2023年06月15日
★子どもの安全な環境について/令和5年3月議会
子どもたちの下校後の遊び方は変わってきた
未来を担う子どもたちの安心・安全な環境確保は、私たち大人の責務です。とはいえ、多様化する子どもたちの生活環境もまた様々です。
かつて子どもたちは、学校が終わると、ランドセルを玄関に放り投げて、近くの公園で時間も忘れて遊んでいました。そんな子どもたちにとっての時間管理は、暗くなったら帰る、ということでしたし、暗くなっても遊び続けていて、家に帰ると、早く帰ってきなさいと叱られるのが日常でした。
そうした背景でか、今やどこのまちでも、夕方になると、チャイムや夕焼け小焼けのメロディーが流れて、子どもたちに帰宅の時間を教えてくれます。
しかし、現状、今の子どもたちはもともと少ないということもありますが、外で遊んでいる子どもが少ない。多くは、家で遊んでいるのか、または学童に行っているのか、塾に行っているのか、放課後の子どもの過ごし方は多様であり、外で遊んでいる子を見かけることは大変少なくなっております。その意味では、夕刻のチャイムがその用をなさなくなってはいないでしょうか。
夕刻のチャイムの時刻変更を
また、用をなさないとまでは言わないまでも、子どもたちの生活様式に合わせた時間に変更してもよいのではないでしょうか。そもそもあのチャイムの本来の意図、そして現状の時間についてお伺いいたします。
また、あのチャイムの時間について、適正な時間への変更について、お伺いをいたします。ご所見をお伺いいたします。
【答弁/粕谷靖宏総務部長】
防災行政無線の本来の設置目的は、住民の方に必要な情報を周知するために設置されているもので、清瀬市防災行政用固定系無線局運用要綱で、防災行政無線を使用して放送する事項を3点規定しております。
1点目は、一般放送として行政についての周知や協力を必要とする事項、2点目は、緊急放送として災害及び公害放送、ならびに人命及び財産に重大な影響を与えるおそれのある事項、3点目に、チャイム放送として夕焼け小焼けによる時報放送としております。
議員ご質問の夕焼け小焼けチャイムを放送する意図につきましては、有事の際に必ず伝達できるよう、試験放送として毎日実施しているものでございます。こうした試験放送は、生活の邪魔にならない夕方の時間帯に音楽を放送することにより、子どもたちの見守りや帰宅を促す手段として、多くの自治体においても実施されているところでございます。
本市のチャイム放送の時間につきましては、2月から4月及び9月は17時5分、5月から8月は18時5分、10月は16時35分、11月から1月は16時5分の4パターンで放送しており、季節に合わせて日没の30分前を目安に時間設定しております。
この放送時間が適正であるかにつきましては、参考に、近隣6市の放送時間を調べましたところ、1市は、4月から9月は17時20分、10月から3月が16時20分の2パターン、5市では、4月から9月は17時30分、10月から3月は16時30分のこちらも2パターンでございました。何をもって適正な放送の時間とするか、議員からもございましたように、時代の変遷とともに、放課後の子どもの過ごし方が多様化しているようにも感じております。
近隣市において、放送時間を変更した事例がございます。6月から8月に本市と同様の18時5分に放送を行っていたところ、放送の時間が遅いのではないかとのご意見があり、教育委員会を通じて保護者にアンケートを行った結果、現在は17時30分に変更しているとのことでございます。これにより18時以降の放送をしているのは、近隣市では清瀬市のみとなっている状況です。
ご指摘いただきました、本市において放送時間変更について検討を行う場合は、子どもたちの帰宅時間にお知らせをすることを目的としておりますので、保護者や学校のご意見をお伺いすることは必要であると考えますので、教育委員会との連携の上、適時検討してまいります。
防災無線のチャイムは、一般放送、「今日は一斉清掃の日です」とか、そういうお知らせで使う場合と、それから緊急放送、Jアラートとか、避難指示とか、そういう放送、それからチャイム、この3通りありますよというご答弁でした。
夕方やっているのはあれはチャイムなんですけれども、近隣市と違う。主に時間をお知らせするチャイムですが、時間をお知らせする相手は子どもなんですよという、子どもに帰宅を促すと言っていましたから。ということだと、ちょっとなかなか今の子どもたちに合っていないんじゃないかなと思います。帰宅を促そうにも子どもが遊んでなかったりして。だから、そういうことではなくて、例えば東大和市なんかは、子どもたちが下校する時間1時に合わせて、子どもたちの声で、「僕たちが今から帰ります。大人の皆さん見守ってください」みたいなことを言うんですよ。例えば大人に見守りを促す。子どもに向けて帰りなさいという放送じゃなくて、大人に向けて、これから子どもたち帰るから見守ってねという放送にするとか、そういうほうがすっきりするだろう。
他市の時間と合わせては
チャイムはチャイムで、私、いいと思いますけれども、時間はせめて、小っちゃい市ですから、東村山の放送も、東久留米も、所沢の放送も、新座の放送も入ってくるので、せめて統一してくださいという話ですね。4パターンあるのは清瀬だけで、ほかは2パターンです。しかも時間が違うという、紛らわしいので。
前に、私、「清瀬讃歌」もぜひやってくれという話、しましたけれども、著作権の問題で使えないというお話でしたが、これもぜひクリアにしていただけるとありがたいと思います。
Posted by takosuzuki
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