2026年05月06日
★代表質問/所信表明より/令和8年3月議会

通告に従いまして、公明党を代表しての提案と質問をさせて頂きます。
いよいよ令和8年度が始まります。新年度は、向こう10年のグランドデザインの描かれた第5次長期総合計画のスタートとなる年です。と同時に、市長が一期満四年を終えられ、かねて表明されている通り、二期目の市政運営にかける年でもあります。
新たに策定された長総では、基本理念も「手をつなぎ 心をつむぐ 緑の清瀬」から「ともに未来をひらき 笑顔と緑があふれるまち 清瀬」へと代わり、新しい清瀬の将来像もご提示頂きました。
言ってみれば、市長一期目のこの四年間はシン・澁谷市政としての独自性を発揮されたとは言え、急きょのリリーフ登板であり、行政事業の継続性の観点では百パーセントやりたかった市政運営ではなかったことと思います。しかし、新年度は第5次長総のスタートと相まって、これまでにない全く新しい清瀬、澁谷市政2.0を作る好機ともいえるのではないでしょうか。
今回、市長は現職として市民の皆様から審判を仰ぐことになります。そのため、今回の代表質問においてお聞きすべきは、単に新しく迎える単年度の計画にとどまらず、向こう4年間、ひいては長期総合計画に示された10年間を見据えた、より大局的な抱負やビジョンをご披露頂きたいと考えます。
各種大規模プロジェクトの工程と「都立公園構想」への提案
その意味から、今回の所信表明ならびに予算概要では触れられていない清瀬駅南北駅前開発について、また秋津駅大踏切の開発について、向こう4年間でどう進めていくのか、お聞きいたします。もちろん、グランドデザインとしての全体計画、完成予定も合わせてお聞きしますが、その工程表の中で向こう四年間はこのように進めていくという一里塚をお示し頂ければ幸いです。旭ヶ丘地域における新駅構想についてもお聞きします。
同じく所信表明では触れられていない、「都立公園構想」についても、お聞きいたします。私はこれまで、中央公園から看護大を挟んでリハビリテーション学院跡地、アカマツ林保存林までのエリアを都立公園として都へ要望をと、かねてよりお訴えをさせて頂きました。また昨年は、柳瀬川の城前橋から金山緑地公園を含む地域、あわよくば柳瀬川回廊全体を都立河川公園へと提案要望を付け加えさせて頂きました。これらのエリアは、清瀬市が誇る豊かな「水と緑」の象徴であると同時に、医療福祉の街、また「結核の街キヨセ」として日本の医療を支えた歴史的レガシーが色濃く残る、かけがえのない財産です。
いずれも整備管理をしていくとなると、大変なコストがかかる事業となることから、清瀬市にたったひとつもない都立の公園へと要望頂きたいものです。
これらのテーマについて、特に清瀬駅南北駅前開発ならびに秋津駅踏切改修はいずれも莫大な費用のかかる事業であり、この物価高の世情でしかも財政難の市財政で、どのように財政的な担保をし計画していくのか、大変な難問であります。
これらの課題に対し、市長がどのような道筋を描き、決断を下していくお考えなのか。これらを含めまして、市長のご所見をお聞きいたします。
【答弁/澁谷桂司市長】清瀬駅周辺未来構想ビジョンの詳細について
10年間の市政運営の考え方と2期目への決意
それでは、私から、第5次清瀬市長期総合計画でお示しをしてございます、今後10年間の市政の運営に対する考え方についてご説明申し上げたいと思います。
令和8年度は第5次清瀬市長期総合計画のスタートの節目のところでございます。向こう10年間のまちづくりの羅針盤となる計画であり、四つの将来像として掲げました10年後の姿の実現に向けた第一歩の年となると考えてございます。
私にとりましても、この来る清瀬市長選挙で市民の皆様からのご負託をいただければ、第2期目の市政運営の初年度となり、市政のかじ取りという重責を改めて胸に刻み、2期目の市政運営に取り組んでまいりたいという決意でおります。
清瀬駅周辺リニューアルと秋津駅踏切の整備計画
清瀬駅周辺のリニューアルにつきましては、今年度清瀬駅周辺未来構想ビジョンを策定しているところでございます。令和5年度の基礎調査から始まりました3年間で、ようやく清瀬駅周辺の今後あるべき姿、そして取組の方向性につきまして、市民の皆様、また議会の皆様にお示しをする段階となりました。
清瀬駅周辺のリニューアルにつきましては、本市の玄関口であります清瀬駅を中心といたしまして、都市基盤の強化やにぎわいの創出、利便性を高める重要な事業であると捉えております。
清瀬駅南口につきましては、歩行者の皆さんの動線の安全の確保、駅前広場の機能の向上を中心として、段階的に整備を進める必要があると考えてございます。
