2025年03月23日

■清瀬市の図書館事業改変について

清瀬市の図書館事業改変について

清瀬市の図書館事業改変については、図書館を愛する方々より地域図書館の存続を求める声が多数ありました。

それには、これまで6館だった図書館が2館に減ってしまうということから、大きな波紋を呼んだ訳ですが、整理すると役所の改変主旨は、施設としての図書館は2館に集約する、図書館として貸本の利用促進のため無償で配達をする、この二点です。

それに対して私たち公明党は、考え方としては図書館利用者の年々減少する状況下、集約するのは已むを得ない、そのかわりに残る2館の図書館は憩いの空間、また市民の交流空間として役割を多様化し、そしてブックカフェとしてコーヒーなどを飲めるようにしてほしい、電子図書館をさらに充実させてほしい、ついては近隣市と共同で運営し蔵書を増やしてほしい、地域での図書文化を促進するために学校図書室の地域開放とともに、市民の手による地域文庫の創設に手を貸してほしいとの要望提案を行ってきました。

この間、私の行った図書館事業に関連する提案は以下です。
代表質問/これからの図書館について 令和6年3月議会
総括質問/これからの図書館事業について 令和6年度予算特別委員会
野塩地域図書館の閉館後のスペース利用について 令和6年9月議会
電子図書館の広域運営を 令和6年12月議会
学校図書室の充実を 令和6年12月議会
★総括質問/新しい清瀬市の図書館事業のスタートにあたって 令和7年度予算委員会 ※未アップ
そして、図書館ではコーヒー販売の提供、電子図書館の地域連携の協議の開始、学校図書室は学校のCS(コミュニティ・スクール)化に伴い、順次地域開放すると決めて頂きました。

また市としても、廃止される4つの地域図書館は、新聞雑誌を含め主要な本は残してかつソファを置くなど、貸し出し機能こそしませんがその場で寛(くつろ)ぎながら過ごしてもらえるような空間として生まれ変わっています。それによって、子どもにとってのサードプレイスとしての確保継続、大人にとつての憩いの場としての機能はそのまま継続されます。

このように、昨(2024)年の三月議会で上程されてより丸々一年間の中で、様々にブラッシュアップされてきました。

そうしたことも全く評価されないまま、とうとう住民投票で決めよとの署名運動になり、それが議会にまで上程されました。

私ども公明党は、そもそも議会機能がいわゆる市民の声を代弁するものであり、その結果に納得いかない故に住民投票というのは、市の将来を左右する大きな問題に対して行われるべきであり(例えば、市の合併や原発建設など)、軽々に行うべきでない、との理由で今回は反対しました。

その臨時会の議論の中で、市長より“元町こども図書館”については、当面の間存続させるとの発表がありました。これにより、清瀬市の図書館は4館から3館の閉館に減少しました。

元町こども図書館、当面の存続決定しました。 2025年02月04日記事

また、先に行われた令和7年度予算特別委員会での私の総括質問の中で、今後市民サロンとして順次生まれ変わる地域センターでは、「おうち図書館」の受け取りもできる宅配BOXが設置されるとの答弁がありました。

そしていよいよこの4月、新年度より本の宅配サービス「おうち図書館」が開始されます。それに伴い、駅前図書館はリニューアルオープンし、新しい清瀬市の図書館事業がスタートします。

サービス上のことでは今後は様々修正していくことは考えられますが、根本的なことはこれでスタートします。市民の皆さまのご理解をよろしくお願いいたします。




Posted by takosuzuki │ ■政策/MANIFESTO