2023年10月19日

★市報の全面リニューアルを/令和5年9月議会

市報の全面リニューアルを

新しい市長として分かりやすいアピールを
澁谷桂司市政となって1年余、そして今、令和5年度予算からはご自身の意向の反映された様々な特色ある施策が行われています。これまでの清瀬市の歴史と伝統をしっかりと生かしつつ、中にはこれまでの市政ではなかなかできなかったような思い切った事業展開も散見されます。

新しい、若い市長はいろいろなことに挑戦をしている。市民目線としてそうした評価はある一定程度得られているのではと思います。

そうした中で、今後の課題としてぜひ取り組んでいただきたいのが広報の在り方です。トップが代わったことを最もアピールできるのは広報物だと思うからです。本市の二大広報媒体である市報とホームページは、新市長となって今日まで抜本的なリニューアルはされていません。

分かりやすく読みやすい市報にリニューアルを
本来は若い市長にふさわしく、若い世代が活用するネット媒体をまずリニューアルしたいところですが、ホームページは渋谷前市長時代に刷新したばかりのため、全世代をカバーし、全世帯への配布をしている紙媒体である市報を大きくリニューアルしてはと思います。

清瀬市市報
現在の市報

リニューアルのポイントは、商業広報を参考に写真や絵柄を多く取り入れ、グラフィカルなそして縦書き右開きの雑誌風にしてはいかがでしょうか。ご所見をお伺いいたします。
【答弁/木原雄嗣経営政策部参事】
市報はホームページと並び、本市の持つ最大の広報媒体でございます。市報の充実を望む方が多いことは、市政世論調査でも明らかになっております。一方で、市報を読まれていない方が一定数いらっしゃることも把握しております。特に若者の市報離れというのは、以前から課題として認識しております。

この問題意識を基に、平成30年10月に、市報を現状の在り方にリニューアルしたことはご案内のとおりでございます。このリニューアルに伴いまして、掲載ルールを見直すなど紙面構成の整理をいたしまして、昨今では、本年4月15日号からUDフォントを導入し、6月1日号からは一部フォントを拡大するなど、読みやすさ向上に努めております。

しかしながら、リニューアルから約5年が経過し、この間、新型コロナウイルス感染症の流行や、それに伴う経済対策事業などにより、行政情報は増加の一途をたどり、現在の市報は文字量が大変多くなっております。このため、テキストベースの情報が多くて見にくいという印象を抱かれかねないことは承知しておるところでございます。

議員ご紹介のとおり、商業雑誌は写真や絵柄を多く取り入れてグラフィカルであり、テキストも必要にして十分な量に抑えられており、その手法については大変参考になるものと考えております。

さらに、全戸配布しております市報は、市民の皆様にとって最も目につきやすい媒体であります。ビジュアル的に美しく刷新することは、本市のイメージアップのためにも非常に重要なことと考えております。

現在、多摩26市では22市が本市と同じタブロイド判を採用しております。雑誌風のA4版を採用しているのは4市となっております。A4版は印刷における作業工程が複雑であるため、時間的、予算的な負担が増してしまう側面はありますが、ハンディーで持ちやすく、ページごとに構成を変えられるなど、紙面デザインにおいて融通が利くメリットもございます。

今後、市報を単なる行政情報の発信手段として捉えるのではなく、本市が持つ最大のシティプロモーションの場として捉え、再度、リニューアルを視野に入れながら、よりよい在り方を見極めていきたいと考えております。

今地震がありましたね。新庁舎になって私揺れを感じたのは初めてなんですが、耐震、免震装置になっているから、ここで揺れを感じるということは、震度3か4かあるかもしれないので、ちょっと調べていただけると幸いです。

さて、私1回目の質問で、トップが代わったことをアピールするには広報紙が一番いいという理由で今回、市報のリニューアルをということを提案したと申し上げましたが、トップが代わる、代わらないにかかわらず、市報というのは、再三言っているように、市民と我々行政を結ぶ、ある意味唯一と言っていい、唯一じゃもちろんないが、全世帯配布しているわけですから、これはもう媒体としては最大最高の媒体であることは間違いないということですので、ぜひともリニューアルしてほしいという、これは趣旨なんですが、今般、市長がいろいろな施策をしていただいている。中には、これまでの市長ができなかったようなものもしているし、いろいろな意味において若いし、そしてすがすがしいし、いい男だし、やっかみもあったりしていろいろなことを市民からも言われます。

