2024年01月09日

★中央公園リニューアルのグランドデザインについて/令和5年12月議会

中央公園リニューアルのグランドデザインについて

令和七年度の完成へ向け、着々と計画の進む「南部地域児童館・中央図書館等複合施設及び中央公園整備事業」ですが、新庁舎事業に続いて、大変に夢のある希望あふれる計画として市民の皆さまとともに楽しみにしています。

隣接する看護大学の敷地も共有化
さて、先般の中央公園と敷地の隣接する看護大学との連携により、大学敷地を共用させて頂き、より素晴らしい計画になるとの報告がありました。

私自身、かねてよりこの中央公園のリニューアルを度々提案し、リニューアルにあたっては隣接するリハビリテーション学院跡地、小児病院跡地を有効利用させて頂くことによってその一帯を自然豊かな公園エリアとして計画できないかと訴えてきました。その場合、どうしてもその間に看護大学があり、なかなか地続きでの利用が阻まれるという難点のある構想提案でした。

リハビリテーション学院跡地まで一体化できないか
しかしながら、今般のこの連携により、看護大との境のフェンスをなくして看護大のエリアまで自由に行き来できることになり、児童館・図書館の建物として施設はともかく、面としての中央公園構想が大きく変更していけるのではないかとの可能性を感じます。

また、今回の中央公園整備事業は世界的な建築設計士である隈研吾氏によるものとして、大きな期待が寄せられる反面、予算規模や敷地面積が小規模であることに窮屈感もありましたが、今回の連携はそうした制約の一角を崩して頂いたような、とても良い仕事をされたと評価いたします。

そこで、今回の看護大学との連携の経過と、共用させて頂くことによって期待されるより充実する公園機能についてまずお伺いいたします。

中央公園リニューアルイメージ図

【答弁/今村広司統括監経営政策部長】
南部地域児童館等複合施設及び中央公園の整備につきましては、令和8年2月に、複合施設のオープン、令和8年10月に、公園も含めた全面オープンに向け、現在実施設計を進めているところでございます。

ご質問いただきました、中央公園に隣接する国立看護大学校との一体整備につきましては、本市と国立看護大学校の双方の資源を有効に活用することにより、地域活性化の推進を図ることを目的に、公園と看護大学校の敷地を一体的に利用できるよう整備させていただくことになったものでございます。

公園と大学を一体的に整備するという取組は、全国でも珍しい取組となりますことから、特色のある公園整備として全国的にも注目される事業になると考えております。

具体的な整備内容につきましては、現在、公園と大学の境界にフェンスがございますが、このフェンスを全て撤去し、園路などを整備することで、利用される皆様が自由に行き来できる環境となります。公園の面積が大幅に広くなるほか、国立看護大学校にございます、陸上のトラックや芝生の広場などの施設が利用できることから、利用者の皆様にも様々な活動をしていただけるものと考えております。

また、学生の皆様にも気軽に公園や複合施設にお越しいただける環境になることから、多世代交流や、さらなるにぎわいの創出が期待できると考えております。
看護大学との提携は素晴らしい
何しろ今回のこのジョブは本当にすばらしいジョブで、そもそも隈研吾さんが設計されるということで、決めていただいた時点でもこれはすばらしかったんだが、中間報告ということでご発表いただいた、看護大学校と一体整備は何という話でした、私はね。本当に喜ばしいことです。

中央公園・看護大学・リハ跡地の一体整備がそもそもの夢
私、何度もこの議会では、中央公園エリア、さっき申し上げたように、そもそもは中央公園を何とかしたい。これ都立公園にしてもらったらいいんじゃないかということで、企画部長だった今村企画部長、今は経営政策部長だ。その時代からお聞きしていて、つまり小児病院跡地というのがかつては問題になっていて、小児病院跡地、リハビリテーション学院跡地、中央公園、看護大学校を飛んで中央公園、これ一体整備すると、都立公園としての敷地要件に合うから、これでどうですかと言ったが、間に看護大学校があるから、飛び地になっちゃうんで、地続きじゃないからこの案もなかなか難しいということも言われていました。

