2026年03月07日
★物産展(アンテナショップ)の設置を。/令和7年12月議会

清瀬市においては、これまで「選ばれるまち」を目指し、多角的なシティプロモーションを展開してきました。その目的は大きく分けて二つあると考えます。一つは、定住人口の増加による長期的な市税収入の確保。そしてもう一つは、観光やビジネスで訪れる交流人口の増加と、それに伴う地域経済への波及効果です。今回は、後者の「市外からの来訪者による経済効果」に着目し、その受け皿となる拠点整備について提案いたします。
これまでのシティプロモーションとその成果
近年、清瀬市では「ひまわりフェスティバル」の拡充や中森明菜さんの協力を取り付けての清瀬駅百周年事業、また中央公園のリニューアルと夢空間の移設事業等の実施。さらに都心に近いながらも豊かな自然環境が残る「水と緑のまち」としてのブランディングや映画製作など、積極的なプロモーションが行われてきました。
その成果として、事業開催期間中のみならず、年間を通じて市外からの来訪者が散見されるようになり、市の知名度は着実に向上していると感じられます。また、メディア露出が増えたことで、市民自身の「シビックプライド(郷土愛)」の醸成にも寄与しており、プロモーション自体は一定の成功を収めていると言えるでしょう。しかし、大事なことは、「人が来た結果、市に何が残ったか」という点です。
今後の課題/地域にお金が落ちる仕組みの欠如
現状の最大の課題は、せっかく市外から足を運んでいただいた方々に対して、「お金を落としてもらう仕組み(マネタイズ)」が決定的に不足している点にあります。
例えば、イベントや散策で清瀬を訪れた方が、帰路につく際、「清瀬ならではの土産物」を買おうとしても、駅周辺にはそれらを一堂に集めた店舗が存在しません。結果として、来訪者はコンビニエンスストアやファミリーレストラン、全国チェーンのコーヒーショップに立ち寄る程度で市外へ流出してしまっています。これでは、交流人口が増えても、それが地域経済の潤いや市の収益(歳入)に直結しません。魅力的な農産物や特産品があるにもかかわらず、販売チャネルがないために「機会損失」を生んでいるのが現状です。
解決策/駅前クレアビル4階の戦略的活用
そこで提案したいのが、清瀬駅北口のランドマークである「クレアビル」4階の空きテナントを活用した、市の直産品販売所(アンテナショップ)の開設です。

空いているクレアビル4階の本屋跡地
この場所は駅直結という抜群の立地条件にありながら、現在は空きテナントとなっており、駅前の賑わい創出という観点からも大きな損失となっています。ここに、清瀬が誇る新鮮な地場野菜、蜂蜜、地元事業者による加工品やスイーツ、観光協会の開発したオリジナル商品などを網羅した拠点を設けるのです。
その点を踏まえ、以下、質問いたします。
ここ数年で行ってきたシティプロモーションの成果について
これまで清瀬市として行ってきたシティプロモーションにより、市外からの「来訪者数(交流人口)」は具体的にどの程度増加したと分析しているか、データとしてあればお聞きいたします。
今後の課題と地域経済への波及効果(お金を落としてもらう仕組み)について
次に、プロモーションにより来訪者が増えたとしても、それが地域経済への直接的な貢献、すなわち「市内でのお買い物」や「飲食」に結びついていなければ、一過性の賑わいに終わってしまいます。現状、市外からの来訪者が、清瀬の特産品や土産物を購入しようとした際、駅周辺にそれらを網羅的に取り扱う店舗がなく、購買機会を逸失している(お金を落とす仕組みがない)と考えますが、市のご見解を伺います。
補地としての「クレアビル4階」の活用と現状について
最後に、アンテナショップの設置場所として、清瀬駅北口の「クレアビル」4階は、駅直結という利便性と、市の玄関口としてのシンボル性を兼ね備えた最適地であると考えます。
同ビルは市の再開発事業の一環でもあり、その立地特性からしても、公共性の高い施設や市の魅力を発信する拠点として活用するのにふさわしいと考えますが、活用に向けた検討の余地はあるか、また、現在、同フロアは空きテナントとなっていますが、民間の引き合い(入居希望)等の状況はどのようになっているか、もし決まっていないのであれば、市が主導して借り上げる、あるいは第三セクター等を通じて運営するといったスキームは検討できないか、ご見解を伺います。