行政事業の主旨を正しく理解して頂くための市報のリニューアルを
何しろ本市の施策を様々やっていく上で、本市の考えはこうなんですよ、こういう意味があるんですよ、だから、駅前の樹木を切るんですよとか、だから、松山、野塩地域市民センターは出張所を廃止するんですよとか、つまりその本旨というものがしっかりと伝わらないで、何か意地悪で本市はやっているんじゃないのと思われてしまうというのは、これはやはり違うと思うんです。

その意味で、市報がしっかりと市民の方々に、本市のやろうとしていることの本当の意味をしっかり伝えていくという意味では、ぜひとも手に取って見ていただけるような紙面構成をお願いしたい。

これはかねて申し上げていることですが、現状の市報というのは本当にもう行政文書の一環で、やはりしようがないんですよ。行政は伝えたいことがいっぱいあるから、だから文字が羅列になってしまうのは仕方ないが、やはり市民の皆さんが多く目にする商業広報の在り方、グラフィカルで見やすくて、ちょっと見てみようかなと思うようなものにしてほしいということが趣旨であります。

本市にとっては、たとえ市民ニーズとして評判が悪いことであっても、持続可能な市行政、または市民の多くの方々にとって利益のあることであれば、やはりそれはどんなに評判の悪い事業でもやっていかなければならないわけですから、そういうことをしっかりと伝えられるような広報紙を目指してほしいということであります。

グラフィカルで雑誌風の三芳市の市報
その意味で私今回、非常に参考にしたのは、お隣じゃないかな、埼玉県三芳町の広報紙であります。清瀬市はもうよくご存じですが、この三芳町の広報紙、これ町ですからね。2015年、町ですからねというと何か変ですが、町のような小さなところだからできるということもあるし。だが、町のような小さな財政しかない、うちよりも恐らく財政規模は小さいんでしょう。そういうところでもできるよという二つの意味がありますが、このあるご担当の方が、やはり庁内の異動に伴い今度広報になったよというときに、読まれない広報紙を変えたいんだと。三芳町の魅力をもっと伝えたいんだということで、日本一の広報紙になったということです。内閣総理大臣賞というのを取ったということでありました。

三芳町広報誌・表紙この担当者、1人の担当者によって大きく変わっていったわけですね。私も今回ググってみたら、サイトの中で企業や自治体などのプレスリリースやニュースリリースの配信サービスをしているPR TIMESというTIMES MAGAZINEというサイトがあって、そこに変えたという張本人の方のインタビュー記事が載っていました。

この方はそれまでは福祉畑にいたのかな。それで今度広報になるよということで、そうかといって一念発起して大きく変えたわけです。様々障害があったと書いていますが、やはりこの人が何でそうやろうと思ったかというと、介護の福祉畑にいていろいろマンションとか訪問していたときに広報紙がいっぱい捨てられていたと。ポスティングするんでしょう、広報誌だからね。そのマンションのポストの脇にあるごみ箱にいっぱい広報紙が捨てられていたというわけですよ。これじゃいけないなと、税金がもったいないと思って、この状況を何とかしたいということで、町長に直談判をしてやったということでしたね。

この人自身は特段の何か広報スキルがあったわけでは全然なくて、カメラも触ったことないし、ソフトもワードぐらいしか使ったことのないような方だったそうですが、まずこの人がやったのは、子育て支援センターみたいなところや児童館に行って、若いお母さんたちにどんな雑誌だったら目にしたいですかと言ったら、そう言いますが、おしゃれなデザインがあると手に取りますよとおっしゃったと。

三芳町広報誌・中面

三芳町広報誌・中面
三芳町のグラフィカルな広報誌

そういうことで、よくあるのは、表紙に市民の方が割とばーんと1人載っかっていて、この広報の方も、表紙は主役である市民の方に積極的に出ていただこうと。読者と目が合うように、なるべく正面のカットのものを採用するようにしたということでありました。