北口につきましても、交通結節機能の充実や、民間活力の導入可能性を含め、具体的な整備手法を今後検討してまいりたいと考えてございます。
令和8年度は、今年度策定をいたしました清瀬駅周辺未来構想ビジョンを基に庁内で検討を深め、令和9年度から令和10年度にかけまして、清瀬駅南口、清瀬駅北口の駅前広場基本計画の策定に着手していく予定でございます。
また、ご質問いただきました秋津駅の踏切の周辺の整備につきましては、慢性的な交通渋滞や歩行者の皆さんの安全の課題などを抱えており、鉄道事業者や関係機関と連携をし、抜本的な安全対策を講じていかなければならないと考えてございます。踏切自体の拡幅だけでは慢性的な混雑状況は改善する見込みが極めて低いと鉄道事業者からアドバイスを受けているところでございます。
本市といたしましても、踏切に接続する道路の拡幅を現在優先的に進めておるところでございます。令和8年度は、道路拡幅に向けた用地取得のための不動産鑑定を実施し、令和9年度以降に移転補償調査、用地取得、また、具体的な設計を着実に進めてまいりたいと考えてございます。
旭が丘・下宿地域の一体的な整備ともうひとつの新駅構想
また、旭が丘地域におけます新駅構想につきましてもご質問いただいております。
この地域に新駅を誘致するということは、当該地域の活性化や交通利便性の向上に資するものと考えており、大変重要な課題であると捉えております。所沢市、新座市、練馬区及び清瀬市で構成をいたします都市高速鉄道12号線延伸促進協議会で、東京都や埼玉県に要望活動を継続して行っているところでありますが、やはり事業採算性、また、まちづくり周辺整備との一体的な検討といった課題も指摘をされているところでございます。また、この地域を通過しておりますJR武蔵野線の新駅誘致につきましても、あわせて検討していることは、これまでもご説明をさせていただいているところでございます。
第5次清瀬市長期総合計画にも位置づけておりますが、下宿、旭が丘地域の一体的な整備を検討する中で、下宿、旭が丘地域のまちづくりを今後どのように考えていくかといった視点で、各種新駅の設置も含め、具体的に検討してまいりたいと考えてございます。
都立公園構想および柳瀬川回廊の保全活用
次に、都立公園構想についてご答弁申し上げます。
本市中央公園からアカマツ保全林に至るエリア、さらには、柳瀬川流域を含む広域的な水と緑のネットワークは、本市の誇るべき財産であることは、鈴木議員からのご指摘のとおりだと考えてございます。
これらを都立公園として再整備、再編をすることは、広域的な視点からの環境保全と観光資源化、防災機能の強化につながる可能性も秘め、従前から鈴木議員からもご提案をいただいておりますとおり、本市の魅力の一つになるものと考えてございます。
一方で、都立公園化には当然東京都との協議、底地権利の整理など、多くの課題があるのも事実でございます。東京都と連携を深め、実現可能性を丁寧に検討してまいりたいと考えてございます。
柳瀬川回廊全体を都立河川公園へといったご提案につきましても、広域的な価値を持つ河川空間の保全活用に関しましては、市単独で完結できるものではございませんので、引き続き東京都など関係機関と協議、調整を図ってまいりたいと考えてございます。
厳しい環境下における財政規律と「選択と集中」
終わりに、財政運営につきましてご答弁申し上げます。
物価高騰や社会保障関係経費の増大など、大変厳しい財政状況が続いております。財政需要の大きい事業につきましては、事業の優先順位をしっかりと見極め、国や東京都の補助金を最大限活用する中で、長期的な財政見通しに基づく計画的な実施により、将来世代へ過度な負担を回避するように努めてまいりたいと考えてございます。
あわせて、これまでも取り組んでおりますが、効果の薄い既存事業の見直しや、自治体DXの推進による行政事務の効率化など、限られた行政資源を重点施策に配分し、財政規律を守りながらも、必要な投資は時期を逃さず実行する選択と集中を徹底していくことが重要であると考えております。
清瀬市が選ばれるまちとなるためには、未来への投資と足元の暮らしの安定を両立させなければなりません。今後も市民の皆様、また議会の皆様のご意見をいただきながら、しっかりと市政運営に取り組んでまいりたいと考えてございます。
何はともあれこの4年間過ごされて、先ほども申し上げましたが、コロナ禍の中での船出であり、予定しなかった急遽のリリーフ登板ということであってのこの4年間でしたから、従来、市長がおやりになりたいと思っていたことはなかなか出来得なかったということであろうかと思います。
とはいえ様々、この4年間で市長の成し遂げられたことは多々あって、喫緊ではもちろん中央公園だし、夢空間だし、または清瀬駅50周年事業の一連のことであるし、様々あります。