【答弁/戸野地域振興部長】シティプロモーションの現状と今後の期待
シティプロモーションの重要性と取り組みの背景
初めに、ここ数年に行ってまいりましたシティプロモーションと、その成果についてでございますが、少子高齢化や人口減少といった避けられない将来の大きな課題への対応や多様化する行政サービスを維持するためには、地域経済の活性化、税収の確保、定住・移住の促進、そして交流人口の増加が欠かせません。このため、選ばれるまちを目指すことが重要であり、本市では、シティプロモーションに力を入れて取り組んでおります。
清瀬駅開業100周年事業による知名度向上
これまでのシティプロモーションの成果としまして、昨年6月に実施をいたしました清瀬駅開業100周年事業が挙げられます。この事業では、市民と共に清瀬駅の歴史を祝う中森明菜さんによる楽曲を使用した発車メロディーや,直筆サイン入りパネル展示を行いました。また、西武鉄道株式会社や吉本興業株式会社の協力で、記念ラッピング電車の出発式や清瀬産ニンジンを使った、よしもとカレーの販売も行い、SNSや報道機関を通じた発信で、本市の知名度向上に寄与いたしました。
ふるさと納税の過去最高額達成と今後の展望
さらに、この活動が契機となった今年のふるさと納税の取組では、200件以上の申込みを受け、寄附額が過去最高の1,000万円を超える成果を上げています。
今後、市民との連携やにぎわいの創出を通じて、清瀬市を選ばれるまちとする取組を推進し、市民が誇りと愛着を感じられる環境づくりに注力をしてまいります。
駅利用者数の推移とプロモーション活動の効果
市外から清瀬市に訪れた方の人数でございますが、西武鉄道株式会社に確認したところ、令和5年6月と令和6年6月の清瀬駅の利用者数を比較いたしますと、約1万5,000人増加したとのことでございました。あくまで清瀬駅の利用者でございますので、増加の全てが観光等を目的として訪れた方とは限りませんが、市や観光協会が行ってきたプロモーション活動の効果もあったものと認識をしております。
今後も、市民の皆様と協力し、本市の魅力を広げるシティプロモーションの充実に取り組んでまいります。
地域産品の消費促進と販路拡大の現状
続いて、鈴木議員ご指摘のとおり、清瀬市に訪れた方々の消費を促進する仕組みや場所が少ない点、また、駅周辺に清瀬産品を網羅的に取り扱う店舗がない点は課題として認識をしております。市では、ひまわりフェスティバルや商店街イベントへの支援など、市内消費額の増加を目指した施策を、推進をしております。また、清瀬市観光協会が開発したきよせ棒や清瀬まん、やさいあられといった地域産品は、イベントや市役所売店での販売を起点に、現在は、市内のコンビニ、スーパーマーケットに加え、市外のアンテナショップやスーパーマーケットの一部店舗などにおいても販売をし、清瀬市を訪れる方や市外の皆様に向けたPR活動を進めております。
なお、今月11日からは、清瀬駅をはじめ、西武線沿線主要駅のトモニーにおいても、きよせ棒の販売を開始いたします。
今後も、市内外で販路の拡大を目指し、市内産品の消費促進に努めるとともに、清瀬市の魅力を広く発信してまいります。
市内アンテナショップ開設に向けた検討と課題
また、市内アンテナショップの開設について、ご提案をいただきました。清瀬市観光協会では、清瀬駅周辺に観光案内所とアンテナショップを兼ねた市のPR拠点施設を整備する計画について、以前より検討を進めております。クレアビル4階の空きテナントにつきましては、テナントの募集が実施されており、ホームページでの案内や窓広告、不動産仲介業者を通じた募集、企業への営業などが行われていると伺っておりますが、現時点では具体的な候補は決まっていないとのことでございます。
クレアビル4階への出店に関しましては、テナント料やクレアビル内の店舗との競合、市外から訪れる方々への認知度向上など、幾つかの課題が想定されるため、今後も市内アンテナショップの開設に向けて効果を最大化する手法や、立地条件を慎重に検討し、実現に向けて取り組んでまいります。
