2023年08月24日

★通学路安全パトロールについて/令和5年6月議会

通学路安全パトロールについて

この少子化の時代にあって、1人のお子さんの存在は大変に貴重です。親御さん、ご家庭はのみならず、地域としてもしっかりと守り、育んでいかなくてはなりません。

その中で、私の住まう清瀬第四小学校地域の方々は、小学校、とりわけ1年生の登下校のときに、通学路の交通量の多いところや横断歩道などで見守りパトロールを行っておられます。いわゆる、昔で言う緑のおばさんの活動です。

ボランティアで子どもたちを守る防犯パトロール
この見守り活動は、子どもたちの安全を守るために重要な役割を果たしています。見守り活動を行うことで、子どもたちが交通事故や犯罪に巻き込まれるのを防ぐことができ、また、子どもたちに交通ルールや安全意識を身につけさせる機会にもなります。

近年、そうした方々をお見かけすることが大変に少なくなってきました。それは交通ルールの徹底や運転マナーの向上により交通事故が少なくなったためではなく、単にそうしたことを買って出る方が少なくなったためであるとお聞きしますし、現在でも、子どもが被害者となる交通事故は、子どもの絶対数が少なくなったため件数は減っているものの、発生リスクは今なおあります。

ボランティアの見守りの市内の現状を問う
そこで、まずは各小学校区での見守りパトロールの現状、人数や出動回数など、また、それらの活動の所管はどこなのかお聞きいたします。

その上で、各小学校区における地域の見守り活動の活性化を提案いたします。

【答弁/南澤志公教育部長】
ご質問いただきました、各小学校区での見守りについてですが、主に保護者や青少協地区委員の方を中心に、また、地域の皆様のお力をお借りした見守り活動が行われていることを教育部教育企画課では把握をしております。

多くの小学校では、保護者の皆様が年間を通してほぼ毎日ご協力いただいております。場所については必ずしも横断歩道だけではありませんが、地区ごとに2、3人で立っていただいているところもございますが、全体で10人程度のグループで活動していただいているところもございます。

活動のPRや犯罪抑止の狙いから、見守りの際には、保護者の皆様にはネームプレートを下げて参加していただいたり、見守り活動中であることを示すプレートを自転車の籠につけていただいたりしています。

また、青少協地区委員を通じてボランティアをお願いしている学校もありますが、その際にも防犯ベストを着用していただいたり、地区パトロールの腕章をつけていただいたりして、犯罪の未然防止や保護者や地域の方々にその活動を認識していただくことにつなげております。

さらに、比較的交通量の多いけやき通りの宮の台住宅横断歩道、小金井街道、元町一丁目地内のセントラルスポーツ前交差点、小金井街道の清富士交差点では、シルバー人材センターに委託し、登下校時に交通安全指導や見守り、声かけのほか、挨拶の指導もお願いをしています。

高齢化の影響もあり、ボランティア活動も縮小されている学校もあると伺っております。しかし一方では、学校を軸にした地域との協働が始まっており、円卓会議で地域の方に協力をお願いしている学校もございます。

また、ボランティアに参加しやすい環境づくりとして、見守り活動中の事故やけがの補償について、学校だよりを通じてお知らせしたり、子どもたちとの顔の見える関係づくりのために、見守りをしている地域の方を朝礼にお呼びして子どもたちに紹介している学校もございます。

子どもたちの安全と安心を確保するためには、地域の皆さんのお力が必要です。これからも清瀬市教育委員会は学校と連携して、より多くの方々が子どもたちの見守り活動に参加していただけるよう、環境整備に努めてまいります。

また、子どもたちを交通事故から守るためには、見守り機能の強化や環境整備に加えて、一人一人の子どもたちに自分の命は自分で守る力を育むことが重要です。

今後とも、安全な通学路とするための取組とともに、学校における安全指導も充実してまいります。
見守りは保護者が全校で行っている
ご答弁ではほぼほぼ全ての学校で見守り活動をしていますというお話でした。だが、基本的には保護者の方々が、見守りをしていただいているということでした。