今回、所信表明では記されていませんでしたが、清瀬駅構想というのは、南北の周辺開発というのは、やはりこれは澁谷市長でなければ決断できない事業だと私は思っています。
今回もちろんおっしゃらなかったが、未来構想ビジョンという形で、R7においては策定中、間もなく策定されるんだと思うんですが、この未来構想ビジョンの中身について、ご披露いただけることがあればご披露いただきたいと思います。
【答弁/澁谷桂司市長】JR武蔵野線新駅構想の優位性と清瀬市主導の必要性
未来構想ビジョンのスローガン“みんなで育む まちのホッとリビング 駅まちきよせ”
先ほども申し上げましたとおり、現在、未来構想ビジョンにつきましては、最終の大詰めを迎えているところでございます。
内容につきまして、現在での具体的なところはなかなか申し上げづらいところもございますが、かいつまんで概要につきましてご答弁申し上げたいと思います。
まずは清瀬駅周辺の特性と現状を踏まえまして、課題を整理いたしております。目指すべき清瀬駅周辺のまちの姿を、「みんなで育む まちのホッとリビング 駅まちきよせ」というスローガンを掲げ、にぎわいとゆとりが調和したまちのリビングのような駅前を目指してまいりたいと考えてございます。
未来構想ビジョンの4つの方向性
そして、目指すべき駅周辺の姿を実現するため、拠点機能の強化、また、交通機能の充実、また、様々な環境にまつわるルールをつくり、人や様々な機会を生み出す仕組みづくりの四つの方向性を示しているところでございます。
南北の駅前広場や道路整備、また南北移動の駅の自由通路の改善、これは駅舎の建て替えも含むと考えてございますが、バリアフリーの推進など、基盤整備に加え、商業機能の充実やイベントの活性化など、ハード面、ソフト面の両面から取り組んでいく必要があると考えてございます。このビジョンはあくまでも理念的なものでございますので、清瀬駅周辺のまちづくりのあるべき姿と、それに向けた大きな方向性を示しているというものでございます。
清瀬駅周辺を一体的に捉え、今後具体的な計画を関係者の皆様、また市民の皆さん、そして議会の皆様からご意見をいただきながら、実現に向けて着実に進めてまいりたいと考えてございます。
まちのリビング、家に例えればリビングのような地域に清瀬駅前をしたいというすてきな発想だと思います。
そもそも清瀬駅開発というのは私もこの議会で提案させていただいたときには、駅舎改修というところがポイントでして、私は駅前開発とか再開発はごめんなさい、一回も言ったことありません。駅舎改修という部分、駅舎を改修することによって清瀬の顔がリニューアルされるという発想は私は持っていましたが、市長が今般というか、昨年、一昨年、駅前開発という構想を打ち上げられて、もう新たな芽が私も開かれた思いがいたします。これはもう期待していくしかないので、今後も注視していきたいと思います。
新駅構想についても、大江戸線、そしてまた武蔵野線の新駅構想、いずれにしても、これも何といいますか、大江戸線については、もう地下ですから、大変なお金がかかる問題でもあるし、また、東京都から埼玉県新座市に入ってということを考えるとなかなかハードルの高い事業。とはいえ新座市も、一番は新座市だと思いますが、所沢市も、うちも、清瀬市ものぼりを立てて熱心に活動しているということであります。
その意味では、同時にやはりこれも市長の発案であったろうと思いますが、武蔵野線新駅構想というのは、地下を掘ってくるわけじゃなくて、既にある路線に、具体的に言えば、市長の構想で言えば、下宿地域市民センターのところの柳瀬川の上に橋が通っていますが、橋の上に駅を造ろうというのが新駅構想ですよね、市長の発案された。これは大江戸線を地下掘ってくるのに比べたら、これはもう桁外れに安く上がるというか、地下を掘ってこないわけだから。そういう意味ではハードルはうんと低いんだろうと思います。それによって、市長おっしゃる、下宿地域、旭が丘地域というのが、また清瀬駅周辺開発とはまた別の意味で、駅前開発として栄えてくるんだということがご構想なんですね。
大江戸線については先ほど申し上げたように、新座市、所沢市、熱心に3市共同でやっていますが、新駅構想、武蔵野線の新駅については、もうこれは所沢市も東所沢駅がありますし、新座市もそばに新座駅がありますし、所沢市も新座市もあんまり興味ないんだと思うんで、これはもう清瀬でしっかりと市長が交渉をJRとしていただきながら、市長がというか清瀬市として主導していくしかないんだと思っておりますので、ぜひお願いをいたします。
大規模プロジェクト(箱物事業)における財源担保と民間活用の手法