渋谷市政になって様々なシティプロモーションが行われてきて、もちろんシティプロモーションそのものは先ほど申し上げたように、すべて即効性のあるものではない。特に今回の、私も先だって申し上げた中森明菜さんの件や「夢空間」の件、中森明菜さんの件は駅の開業100周年ですから、要するに中森明菜ファンと「鉄オタ」をいじったよということでね。そういった意味では、徐々に効果が出てくるものであろうし、夢空間についてはオープンになってからが当然まあ集客に恵まれてくるわけですから、それを見越した上で、こういう物産展をしっかり開設しては、というのが今回の提案なわけです。
観光協会の設立とこれまでの成果
いずれにしても、これまでやってこられたシティプロモーションについては、非常に功を奏しているし、今般作られた観光協会についても非常に効果があったというふうに思っています。
オリジナル商品の開発状況と反響の確認
今回、市長の行政報告にもありました、新しいオリジナル商品についても少し披露されました。前回も私申し上げたんですが、清瀬オリジナルの商品開発をもっとどんどん進めていくべきだという点をして、それ以後もまだあれで多分6月議会ですから、半年経つか経たないかでも矢継ぎ早に出てくる商品ラインナップが、私自身もよくわかってない面があるんですけど、ラインナップはちょっと、もしわかればお知らせいただければ。そしてまたその評判含めて、お知らせください。

きよせブランドのオリジナル商品
【答弁/戸野地域振興部長】
市観光協会のオリジナル商品の売上は大変好調で、コーンポタージュは約4,500個販売をしております。「キヨハチ・サイダー」はひまわりフェスティバルにて販売開始後、初回分が完売をし、累計約6,000本を販売いたしました。「清瀬コーンポタージュ味」は約50,000本、「清瀬55カレー」は約30,000食を販売し、「清瀬はちみつ」につきましては限定200本がほぼ完売の状況となっております。また、味億本舗とのコラボ商品「野菜あられ」は約200袋を販売いたしました。
これらの商品は多くのリピーターがいらっしゃるほか、市外のイベントでも大変好評をいただいており、市内外問わず多くの方に親しまれる商品となってございます。以上でございます。
市外マーケットへの戦略的なセールス展開
いろんな商品が出て、これらは薄利多売でいっぱい売らないと収益が上がらないので、その購買対象は市民の方だけではなく、市外の方々、何倍もあるそのマーケットに対してセールスをかけていくべきだということであります。
イベント会場と市外客向け売り場の構築
ひまわりフェスティバルは、独自にその会場内で物販エリアを作っていただいて、あれはあれでも大変素晴らしいし、そしてまた市内コンビニエンスストア等でも置いていただいているということで、それもそれでとても素晴らしいんですが、市外から来ていただいた方々に対する売り場をしっかり作れよ、っていうことが今回の私の提案でございます。
立地条件の検討と動線の課題
いずれにしても、今回クレアビルということを言いましたけど、あそこが最適地だって言ったんですけど、本当は最適でもないのです。やっぱり4階なのでデッキ渡ってこられて、2つ階を上がらなきゃいけないって、まあそれはそれなりにちょっと動線に難がある。本当の意味での最適っていうのは、以前京樽のあった北口駅のところとかね。もしくは立ち食いそばのあった中2階のところですかね。ああいうとこが本来はいいんでしょう。
駅舎改修に合わせた観光協会の拠点化と機能強化
まあその意味では、市長が今回の再選への意気込みの中で、今日の読売新聞にも出てましたけど、そこでもちょっと触れられていた清瀬駅舎改修の中でね、その観光協会も入れていただけるのが一番いいんだと思います。いずれにしても観光協会をアンテナショップにして、いろんなものを情報やそれから物販もできるようなエリアとしてやっていくのが一番いいと思います。ぜひこれはご計画いただく中で、いずれにしても観光協会が役所の中にあるというのは非常にもったいない。これも外で打って出る、そういう機能を持った協会組織なので、ぜひそれご検討いただければと思います。
シティプロモーション一般については以上で終わります。
Posted by takosuzuki
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