2025年02月11日
★野塩地域図書館の閉館後のスペース利用について/令和6年9月議会

野塩地域センターの館内レイアウトの変更を
野塩地域図書館は、明くる令和7年度に閉館し、その後の使い方が現在模索されています。もとより野塩地域センターは、秋津駅に至近とその立地もよく、現在は図書館を除いて、貸室のほか、児童館機能、シニアクラブの憩いの家機能、つどいの広場機能があり、1階ロビーには、この6月より市民サロンの機能もつくっていただきました。貸室でもオカリナ、コーラス、ウクレレといった音楽教室や、ヨガ、体操、太極拳などの健康教室、フランス語や書道などの座学教室など、様々な活動に利用されているそうです。
今回1階の半分近くの広いスペースが空くことになり、その用途は子どもたちの居場所を中心に地域の声をよくお聞きし、そのニーズに沿って有効な使い方をご検討いただきたいと思いますが、私としては、2階にあるシニア向けの憩いの家機能、また、児童館機能やつどいの広場機能を1階に移し、1階を既存の高齢者と子どもたちのゾーンとして、2階の児童館のあったスペースはコワーキング機能を持たせた「ことりば」にし、場合によっては、子どもたちの居場所としての学習もできるスペースとして、野塩センター全体を多世代で有効に利用できる施設として再整備してはと提案をいたします。ご所見をお伺いいたします。
【答弁/今村広司統括監経営政策部長】
野塩地域市民センターの機能の再編について具体的なご提案をいただき、ありがとうございます。野塩図書館のスペースの活用につきましては、公共施設全般を対象として、子どもの居場所について検討する公共施設を活用した子どもの居場所検討委員会で現在検討を進めているところでございます。
これまでに2回の会議を開催し、委員の皆さんからは、「家、学校以外のサードプレイスが必要だと思う」といったご意見や、「小学生の足で行ける距離に居場所があることが大事」、「乳幼児に対するサービスは充実しているので、小学校に上がったときのサービスが充実するとよい」などといったご意見を頂戴しております。
次回の検討委員会では、市内の中学生から直接意見を聞く機会を設け、実際に活用する際にどのような機能があったらいいのか、子どもたちは今どういうことに興味を持っているのか、利用してみようと思う場所にはどのような工夫が必要なのかなど、喜んで来てもらえるような居場所づくりに向けて意見をいただく予定でございます。
野塩地域市民センターは、出張所のデジタルサービススポット化に伴い、1階のロビーが市民サロンとして生まれ変わったほか、2階には児童館もございます。現在の野塩図書館は約400平米の広さがありますので、今後このスペースの有効活用について、今回の検討委員会の検討結果や、施設の利用状況、地域の皆さんのニーズを把握し、また、日頃から施設利用者の皆さんの声を直接聞いている指定管理者とも協議する中で、野塩地域市民センター全体の機能の再編成も含め、有効活用を検討してまいりたいと考えております。
その中で鈴木議員からご提案いただきました、現在、市民協働プラザ内にあるコワーキングスペースことりばの整備につきましても、ことりばの利用状況や、秋津駅周辺でのコワーキングスペースの設置状況などニーズを調査させていただき、検討させていただきたいと考えております。

【現在の野塩地域センター】

【鈴木試案の野塩地域センター】
私の案は、2階にある固定施設、つまり児童館スペースやいこいの家、そしてつどいの広場はみんな下に下りてきてもらう。
ということで、もう一つは、エレベーターを使ってしか上に行けない方々が多い施設、例えばいこいの家はそうですね。エレベーターを使っていく。そしてまたつどいの広場施設も、乳母車があるので、やっぱりエレベーターを使う。そういう人たちはやっぱり1階に下りてきてもらう。1階はこのように児童館といこいの家が入ってくる。
その上で、つどいの広場のところ、授乳室を入れる。こども図書館だったところにつどいの広場を入れていくんですね。そこの近くに子ども図書文庫、子ども文庫みたいなものを利用し、乳幼児施設をつくる。それはつどいの広場を運営している団体に併せて見てもらうということにする。
2階の第1集会室の部分が和室になっていますが、ここはいわゆる小学生ぐらいのタブレットを持ったり、漫画を読んだり、ゲームをしたりというような子たちを和室で使ってもらう。その下の第1集会室については、中高生の自習室にする。こういうような形で、もう全体を大きく変えていくというようなスペースにしてはどうかという案でございます。これもぜひご検討いただきたいと思います。
Posted by takosuzuki
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