こうするに当たっては周囲の人から、広報紙、市報というのは、大半はちょっと高齢の方々の主な読者層というか、若い人はあんまり見ない。その主な読者層である高齢者が離れていってしまうんじゃないかと、そんな雑誌風にしたらという懸念があったそうですが、高齢者、70歳代が今まで86%の方々が見ていたのが94%にまで上がったんだよと。当然若い方も、20代も73%だったのが、もともと73%というのも結構高いと思いますが、80%になったということでありました。

高齢者の方の多くは、時間があれば虫眼鏡を使って読んでくださっていて、若い人に合うようにおしゃれなデザインにすることで、今までつまらなそうだと思っていた方々も手を伸ばして、高齢の方も興味を示してくださるようになったということでありました。誰だって、そうしたらいいなとは思うわけです。

私どもというか、私も議員になってすぐに、やはり議会報というのが大変つまらないものでした。私は興味があったので見ていましたが、いやいやこういうのをちゃんと見る人は本当に大したもんだなと思っていました。

議会の皆さんと一緒に議会報を変えようということで、現在のいわゆる雑誌風な、表紙があって、写真があって、もう全部議会事務局の方がこれは作られていますが、そうなったいきさつがあります。

いずれにしても、これがいいというのはみんな思っているが、お話にあったような予算的なことがやはり最大のネックになってくるわけです。だからそこら辺の部分で担当参事にお伺いしたいのは、現状お幾らぐらいの予算で今の市報はなっていて、私が言うようなことにした場合に、幾らぐらい予算ががんと変わってしまうのかというところをお伺いします。
【答弁/木原雄嗣経営政策部参事】
以前市報の体裁を大きく変えて、A4版の16ページで想定しまして見積りを取ったところ、印刷製本費は約2,200万円になりました。それにつきましては、令和5年度、本年度予算の市報製作費860万円と比べて1,300万円ほど増加しております。これは折り込み代や裁断などの作業工程が増えることによる人件費の増加、また紙代が大幅に増加することなどが要因と考えております。
 また、シルバー人材センターに委託をしております全戸配布の業務にも、紙が変わることから重量が重くなることもありまして、その辺も含めて影響してくることと今考えております。
 その他、イニシャルコスト等については算出しておりませんが、ただいま申したとおり、ランニングコストである印刷製本費につきましては、約1,300万円以上のコスト増を見込んでいるところでございます。
紙代、印刷代など増える費用をどうするか
1,300万円プラスになる。これ単純に今おっしゃられたように紙代、つまり今までは、1、2、3、4、5、6、7、8ページなんだね。市報は今タブロイド判で8ページのものを、私が申し上げたような雑誌風にする。仮にこれ何ページにするかって、今、議会報が16ページですね。16ページに仮にしたとしての算出だと思いますが、単純に紙が、ページ数が増える。そして、全面カラー刷りだから、印刷費でプラス1,300万円も増えると。

今お話あったように、シルバー人材センターが今のタブロイド判で配っているのと同じ値段でやってくれるかどうか分からないということもありましたね。

考え得るのは、これはランニングコストですね。今おっしゃったように、イニシャルコストというのは、どういうデザインにするか。まずプロポーザルにするのかどうするのかにもよりますが、こういうのどうですかというか、ひな形を作っていただくわけですね。議会報もそうでした。いろいろな案をご提示いただく中で、どのパターンでやっていくのかということを考えなければいけなくて、それをまず、ひな形をどうするということを考える最初の費用も恐らく数百万円かかってくるんでしょう。

最も大事なところというのは、三芳町の場合は、これ市報、町報というのかな。丸々外注していたそうですよ。この雑誌風にするに当たって、外注ではなくて内製、庁内でやるようになった。それによって年間600万円ということは、月当たり50万円人件費として浮いたということであります。

私が承知しているのは、今現在市報は内製でしょう。内製でやっているから、これ変えてそのまま三芳町のように浮くということはないわけで、ということは、今やっている、市報を作っておられる方々が雑誌風の物を作るとしてついていけるかという話ですね。

