当てて、市民の皆さんへの周知を図ってまいりたいと考えております。

また、当時の会津高等女学校の同窓会を中心に、清瀬との新たな交流を模索しているとのことですので、今後密接に連携を図りながら、テレビドラマ化に向けた動きにも協調してまいりたいと考えております。

名誉市民として顕彰を
武谷ピニロピ氏ですが、知っている方は知っているんですが、非常にドラマチックでNHKの朝ドラにだって十分なり得る素材だと思っています。NHKの朝ドラになってから名誉市民にしようというのは、ちょっと格好悪いので、ぜひ先に名誉市民にしてください。医療のまち清瀬を代表する女医ですよ。かねて市長がおっしゃっている結核のまち清瀬、これとはまた別の側面で、清瀬の北側はやっぱり武谷病院をはじめ、昭和25年からやっているわけですから、赤ひげとして。赤ひげならぬ赤髪ですが、ピニロピさんは。そういうふうにやってくださったわけですから、ぜひ名誉市民にもご検討いただく中で、その運動の盛り上がりの中でNHKドラマ化へと運動していただければと思います。

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report | シティプロモーション