看護大学のどこまで共有させて頂けるのか?
そういう中で、今回看護大学校が連携をしてくださるということでありました。今回地図というか平面図をご提示いただいて、本当にそれ自体もすばらしいんですが、看護大学校全面じゃなくて、その境のところまでの平面図だったので、今回の連携は看護大学校のどこら辺までを本市に共有させていただくことになったのかというところをまずお伺いします。

公園平面図

【答弁/今村広司統括監経営政策部長】
平面図ではグラウンドの辺りまでしかお見せできていないんですが、看護大学校はリハビリテーション学院に向かってかなり奥も広い敷地がございます。敷地全体を共有させていただくことになっております。
中央公園の敷地がより広く使える
これはすごいことですよ。今回グーグルマップで見てみましたが、何度も見ているんですが、中央公園のどれぐらいなんだろう、3倍弱ぐらいあるのかしらね。2倍以上あるよね、きっとね。それが開放していただけるということですから。もちろん看護大学校の敷地の中は、今回の中央公園整備と一緒に、例えば芝を張り替えるとか、舗装をきれいにするとか、そういうことはないので、今のままなんだが、何しろその境がないわけですから、中央公園に来た人はそのまま看護大学校の中も入れるし、先ほど来申し上げているように、そのまま地続きでリハビリテーション学院跡地になるということですよ。

リハビリテーション学院跡地は、今本市が管理しているんですね、借り受けているんです。一応用途としては一般開放はできていないので、そこは今クローズになっているんですが、私が言いたいのは、だからもうこれ結論はリハビリテーション学院跡地を今後しっかり検討して交渉していきましょう。

看護大学との提携に費用負担はあるのか
いずれにしても3倍近い、2倍以上ある、その敷地をお借りするに当たって、この事業そのものに費用負担として発生してくるのかどうか、そこら辺もお伺いします。
【答弁/今村広司統括監経営政策部長】
看護大学校の敷地を使うための借用料みたいなのはかからないんですが、今、間にありますフェンスの撤去費用と、一体整備に係る園路の整備などについては清瀬市が行う予定となっております。
借りるのはただだそうです。ただで貸していただける。本当に清瀬市というのは何て言いますか、リハビリテーション学院跡地もそうだし、看護大学校もそうだし、ただで使ってくださいと言ってくださるんですよ。

要するに、隣接するところは、今統括監が言っていただいたように、フェンスそのものは古い網のフェンスですから、当然それはもう中央公園の整備に当たっては、看護大学校が連携しようとしまいと、それはもうリニューアルせざるを得なかったんだろうと思うし、そこは取ってしまって、いきなり中央公園の本市の市有地まではもうきれいになっていて、看護大学校になった途端におんぼろというんじゃ困るから、やはりその隣接しているところはきれいにしていきましょうということなんだと思います。

看護大学を視察。様々な施設が空いている
今回、看護大学校を見せていただく機会がありまして、中も含めてよく見せていただきました。すばらしいところですね。私は明治薬科大学の横に住んでいますので、明治薬科大学というのは6年制ですし、もう何千人の学生さんがいますが、看護大学校はお聞きするところによると400人ぐらいだそうで、そういう意味でもとても静かな、当然学校がやっている時間に、私見に行かせていただいたんですが、あまり学生さんもいなくてたまに行き交うぐらいで、でも少数精鋭で、看護師さんを養成する学校ですから、もうしっかりとした礼儀正しいところで、施設も食堂スペースのような、学食のようなところもあったり、そしてまた、図書館もあったり、大学ですからね。これまでクローズとしてやってきた敷地の中は、大学機能はもう全部そろっているわけです。

言ったらトイレもすぐそばにあって、トイレここにあるんじゃ中央公園なんかに造らなくてもいいんじゃないかと私は思っちゃいましたが、もっと言うと、奥にテニスコートが4面あるんですよ。私は兼ねて、中央公園整備に当たっては、テニスコートはちょっとどけて何とか考えられないですかねと。テニスをやっていらっしゃる方がいたらごめんなさい。これだけの面積のテニスコートで、やはりテニスというのは最大4人しかプレーしないわけで、そう言われてみれば野球は18人ですから、面積当たりどうなんだという議論はちょっとさておいて、そういう意味では、リハビリテーション学院跡地をお借りして、そっちにテニスコートを移して、テニスコートと駐車場はリハビリテーション学院跡地に移して、残るところを丸々十二分にご検討いただきたいと思っていたんですが、看護大学校の中にテニスコートもあるんですが、これね、見たらどう見ても10年ぐらい使っていないテニスコートなんですよ。もう放置されて、これちゃんと整備して本市としてお借りできて、なおかつ、中央公園の中に整備しようとしていたテニスコートのエリアを、もっとこれ駅造れちゃいますよ、鉄道をこうやって。それぐらいの敷地に有効利用できるということも考えちゃいました。