だからそこら辺の、例えば今の人用で、または今のスタッフで、こうしたことができるのかどうかという可能性についてちょっとお伺いします。

【答弁/木原雄嗣経営政策部参事】
現在の市報発行に当たりましては4人で編集作業を行っております。また、リニューアルした際の人員体制等でございますが、市報担当の職員を増やす必要があるというよりは、それぞれ全庁的に市報に対する考え方をまず変えていかなければならないと考えております。
 行政情報を列挙するだけではなく、写真や絵柄を多く取り入れたグラフィカルな内容とするためには、市報記事の原案を作成する各所管につきましても、そのような意識で記事を出していただく必要がございます。
 実際の担当にそういったグラフィカルなことができるのかどうかというところにつきましては、それぞれ今後、そういったことになればそういった勉強をしていって対応できるものと考えております。

今、4人で行っていて、それでできるかどうか、増やすのかどうかというよりも、現物を見るとおっしゃるとおりで、全ページがいわゆる何ていうか、ちゃんと凝ったものになっているために、情報発信源である全ての部署から、いわゆるそういう意識の元の記事を出してもらわなければ困るよということです。もっともです、もっともです。

だが、三芳町のこのご担当の方ね、1人でやっていたんですって。全部1人でやっていたんですって。私、実は議員になる前の前職は、かねてから言っているように病院だったんですが、病院の広報を私はやっていて、おっしゃるとおりなんですよ。私のフィルターを通すことによって、病院の割と硬いものを柔らかくするという翻訳機能があるわけです。

デザインスキルのあるスタッフを
恐らく庁内全部の方の意識を変えるということももちろんそうなんだが、大事なことはデザインスキルを持っている、デザインセンスを持っている。人にどうしたら分かりやすく知ってもらえるかという考え方を持っている人を通すことによって、より分かりやすくなるということが大事だから、ある意味これはスペシャリストが必要なんですよ。

私はかねて、いつだったか言ったことがありますが、市内にはやはりそういう多くのフリーランスのデザイナーの方がいらっしゃる。そういう方を会計年度でもいいし、どういう形でもいいからぜひ雇用していただいて、そういうフィルターにしていただいたらいいと思うし、現在庁内でも、インデザインとかイラストレーターとかAdobeのそういう専用ソフトを使える方がいらっしゃることは私も承知しているので、ぜひともそういう方々のソフトを使えるスキルというよりはセンスですね。人に伝えることのできるセンスをぜひ身につけていただきたいと思うわけです。

それで、そういうことが今の清瀬市広報にできるかといったら、私は清瀬市職員はポテンシャル高いと思うし、なかんずく今回、市長が代わられた中でつくっていただいたシティプロモーション課の中で多くの人材が育っていて、今回の動画にしてもそうだし。

私ホームページで拝見したんですが、清瀬市、広報コンクールで入賞したんでしょう。東京都が広報コンクールというのをやっていて、市報きよせ令和4年4月1日号が一枚写真部門で2位に入賞したんでしょう。すごいじゃないですか。そういう何ていうか意欲や、やっていこうという人は大勢いるんだと思うので、ぜひこの点もご考慮いただきたいと思うんですね。

広告枠を増やして費用軽減を
お金のところで言い忘れましたが、私やはり予算については、今回こういうふうに雑誌形態に変わることによってより多くの人が見るよということであれば、広報価値、広告価値というのが上がるので、または広告を入れられるスペースも空く。市内にはそんな広告を載せるような企業や商店あまりありませんと言われてしまうんですが、だが、広報広告価値が上がるので、ぜひそういう広報広告収入というのを、それを原資として、そしてまた、単なる広告ということではなくてパブリシティ、記事広告と言って、例えば、市内の企業訪問みたいなコーナーがあって、例えば、金太郎市長の言い方を借りれば、清瀬にはあるな、結核のBCG研究所の特集をして、BCG研究所のことをPRして、記事広告として広告費も頂くとか。そういうところに値する、割と大きな企業というのは市内にもいっぱいあるので、いっぱいではないがあるので、こういうことも考えながら、ぜひ実現していただけたらうれしいと思います。どうかよろしくお願いをいたします。

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report | シティデザイン・その他