いずれにしても、今般、中央公園の大規模リニューアルが終わります。そして次は、大きなことで言えば、清瀬小学校のリニューアル。そして、私はだからこの長期総合計画で言うならば、清瀬駅前開発と新駅構想になってくるんだろうと思うんですね、大きなものは。いわゆる箱物的なことで言えば。
この箱物的なことというのは言うのはただですから、こういうのを造りたいと言えばいいんだが、財政的なことがしっかりと裏づけされてなければ、これは単なるもうほら吹きと同じなので、その意味で市長はこれまで何度も民間活力の導入とかいろいろなことをおっしゃっていまして、今回もPFIとかいろいろおっしゃっています。PPPとかということもありますし、そこら辺含めて、財源の担保、市長の中でご構想があればお伺いいたします。
【答弁/澁谷桂司市長】
駅舎建て替えの背景とPPP/PFI・組合施工による財源創出
まず清瀬駅周辺の構想つきまして、先ほどご答弁申し上げましたが、これは清瀬駅の建て替えというのが先ほど議員からご指摘いただいたとおり出発点であります。鉄道事業者との話合いの中で、清瀬駅に例えばこれは陳情もご採択いただいておりますが、エスカレーターをつけてもらいたいという陳情もいただいております。全会一致で採択されています。これにつきましても、実現するには、駅舎のもう建て替えが必要ですということは鉄道事業者から言われていて、それをではどうやったら実現できるんですかという話になったときに、もう今の駅のスペースではもう無理です。これ以上やることができないので建て替え。建て替えについては、駅前の開発とセットでなければできませんということを鉄道事業者からアドバイス、ご提案をいただいた中でのこれまでの駅前構想ビジョンのここまでの策定の経過だということで、皆さんご理解をいただいているものと思います。
それから、先ほどのJRの新駅のことですが、一つはJR武蔵野線の輸送力に若干まだ余裕があるというところと、やはり私ども北部地域の交通要衝というものが必要だろうと思っておりますので、もちろん地下鉄の都市高速鉄道12号線ももちろん延伸活動をやるんですが、併せてやはりJR武蔵野線に新駅を造ることで実現可能性が高まるんではないかという考えの下、市議会の皆さんからもご提案、ご要望いただいておりますので、それについて実現可能性を探っていきたいと思っている中で、今ご指摘をいただきました財源の問題が発生するということだと思っています。
私ども繰り返し財政状況が厳しいと言っている中で、どうやって事業財源を見いだしていくのかというところが一つのポイントでございますので、私どもとしては、リニューアルにつきましてもそうですし、大きな事業もそうなんですが、多額の財源が必要なことは私どもも自覚をしているところでございます。国や東京都の補助金を活用するのは当然でありますが、整備手法につきましては、今議員からお話がありましたPFI、PPP、様々民間活力の民間資金の導入も含めて今後検討をしていくこととはなると思います。
南口につきましては、本市が直接施工という形ではなくて、例えば、組合施工の土地区画整理事業、もしくは再開発事業などを活用することによりまして、組合の皆様が保留地を売却することによって事業費を捻出するという事業スキームが考えられると考えてございます。
また北口につきましては、民間資金を活用しました再整備など、本市の負担を限りなく低減をした上で財政計画、また様々な事業計画を組み立てていきたいと考えてございます。
やはりこれまでPPP、PFI、また様々大規模開発の事業というのは、現在私どもの職員で経験している者がおりませんので、今、国も含めて様々なところで勉強させていただくということで、私ども庁内で職員が勉強を重ねております。様々な事業に挑戦をしていきたいと思ってございます。
今後の10年間も澁谷市長の実行力に期待
大きな話なんですが、きちんとした駅前開発ないし新駅構想、これらしっかりやっていく中で、これはもちろんお金かかることではあるし、今おっしゃったように、なるべく厳しい本市の財政の中でやっていくことで、後でしっかりとリターンがある。まちの開発というのは、それなりに担税力のある人が引っ越してくるとか、または本市の事業が活発になっていくとか、しっかりとリターンがあるということの意味での開発ですから、これはやはり澁谷桂司市長でないと、卓越した実行力とあふれる知恵と、そうしたリーダーの下で、この向こう10年間ぜひ成し遂げていただきたいと思います。自信を持って今回の闘いに挑んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。
Posted by takosuzuki
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