2023年10月19日
★自転車交通安全ルールの周知を/令和5年9月議会
自転車交通マナーの悪化が顕著な今般、よりその徹底が求められています。面積の小さなまち、清瀬市にとって自転車は大変便利な手段であり、歩行者と車と上手に共存していかなければなりません。しかし実際は、歩行者と車の間を無規則に走る自転車が散見され、あまつさえ、電動自転車の普及により自転車の利用者が増え、走行速度も上がっている現状、重大事故にもつながりかねません。
そこで清瀬市として、自転車交通ルールの周知をいま一度図っていくべきと考えます。
しかしながら、自転車走行において交通ルール違反に対する警察の規制が徹底されておらず、免許制でない現状では、なかなか交通ルールを周知していくことは難しい。自転車交通安全教室の機会をつくっても、参加者が少ないことは承知のとおりです。
ヘルメット購入補助に合わせて交通マナーの徹底を
今般、公明党市議団として、自転車ヘルメットの購入助成を求める要望を提出し、そして、今議会に上程されております。私たちは要望書にて、助成申請のその機会こそルール周知の好機と捉え、それを図っていくべきと訴えました。
■「自転車用ヘルメット購入補助を求める要望書」提出しました。 2023年08月22日
ぜひこの機会を生かし、交通ルール上の周知徹底をしていただきたいし、また、あわせて保険加入を促進していただきたいと思います。ご所見をお伺いいたします。
【答弁/原田政美都市整備部長】
警視庁のホームページより、都内及び清瀬市の自転車関連事故の推移を確認したところ、都内においては、令和4年中に自転車関連事故は1万5,276件発生しており、令和3年中と比較して1,944件増加しております。そのうち清瀬市におきましては、令和4年中に59件の自転車関連事故が発生しており、過去3年間を通じて増加傾向となっております。
また、一般社団法人自転車産業振興協会が令和4年度中に公表しております調査報告書において、平成30年と令和2年の自転車保有車種の割合を比較しており、シティサイクルと言われる軽快車が2.8%、電動自転車が2.5%、スポーツ車が1%増加となり、軽快な運転が可能であり、かつスピードを出しやすい自転車が好まれる傾向であることがうかがえます。
このような点を踏まえますと、議員よりご案内いただいておりますとおり、自転車運転者のマナー向上や交通ルールの周知につきましても、改めて啓発活動に取り組む必要性を本市としても感じております。
このような中、本市では、従前より交通安全に係る啓発活動といたしまして、交通安全協会役員による交通安全指導、ホームページ及び窓口における啓発活動や、現在はコロナ禍により中断をしておりますが、東京都の自転車シミュレーター、交通安全教室事業を活用した交通安全教育など、様々な交通安全対策を実施してまいりました。
あわせて清瀬市といたしましては、令和5年第2回定例会において、清瀬自民クラブ中村きよし議員よりご要望いただき、また、公明党からも要望書が提出されております、自転車乗車用ヘルメットの助成事業につきまして、交通安全に係るさらなる啓発活動と自転車乗車用ヘルメットの着用率の向上を総合的に進める施策といたしまして、本市が主催する自転車安全講習会を受講いただいた市民の皆様に、自転車乗車用ヘルメットの購入助成券を配付する事業を実施する予定でございます。
この自転車安全講習会では、自転車運転に関するマナー向上や交通ルールの遵守、自転車運転者の保険加入を促進する等の内容を予定しております。
今後は近隣にございます自動車教習所との連携を図り、自転車交通安全教室などが実施できないか、検討をしてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、自転車交通安全ルールの周知は、交通事故防止に大きく寄与するものであると考えておりますので、引き続き啓発に努めてまいります。
私だけじゃなくて皆さん、車に乗っていて自転車に冷やっとすることは多いわけですが、なかなか自転車ルールを守っていただくことは難しい。罰則はないんだし、警察に捕まることもないんだから。
とはいえ今回、道路交通法改正によって、交通違反したら捕まりますということはよくニュースとかでもやっていただいています。赤切符を切られたりしますのでね。行政処分されたり、刑事罰を受けたりしますので。ということはでも、まだまだ清瀬市内では警察による自転車の交通規制なんかやっていませんしね。やっていたらごめんなさい。あまり目にしないので、なかなか周知されていない。ということで、どうしたら交通ルールを守っていただくようなインセンティブを与えられるかというところだと思っています。