私は想像力豊かなんで、そうした施設も市民に共有していただけるようにこの先になったら、もっとすごい中央公園計画になるんだろうなと思ったところです。

いよいよリハ跡地を駐車場として整備を
その意味で、もし看護大学校全面が中央公園になってね、今リハビリテーション学院跡地も本市が管理させていただいています。用途は市民開放していませんが、でも市民開放の用途で使わせていただけることになったとして、だが、でもこれは何度も何度も私聞いているので分かっていますが、年次契約ですから、もういつ返してくれと言われるか分からないという計画の上に立脚しているのでね。当然それ借りるということになれば、同じ契約の土壌で契約ということにはならないと思うんで、新たな複数年、3年とか5年とかということになるんだろうと思いますが、もしそういう借り方ができるんであれば、やはり駐車場整備をしていただいて、今ある体育館も手を入れたりして。


中央公園エリア

そうなってくると、その隣にアカマツ林です。これはもう皆さんよくご存じの小児病院跡地、小児病院を建て替えする、取り壊すに当たって、住民の方々から、そして我々議会としても、小児病院跡地は何百何千という子どもたちがみまかった地域であるから、何とかその遺恨の、鎮魂の意味を込めてアカマツ林を残してもらいたいという住民の願いが、小池都知事に金太郎市長が言ってくださいましたよ。そして、金太郎市長晩年に、もう亡くなる1年ぐらい前に親子の像が立って、そして今、きれいな整備されたアカマツ林になっているんでぜひ皆さん行ってみてください。

ここが、でも駐車場がないんで行けないんですよ。この間我々も市議団として行かせていただいたんですが、斉藤あき子議員が駐車場止めるところがなくて遅刻してきちゃったということがありましてね、それはいいんですが、これもしリハビリテーション学院跡地が一般開放されて、駐車場になったら隣ですからね、隣です。今、やつだ議員も言っていただいた松山緑地、これも多くの人に見てもらいたいが、車じゃ来れないんですね。複十字病院に止めるしかない。

そういう意味では、松山地域、この松山、梅園、竹丘、この南部地域における住宅密集地域における、一つの財産である松山緑地、そしてまたこの中央公園の一帯の地域、これをしっかりとエリアとして管理していく。そのパーキングスペース的な意味合いでリハビリテーション学院跡地もしっかり押さえていただければなと思っています。

これは今回看護大学校との連携をしていただいた、もうニュー澁谷体制の職員の皆さんですから、きっとこの先も大きな仕事をしてくださると期待していますので、ぜひお願いします。

もう一つ懸念は、やはり大学というのは基本クローズなところです。大学に限らず学校というのはね。だって、小中学校だって一般の人に開放していないわけだからね。基本授業のあるときは、一般の人は簡単に入ってくれないぐらいにやはり学校敷地というのは本来クローズであるべきところを今回オープンにしていただくという意味では、その使い方についてもしっかりと留意をして、何年かたってやはりなしにしましょうと言われないように、我々市民としても、丁寧な使い方をしていかなければいけないなと思っています。

他の市内大学ともいい提携を
統括監が言っていただいたように、全国でも例を見ない大学が、こうして公園として一体整備をしてくださるということです。市内には3大学あるうちの一角がこういう形でご協力いただける。社会福祉事業大学も、そしてまた、明治薬科大学は危険物があるから、簡単に一般開放ということにならないかもしれませんが、それでも、かねて私申し上げている、明治薬科大学の北側の柳瀬川流域のところや、そしてまた、薬用植物園が明治薬科大学にありますが、そういうところとか、部分的な開放というのは、場合によったらありかもしれないので、ぜひそういうことも含めてご検討いただければと思います。また、ご交渉いただければと思います。期待していますので、よろしくお願いいたします。

Posted by takosuzuki │ ■議会報告/City Concil Report | シティデザイン・その他