少子化の時代。今後はバス通学もあり得るのでは
今後の通学の在り方ということを考えると、私はある意味では、もう清瀬市みたいな小さな市は、何て言うのか、小さな市とは言いつつも、私は野塩団地で生まれて清瀬第四小学校に行っているときに通学に歩いて25分ぐらいかかるんですよ。これが遠くて、そういう意味では、そうなったほうがいいかどうか分からないが、バス通学とかそういうことも将来的には議論されていくようになるんじゃないですかね。きっと子どもが少なくなって、もう見守りなんかできなくなったら。

今回の提案の趣旨とは違うのでそれは置いておきますが、要するに、保護者だけではなくて、地域の宝なんだから、保護者じゃない地域もしっかりと子どもを見守っていってほしいよと。

市としてそうしたボランティア活動を掌握しておくべき
その上では、しっかりとそういう人たちのことを掌握というか、分かっていく。それは学校なのか役所なのかちょっとよく分かりませんが、自発的に、散発的に立っていただいているのは、それはそれで一つのいいことなんだが、今のこのご時世ですから、どこの誰が何やっているか分からないというご時世で、どこか千葉のほうでありましたね。見守り、保護者のPTA会長か何かが犯罪者になってしまったとかということがありますから、同じ立っているでも、目的が違って立っている人の心までは我々は見抜けない。やはりしっかりと分かっていく必要があるんだろうと思うんです。

ボランティア活動に市として事故や怪我の補償を
ぜひそういう意味では補償してほしい。補償というのはつまり、見守り活動しているときにけがしてしまった、事故に遭ってしまったとかというときに、しっかりと保険がつくのかどうかということを。そういう保険がつくかどうかというか、保護者がやっている分には分かっているわけだからつくのかもしれないが、清瀬第四小学校地域はさっき申し上げたように高齢者がやっているんですよ、これも。高齢者がやっていて、この清瀬第四小学校地域の見守りすごいですよ、私は思うが。

野塩団地の防犯パトロールの方々

明治薬科大学の学生が午後2時半ぐらいに、数百人の人たちが、大人ですよ、大学生だから、出てくるんです。その間に小学生が入っているんですよ。その中をどう安全を担保、放っておけば安全といえば安全ですが、民族大移動みたいにして帰るんだからね。だけれども車の非常に往来の多い柳瀬川通りですから、それは置いておいて、老人がやっているわけです、その中を。けがしたときにしっかりとした、保護者じゃない人たちがそういうことをやっていて、補償がつくのかということをちょっとお伺いいたします。

【答弁/南澤志公教育部長】
本市としましては保険に入っておりまして、そういった活動は保険の対象となります。ただ、学校管理下にあるという制約がありますので、しっかりとそのあたりについては把握していく必要があるのかなと思っています。
保険に入ることでメンバーが把握できる
ですから当然保険だから、ある種名前が必要だったりする場合もあるでしょう。場合もあるというか、普通名前を出したりするんだと思うんですよ、人数とか名簿を出せとかね、保険にかかるためには。そういう手続を踏む、保険をかけるためには名前と名簿を出さなければいけないから、自然掌握することになってしまうので、保険に入るということは一つの建前で、そういう手続の上でしっかりと掌握してくださいと。知らないよということにはさせないということです、私が言いたいのはね。

シニアクラブの活動として推奨を
ぜひこういうことも、さっきのシニアクラブとつながりますが、シニアクラブにも場合によったらこういうこともやっていただいたら、もうすごくうれしいしね。だが、自発的じゃなくて、やってくださいというとまた重荷になっちゃうからね。ぜひ我々もやりたいねということになれば、それはそれで。

話は前後しますが、むらさき会は高齢者と子どもたちとの多世代間交流なんていうのも去年やらせていただいて、そういう意味では、どちらにも、高齢者にも子どもにもウィン・ウィンですから。ですからそういう意味では、保護者だけではなく地域の人、なかんずく高齢者も見守り活動していくということも、ぜひ推奨していただきたいと思います。

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report | 道路交通