ヘルメット購入補助制度のスキーム
今般、ヘルメット購入助成をつけるべく上程していただきましたが、スキームについては先ほど言っていただいたんで大体分かりました。交通安全教室の受講をした人がヘルメット購入のチケットをもらえるということでよろしかったですね。これはどこでやるんですかとか、誰がやるんですかとか、何時間ぐらいやるんですかとか、そこら辺ちょっと詳しく教えてください。
【答弁/原田政美都市整備部長】
自転車安全講習会では、自転車運転に関するマナー向上や交通ルールの遵守、自転車運転者の保険加入義務化等の内容で、講習時間は50分を予定しております。会場はコミュニティプラザひまわりを予定しておりまして、実施期間は10月から12月までの平日ならびに日曜日の各月3回。定員は平日100人、日曜日は120人を予定しております。対象につきましては清瀬市民、対象年齢につきましては特に年齢制限等を設ける予定はございません。また講師につきましては、今のところ東村山警察署に依頼をしているところでございます。
なお、事業の詳細につきましては、市報及びホームページ等により周知をさせていただく予定でございます。
警察の方が講習をしてくださると、一時停止止まりましょうねとか、きっとそういう感じなんでしょうね。
私かねて思うのは、防災講座もそうなんですが、何とか大学の何とか先生が来て、地震のときには机の下に隠れましょうという、最近そんなことは言わないが、そういうのを聞いてもやはり、ぴんとは来るんでしょうが、大体分かるので、あまり来ないというか面白くないんだと思うんですね。
交通安全教室も、私はぜひスケアード・ストレイト、いわゆるスタントマンを使って、本当に車で引いちゃうというデモンストレーションがありますよね。あれはびびりますよ。ああいうのはぜひやっていただきたいし、もう一つは、私は防災士として防災講座をやるときに、この清瀬市、または私の住んでいる野塩で地震があった場合には、または豪雨があった場合には、こういうところに逃げて、こういうことをしたらいいんですよということを言います。
同じように交通安全教室も、市内のここは危ないよと。いやいや、もうどこも危ないんだが、事例に即して清瀬市中里のどこそこ、柳瀬川回廊のここは危ないからこうだよとか。
特に私は交差点なんかでは、恐らく自転車からすると、丁字路にしろ十字路にしろ、カーブミラーを見ていらっしゃるんだと思うんだが、こっちが直進で車で走っていると、ひょいと出てきて曲がってくることがよくあります、よくあります。恐らく見ていらっしゃるんだと思って、車が来ていることは分かるが、なるべく小さく回れば大丈夫だろうと思っているのかね。いやもうどきっとします。あれは絶対止まったほうがいいんですよとか、細かいことを言ってぜひやっていただかないと、交通安全教室をせっかく受講しても、何の意味もなくなってしまうので、一旦事故があるとどんだけ賠償金を取られるかとか、保険に入ってなかったら身ぐるみはがされるよとか、そういうことをぜひやっていただきたいんです。
その上で、今回はヘルメットの助成、逆に言えば、講習を受けたらヘルメットを半額で買えるよということですよ。それと同じように、受講したら自転車の損害保険、傷害保険、一月持ちますよとか、分からないが、何かそういうような、何か常に交通安全教室を受けることによるインセンティブを持っていくようなことがないと、なかなか交通ルールも徹底できないのかなと。
警察による取り締まりの強化を
一番いいのは警察による規制がどんどん入ることだと思いますが、警察のマンパワーを考えれば、自転車の交通規制でそうはならないと思う。でも、新聞報道なんか、ニュース報道なんかによると、いわゆる赤も含めて、切符を切ることによって税外収入、罰則金というかな。罰則金がやはり入るので、警察もしっかりこれに力を入れていくんだみたいな話をテレビでしていたりしますから、場合によっては警察も自転車に対する交通規制をするかもしれません。
いずれにしても、市民の安全をしっかり守っていくということが主眼ですので、ここら辺ぜひ交通安全教室、今までもやっていただいたことは何度もありますが、スケアード・ストレイトを含めて、学校における講習、そして市民における講習をやっていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
Posted by takosuzuki
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